熊じぃの戯言

感じるままに、どのジャンルの話にも頭を突っ込んで書いています。

一夜明けて冷静になってみた。

2012-05-14 12:35:23 | トリニータ
もしも、昨日の試合が0-1で勝っていたなら、順位は大きく変わったのが湘南である。だから、一番に引分でも良かったのは湘南。

<現実>
    1位 仙台  30 + 7
    2位 湘南  28 + 9
    3位 京都  28 + 9
    4位 千葉  27 +14
    5位 東京V 25 + 9
    5位 大分  25 + 9
 
          ↓

<仮定> ・・・ 大分が勝った場合
    1位 仙台  30 + 7
    2位 京都  28 + 9
    3位 千葉  27 +14  
    4位 大分  27 +10
    5位 湘南  27 + 8
    6位 東京V 25 + 9 


この結果からすると、非常に残念である。サッカーの勝点制は一度取ってしまうと、特別なこと意外に下げられることはない。だから、勝点3を目指して頑張るのですよね。
湘南さんは前節で2位に落ちたが、今節は引分で2位に留まった。負けていればズルズルの状態で落ちていく、と言った状態を免れた。



ここに監督コメントがあります。
昨日のコメントは大分オフシャルからのですが、今日のはJリーグ公式コメントです。
パソコンの中では判らなかった大事な話が載っています。(斜め字および太字)
田坂監督もなかなかの策略家と思わせる、作戦を取ったみたいですね。2トップ2シャドー事態、非常に少ない例だと言えますね。
感心しました。


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●田坂和昭監督(大分):

「まずはじめに、いつも大分出身の関東のサポーターの方がたくさん集まってくれて、今日も終わったあとに非常にあたたかい声を掛けてくれた。選手に対して下を向くな、また次やろうという声を掛けてくれたので、非常に感謝したいと思います。今日の試合内容も、選手は非常によく戦ったんじゃないかと思います。なにがよかったかというと、ボールをしっかり動かせた。ここ数試合はボールを動かせる試合が徐々に増えてきた。とくの今日の前半は、もちろんシュートまではなかなか行けなかったが、しっかりボールを保持してサイドや背後を突いたところは、うちの狙いとしているサッカーが徐々に出始めている、非常に匂いを感じる。もちろんフィニッシュのところで精度を高めるトレーニング、枚数や入りなどはしていかなければいけないが、開幕から着実に進歩している。正直に言えば、こういう試合内容で勝ちたかったが、失点の場面は古橋がいいボールを蹴りましたし、あれはしょうがないというところ。選手に言ったのは、つぎの試合で勝点3を取ればこの1が活きるので、ぜひとも町田との試合、また準備して戦いたい」

Q:前半は守備がかなり効いていたと思いますが、徹底したスカウティングを?
「もちろんスカウティングはどのチームに対してもやっているが、あえてこの試合のために、いままでダブルボランチだったが、1アンカー、2トップ2シャドーに変えた。なぜかというと、湘南とやるときはシステムが一緒でマッチアップするので、どうにかしてギャップをつくりたかった。この試合まで温めていたやり方で、そこがうまくいった。やはり宮沢のところがフリーになったし、村井と為田がすこし高い位置を取ることによって、ハンと永木の横でボールを受けてしっかり起点になった。最後の崩しはうまくいかなかったが、中盤でボールを動かすことと、守備も堅いディフェンスができた。アンカーにして2シャドーがしっかりボランチの横、アンカーの横を固めるというところで、映像を見直さなければわからないが、中をやられたシーンはカウンター以外ほとんどなかったのではないかと思います」

