やったね！

　手術までの間に少しでも下の腸が太くなるように、人工肛門にふたをして昨日。

　バイバイをする前にオムツをチェックすると、おしっこがいっぱい出ていたのでうんちも出たかな～なんて思いながらはずしてみると、うんちは出ていなかった…。（おしりから）

　とりあえず新しいオムツを取りにいって王子のところへ戻ると、オムツにうんちがついていた。

　！！！！！！！！！！！

　私はあまりにも嬉しくて興奮してしまい、ウキウキでオムツを替えていると、

　『ブッ』

　とおならまでお尻から出ました。

　！！！！！！！！！！！










　すごいすごい。

　とはいってもふたをしているにも関わらず未だにほとんどのうんちはお腹のところの人工肛門から出ています。

　今まではうんちもおならも人工肛門のところからしか出ていませんでした。

　が。

　昨日やっとほんのちょびっとですがおしりからうんちとおならが出ました。










　王子はなんのことやら、って顔をしていたけれど私はもううれしくてうれしくて。

　少しでも。

　ほんの少しでも下の腸にもうんちが通って腸が太くなれば。

　そうすれば手術後の合併症は少しでも確率が低くなります。










　王子はちょっとずつがんばっています。

　あともうちょっとだから。

　あともうちょっと。

　そうしたらもう辛いのも終わるからね。

ちょっと失敗

　今週の火曜日、王子の担当の外科の先生から話がありました。

　人工肛門にふたをして下にもうんちが流れるようにしようと思ったけど、今日はやめた。

　と。

　理由としてはふたつの穴がまだこんにちはをしていないから。

　そしてそのとき、金曜日にもう一度診てみる、とのことでした。










　今日１時に旦那様と一緒に王子のところに行くと、お腹にはビニールテープでふたをされ、うんちが出てくる袋も取られていました。

　旦那様と一緒に

　「見てみて、ふたしてあるよ！」

　なんて言いながら、これでおしりからもうんちが出るようになるかなぁ、なんて思ったのは２・３分だっただろうか。

　オムツが汚れていないのをチェックして、王子を抱こうとすると…

　！！！！！！！！！










　産着が黄色くうんちで染まっていました。

　産着を脱がせてお腹のところを見てみると、ビニールテープが浮き出てうんちがもれていました。

　うぎゃ～。

　








　看護婦さんが急いで先生に連絡してくれ、とりあえずもう一度袋をつけることになりました。

　とはいっても一時的なもので今日の夕方にはもう一度ふたをし直してもらえるとのこと。

　ふたをした際、ガスだけは出るようにしてあったために、結局おならプーをしたときにうんちも出てしまったのだそうです。

　先生も「あらら～」とおっしゃっていたようで、まあそれくらいの気持ちのほうがこちらも余裕の気持ちを保っていることができます。










　お腹がすいていたうえに、おなかのテープをはがされ大泣き。

　直母はやめて哺乳瓶でミルク（搾乳したお乳）にしました。

　パパに飲ませてもらい、なぜか今日も寝られず、２時半から３０分ほど休憩に出て３時に戻るとパッチリ目を開けて起きていました。（笑）

　しかも王子は分かって遊んでいたわけではないかもしれないけれど、コットの中の頭の横についている『なおい』の入った袋をしっかり握って、シャカシャカ音を立てて遊んでいました。

　かわいかったなぁ～。

　ママはまたまた惚れてしまいました。










　その後は直母で７０も飲んでぐっすり寝てしまいました。

　またふたをしてもらって、少しずつ少しずつおしりからもうんちがでるようになるといいね。

２月２２日

　今日は２月２２日。

　我が家のかわいいかわいい王子が産まれるはずだった予定日です。

　約３ヶ月も早く産まれてきちゃった王子ちゃんですが、順調に大きくなって元気に育っています。

　今日からやっと修正月齢が数えられるようになります。

　嬉しいなぁ～。










　出産予定日が今日だったので療育医療（未熟児で産まれた家庭に援助してもらえる制度）も今月末までの予定になっていたけれど、入院が長引くので継続の手続きも必要となってきました。

