そう、今日はこの人の話をしないといけません。わたしの人生の中で、相当の影響を受けた人物です。
…いえ。厳密に言えば、この人が著した作品がわたしに多大な影響を与えたと思います。
以前に、わたしはコロコロコミック(小学館)派だったという話をしたと思います。
その当時は連載されていた漫画といえば、真っ先に思い浮かぶのが藤子・F・不二雄(1933~1996)先生がまだご健在で、『ドラえもん』を連載していました。
また、小林よしのり(1953~)さんの『おぼっちゃまくん』が全盛期。
それから、のむらしんぼ(1955~)さんの『つるピカハゲ丸』。
竹村よしひこ(1952~)さんの『わ~お!ケンちゃん』。
ちょうど、河合じゅんじ(1959~)さんの『かっとばせ!キヨハラくん』がその続編、『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』への過渡期だったときです。
懐かしい! こう書いてるだけでも、懐かしさがこみ上げてきますね。
い、いや、いいんです。その話は、また別にしましょう。
そのような数多くのギャグマンガがひしめくコロコロコミックの中で、とりわけわたしの興味を引いた漫画がありました。
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』という作品です。
その名の通り、かの円谷プロの名作特撮ドラマ「ウルトラシリーズ」に登場するウルトラヒーローや、敵役の怪獣たちがデフォルメされ、せまいヨイトマカ星を縦横無尽に駆け回るという、愉快痛快な物語でした。
基本路線はドタバタなんですが、時に下ネタ(特に、後期は多かった気が…)で落とすこともあり、「そうか、こういう笑わせ方もあるんだなあ」と子どもながらに感心したものです。
こいつで、まぁわたしのオナラ的思想が確立されたわけです。
…考えてみれば、わたしが生まれて初めて買った漫画の単行本が、この作品でした。
さて、なぜ今日こんな話をしているかといえば、今日がその『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』の作者である玉井たけし(1960~2004)先生の命日だからです。
先生がお亡くなりになったときには、わたしはすっかり"少年マンガ"と縁遠くなっており、訃報を知ったのも、死去後、実に一年あまりも経ったときでした。
どうやら不本意な形で訃報が発表され、連載も何の報せもなく打ち切られたというので、わたしとしても大変残念でなりません。
一世を風靡した、とまでは行きませんが、確実にわたしに影響を与えた方でした。
今更ではありますが、ご冥福をお祈りします。
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初めて買った漫画の単行本が『かっとびランド』か
『スーパーマリオくん』のどっちかだった気がする。
玉井たけし氏は、ずいぶん若くして亡くなったんだね。
なんだか懐かしくもあり、哀しくもあり、だよ。
いやぁ、若いよ。若すぎる死だったよ。
今、単行本を読み直しても面白く、児童漫画の枠にはめてしまうのがもったいない作品たと思います。
玉井氏には、「楽しい思い出を有難う!」といいたいです。
コメントを頂き、ありがとうございます。
小学生のわたしに、本当に多大な影響を与えてくれた人です。
まだ玉井先生の死を知らぬ人も多いはずですから、もっと多くの人にその事績を知ってもらいたいですね。