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12.Austria

2006-11-27 20:54:58 | 『万国巡覧記』

オーストリー共和国
(Republic of Austria)

1.面 積  約8.4万km2(北海道とほぼ同じ)
2.人 口  約810万人
3.首 都  ウィーン(人口約160万人)
4.人 種  主としてゲルマン民族(外国人約75万人、ウィーンには約28万人) 
5.言 語  ドイツ語
6.宗 教  カトリック約78%、プロテスタント約5%
7.実質GDP総額  2,611億ドル
8.1人当たり GDP 31,944ドル
9.実質GDP成長率  2.4%
10.主要産業  機械、金属加工、観光 
11.通貨  ユーロ(2002年1月より流通開始、2005年1月現在、1ユーロ=約139円)
(外務省HP)

オーストリー? 聞いたことのない国が出てきました。
考えてみましょう。
前回がオーストラリアでした。ということは、今回はそのオーストラリアに近い名前の国ということになります。
オーストラリアといえば、昔幼い頃に区別が付かなかったヨーロッパの古豪国がありますね。
…そう、オーストリーとはすなわち旧日本表記「オーストリア」のことだったのです。
ガーン!
一体いつの間に、日本語表記が変わったのでしょうか。
知らない人が多くても致し方ないかも知れません。
2006年10月に、前記のオーストラリアとの区別を明確にするために国名表記を「オーストリー」に改めたそうです。
まだ2ヶ月程度しか経っていませんし、政府の方もそれほど広報に力を入れていないようなので、認知度が低いのも致し方ないかもしれません。
今後、ニュースなどで「オーストリー」というか「オーストリア」というか、それで常識としての定着に差が生じてくるでしょうね。
これからウィンタースポーツのシーズンが到来してきますから、スキーが国技のオーストリーの国名を耳にする機会が増えてくるはずです。
どのように呼ばれるのか楽しみなところです。

オーストリーは、ヨーロッパの中でも屈指の歴史文化大国です。
中世13世紀にかのハプスブルク家が王位に就いていこう、20世紀始めまでその支配下に置かれました。
なので、オーストリーという国も世界史上では重要な位置づけの国になってきます。
また、ウィーンは音楽の都として名高く、多くの作曲家・音楽家を輩出しました。
生誕250周年を迎え、現在関連CDが爆発的に売れているモーツァルトをはじめ、シュトラウス一族、シューベルト、ハイドン、シェーンベルク、カラヤンなどなど。枚挙に一間がないとはこのことです。
また学問と教養を好んだハプスブルク家ですから、その他の学術分野の人材も出しました。
心理学のフロイト、物理学のドップラー、小児医学のアスペルガー、哲学者のウィトゲンシュタインなど、優秀な人たちが出ました。
またスポーツではスキー、サッカー、F1などに人気が集まります。

なので、以後上記の人たちの伝記も「オーストリア」から「オーストリー」と、出身国が変更されることになるはずです。
うまく定着すればの話ですが…。


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