杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・佐藤発言をマスコミはどうとりあげるか~逐次追加します

2007-08-17 01:21:03 | 憲法問題
佐藤氏の発言をTBS以外がまったく取り上げていなかったことの問題性について、今日の記者会見で「来ている報道機関にそのわけを聞きたいくらい」述べ、賛同者の方のマスコミ批判のコメントを2,3読み上げ(賛同者のかたのコメントをアトランダムに拾うのですが、マスコミ批判にぶつかってしまうのです)るなどしていたので、この問題をマスコミがどの程度取り上げるかも注目しているところです。

<共同通信>

「駆け付け警護は違憲」 ひげの隊長に公開質問状
 元陸上自衛隊1等陸佐の佐藤正久参院議員が、イラク復興支援の現場でオランダ軍が攻撃を受けた際、駆け付けてあえて巻き込まれて警護を行う考えだったことを民放ニュースで明らかにしたのは、意図的に緊急状態をつくりだした上での攻撃で自衛隊法や憲法に違反するとして、弁護士ら有志が16日、佐藤議員に公開質問状を送付した。

 「ひげの隊長」として知られた佐藤議員は復興支援現場で指揮官を務め、7月の参院選で自民党比例代表で初当選した。

 集団的自衛権に関する政府の有識者懇談会の内容を伝える10日の民放ニュースで、佐藤議員は「オランダ軍が攻撃を受ければ、情報収集名目で駆け付け、あえて巻き込まれ(警護に)行ったと思う」との発言をした。

 公開質問状では「実質的に正当防衛・緊急避難の要件を満たさず、自衛隊法に違反するばかりか、憲法9条をないがしろにし、自衛隊派遣の国会決定を超えた行動」と批判、真意を問い掛けた。

2007/08/16 19:08 【共同通信】


<毎日新聞>

イラク派遣:元陸自のヒゲ隊長、佐藤参院議員に質問状
 元陸上自衛隊イラク先遣隊長の佐藤正久参院議員が、派遣先のイラクで他国軍隊が攻撃を受けた場合、駆け付けて援護する「駆け付け警護」を行う考えだったことを表明したことに対し、弁護士ら約150人(呼びかけ人代表・中山武敏弁護士)が16日、「違憲」と公開質問状を送った。

 佐藤氏は10日に放映されたTBSのニュース番組で、当時イラクで指揮官として「駆け付け警護」を行うつもりだったことを明言し、「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」と発言した。「駆け付け警護」は、正当防衛を超えるとして憲法解釈で認められていない。

 質問状は「違憲、違法なもので、シビリアンコントロールに反する」として、7項目について今月中の回答を求め、安倍晋三首相にも佐藤氏に辞職勧告するよう要望書を送った。佐藤氏の事務所は「現場に行って法的不備があると感じての発言。質問状は届いていないが精査する」と話した。【長野宏美】

毎日新聞 2007年8月16日 20時32分



東京新聞の報道・・・とりあえずよそのブログから(ヤメ記者さんのブログ)

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a

赤旗の報道・・・同じく上記ブログから

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f01fc3b11317713c7733625f05e8bae

最新の画像もっと見る

45 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行動を起こすことが大事ですよね。 (鳥居正宏)
2007-08-17 03:41:15
いくら心の中で「こりゃおかしいぞ」と思っていても、それを言葉に出し、その言葉のチカラで連帯を生んで、そうして1つの行動を起こしていかなければ、何もしないで「黙認」しているのと同じですよね。

私は、いまの(小泉政権の頃からの)大手のマスコミは、かつての「大本営発表」にやや近づきつつあるなというきな臭い「空気」を感じています。国益(というか政権政党の利益)にならないことは、野党の誰かが指摘するまでマスコミは黙っている。今の大手のマスコミは、マスコミとしての使命感・行動力・そして魂を失っているように思ってしまいます。

でも!
諦めては負けですね。
いつも応援しています。

「Never, Never, Never,...Never Give Up!」
「絶対に、絶対に、絶対に・・・絶対に諦めちゃいけない!」(Sir Winston Churchill)