　とりあえず王子が産まれてからこの３ヶ月いろいろあったなぁ。

　初めて退院していく子を見たときは羨ましいと思ってしまったものです。

　でももう何人も見ていたら、退院するという話を聞くと自分のように嬉しく感じるようになった。










　今日も最近授乳のときによく話しをしていたママさんがわざわざ私のところにきて、

　「うちも退院できることになったの。いろいろありがとね。○○ちゃん（王子の名前）もがんばってね。」

　と言いに来てくれた。

　その赤ちゃんは２４００で産まれた赤ちゃん。

　ギリギリ未熟児で引っかかってしまい、２週間ほどの入院でした。

　短かったけど一緒にオッパイを飲んでもらえるよう（お互い泣かれていた）がんばりました。










　そんな王子のお友達が明日退院です。

　お家に帰れてよかったね。

　いっぱいパパとママの愛情もらってねぇ。
　
　と、そんな気持ちになりすごく嬉しい今日でした。










　最近甘えてさんになってきた王子も一生懸命がんばっています。

　これからも王子もペースで成長を見守っていこう。

　

直母だけで

　やっぱり王子は直母を嫌がります。

　もう右とか左とか関係なくなってきた。

　とにかくうなって泣いて嫌がります。

　でもでもめげない私。










　私も王子もがんばって飲んだかな～？と思えた日でも、４ＣＣとか逆に減ってしまっていたり…。

　もう苛立ちも焦りもなくなり看護婦さんと笑い話にしていた今日この頃。

　チュッチュチュッチュ吸えていてもそれは一瞬のことでうまく吸い付けないのかすぐにうなってしまい、泣き始めます。

　昨日の直母もいつものように嫌がられあやしているときふと気がついた。










　哺乳瓶で飲むときは顔の正面にまっすぐ口に入る形になる。

　だったらオッパイもと思い立て抱きにして、哺乳瓶と同じような形で口に入るようにしてみました。

　もちろん最初は嫌がってけれど、そのほうが吸いやすいのかそのあとは落ち着いて飲むことができ、直母で２０飲むことができました。

　








