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海外勢の動きと傾向を知る

2017-10-23 18:02:59 | 日記
日本の株式相場において、年々存在感を増しているのが海外投資家である。株の保有比率こそ、それほど高くはないものの、彼らは短期的な取引で利益を得ようとする傾向にあり、売買ベースでは既に日本市場の半分を占めているとも言われている。

したがって、海外投資家の動きは相場にも大きな影響を与えるようになってきている。海外勢の動きについてこれまで知らなかったという人は、ぜひ、その傾向を知っておくべきである。そうすれば、これまで不可解に思えた相場の動きにも納得できるかもしれない。
参考>>FX投資家必見!ソーシャルレンディングのすすめ

海外投資家は短期の取引を好む傾向にあるが、なかでもその代表格がヘッジファンドである。彼らは相場の自然な上げ下げを利用するよりも、巨額の資金を投じて人為的な操作で相場から利益を得ようとすることが多い。個人投資家をターゲットとするような動きもするところから、ヘッジファンドにはあまりいい印象を抱いていない人もいるかもしれない。

このヘッジファンドの中でも、近年よく名前を耳にすることが多くなったのが、CTAやHFTといった手法を駆使するものである。

CTAは金融工学に基づき、高度にプログラミングされたアルゴリズムによって自動でトレードを行う手法である。

HFTは、高価なコンピューターや回線設備を使って、一瞬のうちに数千回の取引を行い、一般の投資家の行動を先回りして、その利益をとる手法である。

これらヘッジファンドの行動に対しては、個人でとれる対策は少ない。ヘッジファンドはアノマリーなどに絡めて売り崩してくることも多いので、相場の節目となるポイントでは様子見してみるなど、巻き込まれないように上手に振る舞いたいものである。

一方、海外勢にも長期的な取引を行う投資家もいる。キャピタルゲインよりもインカムゲインを重視するファンドや政府系ファンド、年金基金など比較的手堅い運用を行っている団体である。

彼らは豊富な資金を背景に大型株を中心に運用する傾向にあり、比較的、長期にわたって銘柄を保有する。ただ、資金額が大きいため、一度にまとまった売りが出ることもあり、そのときには相場を大きく動かすことがある。決算の時期が、夏季休暇前とクリスマス休暇前に集中しやすいので、6月、そして10月、11月あたりには警戒が必要である。その他の時期には動かないことが多い。

こうした海外勢の動きは、投資主体別売買動向や外資系動向などに出来高としてまとめられている。ここで売り越しなのか、買い越しなのかをチェックしておくだけでも、今後の予測にとても役立つだろう。

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