杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・消費税増税~納得してないなら反対したっていいはず

2012-03-22 11:34:31 | 生活
消費税増税の問題、知らないうちにどんどん進んでいます。

財源が足りないというその実体も明らかではなく、また「無駄を省く」と民主党はいっていたのに
それがどう無駄の解消ができたかもわからないままです。

私たちのお金が、よくわからないままに増税というかたちで持っていかれてしまう。
「よくわからないからちゃんと説明してなっとくしてからにしてほしい」
これをいうのは、私たちの、有権者の当然の権利です。
でも、黙っていたら、それにOKを出したと同じになってしまいます。

生活の苦しさは、家庭の中に不要なもめ事も生みます。
子どもたちにそのしわ寄せも行きます。
そんな不幸を背負い込む可能性があるのに、政治家のやることに
何も言わずにぼーっとしていていいでしょうか。

以前に大杉栄の「奴隷根性論」のことを取り上げたことがあります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000169/files/1006_13470.html
主権者のはずが、いわれるままに文句を言わずに、あるいは
「しかたないんじゃないの」同意して
自分達が働いたお金を持って行かれのを傍観していることです。


私たちが主権者で、政治家は私たちに頼まれて政治をしているのだから
納得のいくような説明をせずに、
私たちの権利を制限することはできないはずです。

でも、何をされても何も言わないでいるうちに、
「どうせ、なんにもいわないし」「何したって平気だし」
という環境を作ってしまいます。

私たちは物わかりよくなる必要はないし、ましてやよくわかっていないのに
「ま、いいか」ととがめ立てをしなかったら、
持っている権利をすべて失ってしまいます。

消費税増税がいい悪いではなく、
増税しないと約束したのに、ちゃんと説明もしないで約束を破るのはやめてほしいということです。

原則は「理解できなければ何をされてもしかたがない」
ではなく、
「不利益を与えるときには、その説明をしなければならない。」です。
たとえていえば、
説明を受けて納得できたら手術を受けるわけで
「その手術はおかしい」と患者が立証できない以上手術をされてしまうっておかしいです。





ヤメ蚊さんが抗議の仕方をブログで指南されていましたので下記に引用させてもらいます。
私たちは有権者として責任を持って、政治家を見つめるすべきだと思います。


【ヤメ蚊さんから引用】


消費税増税議論は焦る必要なんてまったくない。
1年、導入が遅れたからと言って、日本の経済が破たんするはずもない。
円高で困っているという報道をしているのだから、もし、消費税導入が遅れることで円が安くなるならちょうどいいくらいじゃないか。
こんな矛盾した報道をしてまで、増税をバックアップしているマスメディアには本当に腹が立つ。
もう、そういうことに気づいている人が増えているんだから、視聴者を馬鹿扱いするような報道をしていれば、
自分の首を絞めることになることくらい気付いてほしい…。
というか、現在のマスメディア経営者は自分たちが逃げ切れればいいとしか思っていないのかもしれない。

というわけで、マスメディアが当てにならない以上、
私たち自身が動かなければ、安易に消費税が増税されることは間違いない。

今週が勝負です。民主党にターゲットを絞りましょう!
下記の文案を参照にして、メール、FAX、電話、面談で、安易な増税に参加したら、
絶対に落選させるという強い意志を表明しましょう!


衆参議員の連絡先が細かく掲載されている。
http://www.jca.apc.org/~runner/giin_all.html
その連絡先に、できれば、次のような意見をFAX、メール、電話しましょう。

 下記はあくまで例文にすぎないので、自らの怒りをそのままぶつけてもらえるなら、その方がよいです。
もちろん、そのまま使っていただいてもいいし、ご自分の意見を付記して送っていただいてもいいです。


【要請文例】
 ●●議員 殿

 私は、貴殿の選挙区の有権者です(●選挙区以外の場合「私は、安易な増税に反対する者です」●)。いま、消費税増税について議論をされているようですが、私は現状での増税には賛成できません。もし、貴殿が現状で増税を実施する法案に賛成されるならば、私は、次回選挙で貴殿には投票しません。増税に反対した政党や議員に投票します(●選挙区以外の場合「私は、次回選挙で貴殿には投票しないようにあなたの選挙区の知人友人に呼びかけます。増税に反対した政党や議員に投票するよう説得します●)。
 なぜならば、無駄な予算の削減について十分になされているかどうかの説明がまったくなされていないからです。たとえば、給料が下がっている中で「小遣いが足りないから上げてくれ」と言われても、「一体、何にどのように使っているのか」「給料が下がっているのだから、これまで以上に支出をカットするべきではないのか」「煙草をまず止めてはどうか」、そういう話し合いがされるでしょう。小遣いの値上げでさえそうなのに、消費税増税でそのような説明がされないのは、まったく理解できません。
 特に、民主党は、前回の総選挙で、無駄な予算を削減すると約束したはずです。その約束はどうなったのですか。民主党のホームページのどこにそのような説明がされていますか?言葉は悪いですが、「国民をなめていませんか」。
 総選挙まであと一年あります。たとえば、予算の分野を細分化して全議員(3~4人のチーム編成をする)に割り振って、各チームが競って無駄な予算の削減案を検討し、それをホームページに掲載し、それを国民にさらに検討してもらう、というようなことをすることで、大幅な削減を試みる。せめて、この程度のことはしてください。
 貴殿の行動を私はよく見守ります。安易な増税を認めるならば、私はあなたの当選を阻止するためにできることをすべて実行するつもりです。
 消費税増税についてもう一度よく考えてください。
 
                       ●年●月●日
            住所(●市、●町までで十分ですが、本当はできるだけ詳細に)

            氏名 
            (可能なら電話番号やメールアドレスを掲載するとよい)
 


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