　そして今日も同じように立て抱きにし、安定するまであやしているとこれまたグビグビゴクゴク飲み初め、気づいたら寝てしまいゲップをしたそうにしていた。

　結構飲めたかな～？と思ったのでゲップを出してはかってみると…














　うひょ～！！！！！！！

　５０ぴったり飲めていました。

　どんな形でもいいから１日に１回の直母はしっかり飲んで欲しい。

　と思い続け今日はいい感じ。

　とはいってもこれからもこれでうまくいくかは分からないけれど、ちょっとずつがんばっていこう。

「辛い思いさせてごめんねぇ」

　今日何度も王子に謝りました。

　心の中でひっそりと。










　昨日疲れてしまったのかなんなのか、夜中からミルクを飲んでも戻してしまっていたそうです。

　今までだったら１時に行くとお腹をすかせて泣いて待っているのに、今日はぐっすり寝ていた王子ちゃん。

　ミルクを飲むのにも５０分かかり、飲みも消化もよくないのだそう。










　コットに移って初めてです。

　これまでずっと体調よくきたのに、昨日のが体にこたえているのかなんなのか今日はずっと寝たままで起きなかった王子。

　１０時のミルクと１時のミルクは吐かずにいけましたが、４時前のミルクは飲みながら少しはいてしまい、何度もえづいていた。










　いつもはまだまだ足りないというくらいミルクを飲むけれど今日は全然。

　まぁ、これが一時的なものだったらいいんだけど…。

　もしこれからもあまりに嘔吐が続くようだったらミルクを一時的にとめて点滴になるかもしれないらしい。

　今日もミルクを飲んで、がんばれてたらいいんだけどなぁ。










　ずっとついててあげたいけどそれもできないから。

　今どうしてるのか心配だけどそれもできないから。










　体調がよくないということで、今日も直母はお預け。

　あと２週間とちょっとで本番の手術。

　それが終わったらきっと辛いことは終わるからそれまでがんばろうね。

無事終了

　１５日の所に間違えて『明後日』と書きましたが、『明日』の間違えで昨日簡単な手術が無事終わりました。

　危険性はないけれど、出血があるかもしれないといわれていた。

　でも結局大きい出血はなく、言われていたように３０分ほどですぐに終了。










　腸は神経が通っていないので痛くない手術でしたが、王子はびっくりしてちょっぴり泣いたそうです。

　泣いて動いたため抑えられながらがんばった王子。

　手術中だけ点滴をつけたけれど、帰ってきたらすぐに外れ、お腹がすいてミルクを一気に飲んで泣きつかれて寝てしまいました。










　とりあえずこれからの経過を診てみないと何ともいえないとのこと。

　お尻からもうんちが出るといいねぇ。

本番に向けて

　３月７日が王子の２度目の手術。

　でしたが、急遽明後日、簡単な処置手術を行うことになりました。










　先生の説明によると今の王子の腸の太さは、人工肛門までの腸はしっかり使われているためすごく太くなっているらしい。

　そして、そこから下の肛門までの腸は生後５日で手術をして以来まったく使っていないので、すごく細いらしい。

　この２つをくっつけるのは不可能ではないし、やれと言われればできることだけどこのまま３月７日の手術をすれば、合併症になる確率が非常に高いとのこと。

　今後王子の将来を考えて、できるだけ合併症を避けられるように明日本番に向けた小さな処置手術が行われることになった。










　現在は人工肛門の作られている腸のところで、下にも流れていかないように壁ができているがその壁を取り除きうんちが下にも流れ、腸を少しでも太くするという３０分程度の簡単なものらしい。

　腸は触られても痛くないので、麻酔なしでもできるくらいのことだと言われたけれど、明日は局所麻酔で行われる。

　それがうまくいって、おしりからもうんちが出るようになったからといって、上と下の腸の太さが一緒になるわけではないけれど、少しでも太くなるようにと先生が考えてくれた方法。

　　　　








　明日はそのあともすぐにミルクが飲めますが、本番の後は４，５日絶食になります。

　そのため体重も減るらしく、退院できるのは２５００を目安としてそれからさらに１ヶ月だそうです。










　王子は小さいながらにがんばっているんだもん。

　私もがんばらなくちゃ。

休憩したぁい

　１２日から面会が１時から４時になり今までよりも２時間長くなりました。

　とはいっても、ＮＩＣＵの中はすごく暑い。

　裸にオムツだけの赤ちゃんもいるので、その子たちが体調を崩さないようにもなっている。

　なので私たちはのども渇くし、丸々３時間面会しているとすごく疲れてしまう。

　そうならないようにも１時からの面会が許されているパパさんとママさんは、ミルクの時間が終わり２時過ぎになると一度出て行く。










　私も看護婦さんにそうしていいですよと言われた。

　でもできなぁ～い。

　