私は、彼の「したこと」には批判的ですが、彼のこのチカラのある、胸に響く言葉は大好きです。

不正に対して、悪政に対して、相手の胸に響き、相手の胸に突き刺さるような、チカラのある言葉を、これからも発信してゆきたいですね。
返信する
どうしたら・・・ (杉浦ひとみ)
2007-08-17 15:48:52
 私は弁護士になる前は、・・・した方がいいな、と思ってもなかなか自分で積極的にすることは出来ませんでした。
 弁護士になってからも、日々の事件の処理に終われていることが多かったように思います。
 どこで腹をくくって、自分がやる、という気になれるかですが、私はまわりの方に影響されたことが大きかったです。
特に団塊の世代といわれる先輩たちのエネルギーはすごくて、そこまでやるのか、と思うようなことを見せてもらってきました。すると、抵抗なくだんだんそれに近くなっていくようです(世間から解離しているのだろうか、と不安もありますゥ)。

少しでも若い人を巻き込んで「そこまでやるのか」と思わせるような先輩にならないと、と思うのですが・・・。
返信する
マスコミ報道よりも、むしろ次の一手を (Devlin)
2007-08-17 19:25:28
今回の記者会見は、数多くのブログの問題提起がパワーの源泉になったと考えています。もしそうだとすれば、過去にない画期的な「事件」です。従来、永田町住民とマスコミがすべてを決してきた構造の一角を揺るがしたことになるからです。ブログを中心としたネットワークが地殻変動となった、と言い換えることもできます。

共同通信、毎日新聞、東京新聞、それに何故か沈黙していた赤旗がとりあげたことで、いわゆる公知のことがらとなりました。ただ問題はこれからです。こちらが投げたボール「公開質問状」に、元隊長の事務所は「精査する」と毎日新聞に答えていますから、しばらく解答待ちということになります。ボールが戻ってきたとき、今回報道を控えたメディアはどうフォローするでしょうか。一方、与党は火消しに躍起になるはずです。民主党は、玉虫色の体質から、すぐに態度を決められませんね(苦笑)、すぐに世論の風をぶつけていかなければ何も考えないでしょう。

参議院における力関係は与野党逆転状態です。その力関係をこれからどう活かすか、ということですね。いまや内閣は死に体(レームダック)。舛添さんに言わせると「(自民党は)ショック死」状態とか。これ、地方で与党の求心力が激減している事態をうまく言い当てている、と見ることができます。

今後の情勢を変える主たる担い手は永田町住民(政党)が中心になりますが、今回力を発揮したネットワークパワーをどこにどう結集していくのか、地殻変動の真価が問われるのはこれからです。この問題に限らず、例の「有識者会議」追及や、問責決議案、議員辞職勧告決議案を繰り出すなど与党に打撃を与えるためのサポートの一端をネットワークが担えれば、閉鎖的な永田町住民による「密室政治」は、わずかずつでも変えられるのではないか、という可能性と希望を今回の出来事は感じさせてくれました。

マスコミに報道を迫ることによって公知となった、でおしまいにせず、また今回取り上げなかったマスコミの報道やボールが戻ってくるのを単に待つのではなく、むしろ公知になった事実をテコにブログ上で追撃につぐ追撃の大攻勢を! って、なんだか戦争用語を出してしまったので口直しの一言。

 「打落水狗(水に落ちた犬は打て)」 魯迅
返信する
ことばのチカラ (鳥居正宏)
2007-08-17 19:52:11
会話になってしまったみたいで。。。
申し訳けありません。

またギリシアネタになるのですが、古代ギリシアの格言に

「言葉に打たれぬ者は、杖で打っても効き目がない」
「真実を述べる者は、多くの人間を適にまわす。しかし、真実を述べる者にだけ、神々は力を与える」

というのがあります。
私は、ことばの持つチカラは、凄まじいと思います。
たったの「ひとこと」で、人を生かすことも殺すこともできてしまうのですから。

たとえば、2,3発殴られても、病院へ行って、そして1週間もすれば、痛みは和らぐでしょう。でも、ことばで傷つけられてしまえば、一生痛みを感じつづけなければならないことだってありますよね。

