余寒厳しき折、海の匂いに包まれた漁港での事です。時を重ねた細身の漁船の横顔と漁港の海水に映り込むその凛々しい姿に心が揺れました。いつかまたこの景色に出逢う事はないと想いペンを走らせ、パレットの水彩絵の具でこころが揺れた情景を水彩紙に停めました。
昭和の田園風景を残す横浜青葉区の「寺家ふるさと村」にある錆びたトタン屋根の納屋の風景です。枝っぶりのいい柿の木を背景に納屋を覆う白いシートと錆びた屋根のコントラストに心が揺れました。いつかこの景色が遠い想い出に変わる前に、アルシュの紙にペンを乗せ、錆び色の水彩絵の具で仕上げました。
横浜市青葉区に流れる鶴見川沿いに建つガーデニング雑貨を集めて販売しているイングリッシュコテージです。白い壁も夏になれば建物一面をアイビーに覆われたトラディショナルな姿に。散歩道の脇を静かに流れる鶴見川には、訪れる人に季節の姿をゆだねることができるような心地よい時間をお知らせします。そうここも心が揺れる風景のひとつです。