本当に愛らしいPちゃんというわんちゃんがいました。
去年の6月に来院されて、皮膚のしこりを手術で切除しました。
切除した組織を病理検査に出した結果、肥満細胞腫という悪性のガンでした。
術後は、抗がん剤で定期的に来院してくれており転移もなく落ち着いていたんですが、
今年の三月に貧血になっていることがわかり、肥満細胞腫の再燃が確認されました。
Pちゃんは、いつも病院にくると、本当に楽しそうにしてくれました
抗がん剤は病院スタッフにとっても精神的につらい治療です。でもPちゃんは、私を励ますようにいつも
頑張って抗がん剤治療を乗り越えてくれました
いつからか、とっても大切なわんちゃんになっていました。その笑顔や明るい性格が大好きになっていました。
たくさんの治療に応え続けてくれて、最後は輸血も乗り越え、診察室で私の手からごはんをたくさん食べてくれました。
でも、その来院された次の日、Pちゃんは天国に行きました。最後にPちゃんを抱っこさせてもらいました。
前日のごはんを食べてくれたPちゃんの姿を思い出すと、一年間の思い出が一気に胸に込み上げてきました。
飼い主さんともたった一年強のお付き合いでしたが、そのPちゃんの病気にひたむきに向き合う姿を尊敬していました。
精一杯してあげたつもりでも、もっと何かしてあげられたかなって思うことばかりです。
天国でも楽しそうに笑顔で走ってるPちゃんを想いながら、また頑張ります。ありがとう!!Pちゃん!
いつまでも忘れません・・・。