暴力は人の心には響きませんが、「ことば」は人の心に響くと思います。

千数百年前の文献を読んでいて、はるかな時を超えて真っすぐ胸に突き刺さってくることばに出会えたときの感動と衝撃は、それこそ「ことば」では言い尽くせません。

今回の公開質問は、存分にことばのチカラが込められている、とても凄みのある文書だと感動しました。

これからも応援しています。

今夜(日付がかわった頃に)ひとつトラックバックをさせていただいてもよろしいでしょうか?

先の参院選の投票で疑問に感じたことを、いま纏めています。

公職選挙法と憲法との矛盾について問題を投げかけた文章です。

杉浦さんの記事内容でふさわしいものを探して、そこにトラックバックをさせていただきたいのですが。。。
返信する
えーっと (中年男性)
2007-08-18 01:33:19
報道するかしないかは、各社の裁量だと考えるのですが。。。

個人的には、好意的に報道する会社が1社くらいあっても良いかと感じています。
全部の報道が、批判的で、口を揃えたようだと、まるで大本営発表のような気がします。

ひげの自衛官の発言に対して、喧喧諤諤と、あーでもない、こーでもないと言える今を大事にしたいです。
返信する
「次の一手」同感です (杉浦ひとみ)
2007-08-18 04:41:42
マスコミが取り上げてくれ、どうにかこの事件が日の目を見ました。
Devlinさんのご指摘のとおり、私も「次の一手」が重要だと思っています。
8月末までに、準備をしておかなければなりません。
「次の一手」市民と国会とで追及できるように。
返信する
2ちゃんねるでも (宇宙戦士バルディオス)
2007-08-18 10:06:55
 このトピックで盛り上がりを見せているスレッドがあるようですが、佐藤擁護の声が上がっている模様です。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/jsdf/1180768400/l50
「ハイハイww
防衛庁長官(当時)が似たような事例を公認ですよ。
赤旗記者は涙目ですっこんでろwww
イラク自衛隊救出シナリオ…石破前長官が内幕本 1月19日3時9分 (読売新聞)※2005年です
石破茂・前防衛長官が27日発売の新著「国防」(新潮社)で、在任中に決定したイラクへの自衛隊派遣にあたり、自衛隊員が武装勢力などに拉致された場合の「救出シナリオ」をひそかに取りまとめていたことを明らかにした。
 石破氏は「隊員を救出に行かないことはありえない」と判断し、内閣官房、法制局などと協議し、米英軍などと協力して捜索して「隊員を見つけたら(犯人に対して)説得を行い、武器を使わざるを得ないような状況になれば武器を使う」というシナリオをまとめたという。」
「駆けつけ警護、この語自体余り好まないが、正当防衛を成立させようとすれば成立すると思う。
 まぁ、軍の行動を正当防衛の枠内でしか論じられない時点で憲法の不備を露呈させてるにすぎんな。
 やっぱ憲法改正、あるいは自主憲法制定しかないな。」
返信する
「イラク派遣の真実と今後の課題」とは (Devlin)
2007-08-18 16:11:23
http://park20.wakwak.com/~kokubou/news-38.html
ヒゲの佐藤が語る「イラク派遣の真実と今後の課題」(日本国防協会主催・安全保障第38号・2007年4月19日、国防問題講演:佐藤正久)

