熊じぃの戯言

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【U-19日本代表】 UAE ラスアルハイマでの活動状況 (10/28~10/31)

2012-11-01 18:20:02 | 日本代表



現地キャンプレポートです。


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U-19日本代表 AFC U-19Championship UAE 2012 活動レポート(10/28~10/29)



10月28日(日)新潟県十日町でのトレーニングキャンプを終えたU-19日本代表は、AFC U-19Championship UAE 2012の開催地であるUAE ラスアルハイマへ、本日の早朝に到着しました。


(ドバイ空港に到着した選手達)

今回U-19日本代表チームが戦うAFC U-19 Championship UAE 2012は昨年2011年に行われたAFC U-19 Champioship Qualifiersを勝ち上がった16チームのみに出場権が与えられ、4チームずつ4グループに別れて予選を戦い、上位2チームが決勝トーナメントに進出。最終的に19歳以下の選手で構成される代表チームのアジアチャンピオンを決める大会で、上位4チームは来年2013年に開催されますFIFA U-20 World Cup Turkey 2013への出場権を獲得することができます。U-19日本代表はグループAに属し、イラン、クウェート、そして大会ホスト国であるUAE代表と準々決勝進出を掛けて戦います。

10月下旬とはいえUAEの気温はまだまだ高く、日中は気温が35度以上になります。湿度が日本よりも低いため、それほど蒸し暑さを感じることはありませんが、日本での気候と大きく違うUAEで選手たちは到着後にこの暑さに慣れるように暑熱順化をしなくてはいけません。チームは夕方から早速グランドで体を動かしました。

本日のトレーニングは、東京からUAEまでの長旅の移動疲れを取る目的もあり、コンディション調整をメインに行われました。ランニングで汗を流し、ストレッチングで体をほぐしていき明日から始まる本格的なトレーニングに向けて各々の体調を整えました。


(ボールを使ったリラックスゲームで汗を流す選手たち)


(体幹トレーニングを行う選手たち)

明日からは大会初戦の対戦相手であるイラン代表を想定して実践的なトレーニングを開始します。

10月29日(月)
UAEに移動をして二日目の本日は午前、午後と2回のトレーニングを行いました。午前のトレーニング前にはホテルにてチームミーティングを実施。26日に行われたJapanサッカーカレッジ戦での反省点や修正点などを、試合映像を用いて確認した後にトレーニング開始しました。


(ミーティング風景)

気温38度と大変暑い中で行われた午前のトレーニングは攻撃の組み立てをテーマに実施しました。様々なシチュエーションを想定し、パスをどのようにつないでシュートに持ち込むのか。チームのコンビネーションを確認しました。トレーニングではスピードが持ち味のMFの田鍋選手、小野瀬選手のサイド攻撃からFWの久保選手、渡選手、榊選手などが次々とゴールを決める場面が多数見られました。トップ下でのプレーを得意とする風間選手は豪快にミドルシュートをゴールに突き刺すなど、チームの攻撃陣は好調をアピールしていました。


(コンビネーションプレーのトレーニング風景)

午後のトレーニングでは、より実践を想定して紅白戦を実施。チーム戦術の更なる徹底を行いました。守備の要であるDF遠藤選手、攻撃の中心を担うMF熊谷選手、大島選手などが選手間で激しく意見し合い、紅白戦は非常に白熱したものとなりました。


(トレーニング前のウォーミングアップ風景)

チームは明日も午前、午後の2回トレーニングを行う予定。大会初戦で対戦するイラン代表戦に向けて準備を進めていきます。
U-19日本代表チームに熱いご声援を宜しくお願いいたします。

10月30日(火)
快晴の朝とともにラスアルハイマでの3日目を迎えました。


(ホテルから見える市内の様子)


チームは昨日に引き続き、本日も午前、午後と2回のトレーニングを行い、チームコンセプトやチーム戦術の確認を行いました。
午前のトレーニングはウォーミングアップから始まり、10人対10人でのボールポゼッションのトレーニングを実施。ゲームの主導権を握る為に「いかに長くボールを保持するか」。吉田監督が掲げたテーマに対して、選手たちは激しいボールの奪い合いが繰り広げることで、それに応えていました。


(ボールポゼッションのトレーニング風景)

トレーニングの最後にはGKも加えて11対11の紅白戦を行いました。
ゲームではスローインの場面やコーナーキック、フリーキックのサインプレーなど、セットプレーの確認も入念に行われました。正確な左足のキックに定評のあるDF山中選手はキッカーを務め、鋭いボールを蹴り込み数多くのチャンスを演出していました。


(フリーキックの前に入念に話をする山中選手と松原選手)

午後のトレーニングは午前と同様に紅白戦を実施しました。
メンバーを何度も入れ替えて行われ、どの選手がピッチに立っても同じチームコンセプトの下で戦えるようにというコーチングスタッフの意図がくみ取れました。
守備陣では高さに絶対の自信をもつDF岩波選手、植田選手がクロスボールを強烈なヘディングで跳ね返す場面が数多く見られ好調をアピール。攻撃陣では確かな技術が自慢のFW風間選手が鋭いドリブルからシュートを決めるなど、各選手が存分に実力を発揮した紅白戦となり吉田監督は満足気な表情を浮かべていました。


(ドリブル突破を試みる風間選手)

トレーニング直後のグラウンドでチームの主軸としてプレーをするDF遠藤選手やMF熊谷選手と吉田監督は、すぐにコミュニケーションを取っていました。意見交換を通じて、監督からのメッセージを選手たちが受け受け止め、逆に選手からの意見を監督が吸い上げる。「チームの和」が垣間見れたシーンでした。


(トレーニング後に話しあう吉田監督、遠藤選手、熊谷選手)

1日2回のトレーニングは本日で終了です。
明日からは午前にトレーニングを行い、午後は各々で休息を予定しています。

10月31日(水)
炎天下で1日2回の厳しいトレーニングが続いたU-19日本代表ですが、
それも昨日で終了。
本日は本格的な暑さになる前、午前の涼しい時間を見計らいトレーニングしました。1日のトレーニング回数が減ったといっても内容に変わりはなく、昨日に続き激しい実績形式のトレーニングでした。
ウォーミングアップの後にはボールポゼッションのトレーニングを実施。相手チームからの激しいプレッシャーを受け、密集している狭いエリアからどのようにして広いスペースにボールを運び、相手のプレッシャーから逃れるのかを重点テーマにトレーニングは行われました。


(ボールポゼッショントレーニングでパスを出す植田選手)

紅白戦では昨日に続きセットプレーも再確認。初戦で対戦するイラン代表を想定した中で、約1時間と短い時間のトレーニングでしたが、選手たちは良い感触をつかんだようで、明るい表情を見せていました。


(紅白戦にて意見をぶつけあうDF遠藤選手とDF奈良選手)

トレーニング後には選手全員がグラウンド中央で吉田監督を囲むように座り、監督は穏やかな口調で選手に語りかけました。「世界大会に出場することは、みんなの今後のサッカー人生にとって必ずプラスになる。自分自身のため、チームのため、そしてこの戦いに参加したくてもできなかった全ての仲間のために、自信と誇りを持って最後まで全力で戦い世界への切符を取ろう」と選手を激励した後、「みんなを信じているし、みんなに期待している」と熱い思いを送りました。

吉田監督の下、強い絆で結ばれているU-19日本代表チーム。
今週末に控えた初戦に向けて、いよいよチームは最終調整に入りました。
明日は初戦のイラン代表戦のキックオフ時間に合わせて、21:00より公式トレーニングを試合会場となるEmirates Stadiumで行います。


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