Q:昨季まで前田俊介という天才がいたが、ああいう天才を中心にチームをつくるのと、イーブンな力の選手たちをしっかりハードワークさせるのと、どちらのほうがやりやすいですか?
「やりやすいというのはないが、どちらも好きです。天才がいたら、天才はやはりすごい感性があるので、とくに去年、俊とぼくは初めて出会って、いままでの評価も話も聞いていたが、実際やってみていろんな角度で彼にアプローチしてあげれば、チームプレーもできるしなおかつ自分のよさも出せる。去年に関して言えば非常にハードワークもできたし点も決めてくれた。かといって天才がいないチームも、僕自身作り上げるのは好きです。なぜかといえば、ひとに頼ることなく、みんなで今年はとくに戦いましょうと。誰も天才はいない、スーパースターはいない。俺たちはまだJ2で何も結果を出してないチームだと。そのためにはみんな一人ひとりハードワークしなければいけないということと、チームのやり方をしっかり全うしようと。それに疑いの気持ちを持っているとできない、何も達成できない。最後の責任は自分が取るから、そのためにみんなはいまやっていることを追求し、質を上げていこうという話はシーズン前からしてるし、それが開幕してから徐々によくなっているという感じは受けている。まだまだ理想を言えばもっとやらせたい部分もあるし、もっと育てたい選手もいる。為田の名前を出すのはなんだが、去年より非常にいいパフォーマンスをしているし、もっともっといろんな選手を育てたい。逆にそのなかから天才を出してやりたいというぐらいの気持ちで頑張りたいと思います」

以上


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 【大分合同新聞記事】 



【トリニータ】進歩のドロー

 J2第14節最終日(13日・レベルファイブスタジアムほか=10試合)山形は福岡と1―1で引き分け、勝ち点30で首位を守った。京都は徳島を下し、同28で3位に上がった。千葉は田中の3得点などで町田に圧勝した。
 大分は神奈川県平塚市のShonanBMWスタジアム平塚で湘南と対戦し、1―1で引き分けた。通算成績は7勝4分け3敗で順位は5位タイ。
 大分は20日午後4時から、大分銀行ドームで町田と対戦する。

“秘策”中盤厚く、西が先制弾
 「正直に言えば勝ちたかった。だが、開幕から着実に進歩している」。引き分けたとはいえ、これで7戦負けなし。試合を終えた田坂和昭監督の表情は充実していた。
 同じ3・4・3のシステムを採用する湘南に対し、指揮官は「これまで温めていた布陣」を初めて用いた。前節に続いてFW起用の村井慎二をトップ2人のやや後方に配置することで、中盤を厚くして、攻守の幅を広げようとした。
 2日前の練習で試した“秘策”は実戦で見事にはまった。特に前半は分厚い中盤の堅守で相手の持ち味を消し、試合後の●(曹の縦棒が1つ)貴裁(チョウキジェ)湘南監督に「われわれのサッカーをさせてもらえなかった」と言わしめたほど。攻撃面もうまく機能。前半26分、右サイドを駆け上がったDF李東明(イドンミョン)のクロスをFW西弘則が落ち着いて決め、主導権を握った。
 後半は湘南の超攻撃姿勢に押された。追加点が奪えず、後半19分に警戒していたセットプレーから失点。連続の勝ち点3奪取はならず、悔しい引き分けに終わった。

 「(先制シュートは)思いきり打てた。ただもっと自分がボールを保持して、攻撃の起点をつくらないといけなかった」と西。主将のMF宮沢正史も「追加点を奪って勝ちたかった」と悔しさをにじませた。ただ自分たちの新たな形には手応えを感じたようで、「攻守において内容は大分の方が良かったと思う。町田戦(20日)では勝ち点3を取りにいく」と次節ホーム戦に向け、闘志をかきたてていた。

 【湘南1―1大分評】大分は湘南対策のシステム変更が奏功。セットプレーから失点したが、敵地で貴重な勝ち点1を加えた。
 大分は安定した守備で湘南の攻撃の芽を摘んだ。前半26分、ゴール前の浮き球をFW西が右足で豪快にたたき込んで先制。後半19分、CKから一瞬の隙を突かれて同点とされたが、反撃をしのいで引き分けに持ち込んだ。

「選手はよく戦った」田坂和昭監督の話
 勝ち点3を持ち帰りたかったが、選手たちはよく戦った。ここ数試合、チームは着実に進歩し、しっかりボールを動かせるようになっている。次に勝てば今日の勝ち点1は必ず生きる。

初先発、多田デビュー
 大分のMF多田凌輔が左のウイングバックで初先発し、Jリーグデビューを飾った。
 セレッソ大阪から今季、1年の期限付き移籍で加入した大阪生まれの19歳。後半31分にピッチを退いたものの、「これでやっとプロ選手としてスタートラインに立てた」と多田。
 「持ち味の運動量を生かすことはできたが、今日の出来は40点。もっとボールに絡み、90分プレーしたかった」。表情を引き締めながら「もっともっと試合に出場できるよう頑張りたい」と話した。



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