◎「信頼と安全の海」の創造
陸上幕僚長 先崎陸将「佐藤、いいか、郷に入ったら郷に従え」「現地に溶け込む気持だけは絶対に忘れるな」
佐藤「何があっても半年後には帰す。溶け込むことから始めないと、何も始まらない」
佐藤「ましてや今回は正当防衛、緊急避難しか武器の使用は認められないので、手足は縛られたままです。敵から撃たれて敵が逃げても、追いかけていって捉まえるために武器は使えない、正当防衛、緊急避難の域を越えているからです」
佐藤「我々の仲間が拉致をされた……仮に小泉総理が来ていて、総理が拉致をされたとします。それも助けに行くために武器は使えません。使うためには自分からその場所に入って行って、巻き込まれない限りは使えない、巻き込まれれば使える、非常に無礼な解釈ですけれど、これはおかしいでしょう、しかしそれが現実なのです」

◎佐藤商会の戦い方
「暴れているのは、仕事がない若者なのです。社会に不満を持っている若者、これが大体暴れている人間の多くです」

http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/01257/contents/289.htm
[クローズアップ2004]イラク・自衛隊派遣 陸上自衛隊先遣隊が活動開始(日本財団図書館/毎日新聞2004年1月21日)
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/1040.html
陸自先遣隊:調査初日、大規模デモ 防衛庁は「理論武装」【毎日新聞】(同文)

◇テロ「戦闘ではない」--防衛庁が“理論武装”
「石破茂防衛庁長官は20日の記者会見で、『テロ、物取りのたぐいは戦闘行為という評価にならない』と述べ、自衛隊がテロ攻撃に応戦しても武力行使には該当しないとの考えを示した」
「イラクではバグダッドを中心にテロ攻撃が頻発。サマワは比較的平穏とされるが、(失業率の高さから)職を求める住民デモが多発し、駐留オランダ軍と衝突して死傷者も出ている」


上の資料からみると、「駆けつけ警護」で応戦する敵とは、仕事がないため社会に不満を持ち、職を求める若者・失業者、ということになってしまいます。

目の前で苦しんでいる仲間、つまりオランダ軍、は事実上鎮圧部隊だったわけです。そこに駆けつけて応戦するならば、鎮圧・弾圧・侵略に加担する、ということになりますね。講演では現地に溶け込むための努力を縷々説明していますが、殺されるのは現地・サマワの貧しい若者・失業者。殺される側の思いや痛みには全く目を向けない。当然のことでしょう、軍人がそんなことを考えていては、戦闘が成り立ちませんから。

元隊長は、応戦して殺す対象については一切触れず、オランダ軍を「目の前で苦しんでいる仲間」と描写。懸命に溶け込むポーズをとりつつ、仕事がなく住民デモで訴える若者は「目の前で苦しんでいる仲間」ではなく、敵、すなわち殺す対象でしかなかった。

「駆けつけ警護」は、戦闘行為を禁じられた軍隊(戦闘で人を殺す集団)という矛盾した存在から抜け出すため考え出された苦肉の論理。「何があっても半年後には(隊員を無事に)帰す」建て前を語りながら、たとえ死傷者が出ようとも軍人として戦闘に参加したかった思いを述べ、JNNの取材に対し「当時現場では、事実上の『駆けつけ警護』を行う考えだった」、東京新聞の取材にも「発言はあくまでも過去の現場での思い」と答えました。現場の責任者として「駆けつけ警護」策を【実際に練っていた】とんでもない事実が明らかになったわけです。文部省「あたらしい憲法のはなし」(1947年)の60年後、日本はここまで来てしまいました。「いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになる」はずだったのに(同書「六 戰爭の放棄」)。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html
あたらしい憲法のはなし(文部省/青空文庫)