　１時からの面会が許されている人はだいたい入院期間が長かったり、標準くらいの体重で産まれたけど呼吸などに問題があり、入院している赤ちゃんのパパやママ。

　みんな２時過ぎになると一度出ていき、３時にまた入ってくる。

　でも私は１時から４時まで中から出られない。

　別に王子には何の問題もありません。










　じゃあなぜ出られないかって。

　それは今まで看護婦さんがしてきてくれたことを私がしなければいけなくなったから。










　王子はいま人工肛門でおへその上辺りからうんちが出るようになっている。

　そこにチャックつきの小物などを入れる小さな袋を付け、うんちがたまるようになっている。

　しかし袋に直接うんちがたまっても大変なので、ストマというわっかのものを人工肛門のところに当て、そこでうんちをうける。

　そして柔らかいうんちが出ても水分が袋から出てしまわないように、わっかの中にポリマー（オムツの中身の水分を吸収するもの）をはさんで作っている。










　ビニール袋をちょうどいい形に作るのも、ストマを作るのも今までずっと看護婦さんがやってくれていました。

　でも面会時間が長くなったということでこれからは私がやることに。

　つまりストマは人工肛門にあわせたオムツ。

　オムツって１日に何個も使いますよね。

　看護婦さんから最低１日で８個は使うと言われている。

　ということはちょっと作ったくらいでは毎日やらなければいけなくなり、休憩時間なんてとっている暇もない。










　これが想像以上に時間のかかる作業。

　２時に直母→ミルクが終わって、それから３時までがんばって作ったとしても２日分が精一杯。

　３時になったら他の人たちも面会に入って来るので邪魔をしないためにも、作れるのは３時まで。

　そんなことをしていたら私には休憩時間などありません。

　なので２日に１度のペースで休憩ができるように２日分がんばることにしました。










　今日もたっぷり作り、面会が終わるころにはくたくたの私でした。

祝☆２キロ超える！！！

　今日やっとのやっとで王子は２キロ超えました！！！

　うれしくてうれしくてテンション高々で帰ってきた私です。

　長かったなぁ。

　２キロまでたどり着くの。

　王子より１週間遅く産まれた子で、王子と同じくらいの出生体重だった子は、王子より６００グラムより大きく、ぶよぶよの顔してます（笑）

　まぁ、王子は王子。

　それでもここまで大きくなったのでママは嬉しい限りです。










　そして私の新たな悩み。

　








　乳頭混乱なのかなんなのか、ないて直母を嫌がります…。

　今日も散々泣かれ焦りと苛立ちが出てしまいました。










　と言っても、右から飲ませれば何の問題もなくよく飲む。

　が。

　左はどうしてもダメで、左から飲ませれば右も同じものだと思ってしまうのか大泣きで、とことん拒絶。










　今まで自分のオッパイのこと、恥ずかしいとか嫌だとか思ったことなく、逆に堂々としていたくらいだけど、初めてこんな自分が嫌だと思った。

　今日は今までで一番のおお泣き。

　知っている人には相談してきた。

　ママちゃんにも友達にも旦那様にも。










　でも道は見えない。

　諦めずにいけばいつか問題なく飲んでもらえるのでしょうか。

　看護婦さんにも何人にも相談しているけれど分からない。










　右から飲ませれば問題ないんだから。

　あんなにりこうに飲むのにね。

　やっぱり左は皮膚も硬く、のびが悪いのか吸い付きにくいみたい。










　あ～。

　それでもめげずにがんばるよ。

　不快なのは王子だって一緒だろうから。










　一緒に乗り越えなくちゃ。

ママさんと

　王子が保育器を出てコットに移ってから今の部屋に移動になるまでの約半月。

　その間ずっと向かい合わせだった赤ちゃんがいた。

　王子よりもずっとずっと小さく産まれた赤ちゃん。

　そのこはなかなか呼吸が安定せず、いつも呼吸器をつけてがんばっていた。

　私は毎日王子と応援しながら見ていたが、移動になってからはバラバラになってしまった。










　王子が入院している病院は面会時間の３０分前になるとみんな扉の前で並び始める。

　１分でもわが子に会える時間が長くなるために。










　そして今日、たまたまその赤ちゃんのママさんの後ろに私が並んだ。

　するとママさんから
　
　「もうあっちに移った？気づいたらいなくなってたからどうしたんかと思って。」

　と話しかけてくれた。










　実は私、かなりの人見知りです。

　よう自分からは知らない人に話しかけられない。

　小さく産まれ、長い入院の赤ちゃんが多いためママさん同志が仲良くなったりしている中で私は今日の今日までどのママさんとも話したことがなかった。










　初めてママさんとしゃべったけどねぇ。

　結構楽しくて、うれしかった。

　出産時も緊急搬送で特別病棟にいたため周りのママさんとの交流は一切なかった。

　私にはママ友なんてできないや～、と思っていたのでうれしかったなぁ。










　私もしっかりせにゃぁね。