成果報酬型広告、リクルート、情報誌データ提供、ウェブマガジン自分流

2007年09月28日 | アフィリエイト/広告/販促
 リクルートは二十八日、「ホットペッパー」や「じゃらん」など主力情報誌のデータを利用して、ユーザーが自分流のウェブマガジンを“編集”できるアフィリエイト(成果報酬型)広告サービスを始める。お勧めのレストランや旅館などをブログ(日記風の簡易型ホームページ)で紹介してもらい、閲覧者がここを経由して詳細情報を調べたり予約したりすると作成者に報酬が入る。リクルートの各情報サイトの利用率を高める新手法として普及を目指す。
 新サービスは「アフィレット」。ユーザーはまず各媒体のサイトから同サービスの専用サイトを訪問。そこに用意されたテンプレート(ひな型)の中から好きなものを選び、「夜景がきれいな東京のバー」「信州の秘湯」などのテーマを決める。次にリクルートが外部に公開しているデータベースから、お勧めのバーや温泉宿などを検索し、写真や店名などの基本情報をテンプレートに張り付ける。
 テンプレートは一ページあたり三カ所まで情報を掲載でき、各店舗に推薦の一言コメントをつけることも可能。編集するページ数に制限はない。
 完成したオリジナルのウェブマガジンは、ブログやホームページなどに簡単に張り付けられる。「自分なら別のお店を勧める」という閲覧者が、同じテーマでウェブマガジンを追加で作成し、あたかも一冊の雑誌をぱらぱらとめくるように閲覧できる「タイトルつながり」機能も盛り込んだ。
 まずはグルメ情報の「ホットペッパー」と国内旅行情報の「じゃらん」の二媒体からサービスを始め、中古車情報の「カーセンサー」やベビー用品情報の「赤すぐ」など他の媒体にも順次拡大していく。
 リクルートは二〇〇五年十一月に、ネットマーケティングのメンバーズと資本・業務提携。〇六年七月から独自のアフィリエイト広告配信サービス「リクルート アフィリエイト」を開始したが、初心者には使い方などがわかりにくかった。
 「アフィレット」も「リクルート アフィリエイト」の仕組みを利用しているが、従来に比べて格段に使いやすいように工夫しており、同社ではアフィリエイトサービスの利用者拡大も見込んでいる。