そこでTBS報道に戻りますと、例の8月10日の「有識者会議」(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)の本題は『駆けつけ警護』は認めるべきだとする意見が相次」いだ、という部分でした。元隊長の発言は補強する「絵」として使われたに過ぎません。相次いで述べた「有識者」が誰だったのか、具体的に知りたいところです。「有識者会議」追及とともに、日本国防協会の講演「イラク派遣の真実と今後の課題」を、同テーマで別の視点からこちら側も追究していく必要があります。「現地に溶け込む」相手は、ムハンマド・アリ・アルハッサニ知事や部族長など有力者・支配層であって、仕事がなく貧しい若者だったのではない、ということを。

http://jp.youtube.com/watch?v=rXwJcFChN3Q
Youtube: 「佐藤正久(参院議員)の問題発言(戦争屋 ひげの隊長こと元イラク先遣隊長)」(元になったTBSの報道、2分1秒)
返信する
具体的提案 (鳥居正宏)
2007-08-18 17:28:11
これは、私の所属している国際アムネスティが、海外政府に対して、人権改善のために使う手法なのですが(国際アムネスティの会員は、約150カ国に180万人の会員がいます)、会員1人1人が、単なる1市民として、アムネスティ本部の指示にしたがって、一斉に当該政府機関と当該国主要メディアに対して、メールやFAX、航空郵便を送るのです。送る側は1通送るだけですが、受け取る側は、いっぺんに何万、何十万通もの抗議の声をうけとることになります。

国際アムネスティでは、このように「市民力」を結集するという手法で、年間1200人以上の人の命を救って来ています。

そこで、このアムネスティ戦法を応用して、私たちブロガーが「市民力」を結集し、一斉に、首相官邸と内閣府と野党本部に、抗議・質問のメールを送信しまくるというのは、いかがでしょうか?

ちなみに、首相官邸と内閣府へは、そのホームページから「御意見」を送信することができます。

首相官邸 http://www.kantei.go.jp/
内閣府 http://www.cao.go.jp/

ほんとうの市民社会・民主主義社会とは、公権力と市民力とが対等に対峙して、はじめてうまく機能するものだと思います。

結果的には、全く、無視されるかもしれません。でも確実に抗議のメールは先方に届くのですから、行動あるのみです。

補足ですが、イラク開戦の時に、私たち国際アムネスティのメンバーは、一斉にホワイトハウスに、反戦のメールを送信しました。その数は、100万通を超えたと言われています。おかげで、ホワイトハウスのサーバーがダウンしてしまい、まる1日、ホワイトハウスのコンピュータシステムの一部が使い物にならなくなったという「実績?」もあります(笑)

返信する
具体的提案・・・私たちのできること (鳥居正宏)
2007-08-18 17:43:27
(何回か送信したのですが、途中でエラーがでたので、再度送信させていただきます)

私たちブロガーにできること。。。

これは、私の所属している国際アムネスティが、海外政府に対して、人権改善のために使う手法なのですが(国際アムネスティの会員は、約150カ国に180万人います)、会員1人1人が(アムネスティの名前は使わずに)「単なる1市民」として、アムネスティ本部の指示にしたがって、一斉に当該政府機関と当該国主要メディアに対して、メールやFAX、航空郵便を送るのです。送る側は1通送るだけですが、受け取る側は、いっぺんに何万、何十万通もの抗議の声をうけとることになります。

国際アムネスティでは、このように「市民力」を結集するという手法で、年間1200人以上の人の命を救って来ています。

そこで、このアムネスティ戦法を応用して、私たちブロガーが「市民力」を結集し、一斉に、首相官邸と内閣府と野党本部に、抗議・質問のメールを送信しまくるというのは、いかがでしょうか?

ちなみに、首相官邸と内閣府へは、そのホームページから「御意見」を送信することができます。

首相官邸 http://www.kantei.go.jp/
内閣府 http://www.cao.go.jp/

ほんとうの市民社会・民主主義社会とは、公権力と市民力とが対等に対峙して、はじめてうまく機能するものだと思います。

結果的には、全く、無視されるかもしれません。でも確実に抗議のメールは先方に届くのですから、行動あるのみです。

補足ですが、イラク開戦の時に、私たち国際アムネスティのメンバーは、一斉にホワイトハウスに、反戦のメールを送信しました。その数は、100万通を超えたと言われています。おかげで、ホワイトハウスのサーバーがダウンしてしまい、まる1日、ホワイトハウスのコンピュータシステムの一部が使い物にならなくなったという「実績?」もあります(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。