20日の外国為替市場で円安ドル高が進み、一時、1ドル=150円台をつけた。米国の長期金利が上昇し、日米の金利差からドルを買って円を売る動きが強まった。心理的な節目となる150円台をつけるのは約2週間ぶり。財務省・日本銀行による為替介入に対する警戒感が改めて強まりそうだ。 米国ではこのところ、景気の底堅さを示す経済指標の発表が相次いだ。このため米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの見方が強まった。19日には、FRBのパウエル議長が講演で足元のインフレ率について「なお高い」との認識を示したこともあり、米長期金利は同日、16年3カ月ぶりに5%を突破した。 一方、日本銀行は景気を下支えするため、金利を押し下げる金融緩和策を続けている。日本の長期金利も上昇傾向にはあるが、米国の上昇ペースには及ばない。市場では改めて金利差が意識され、円を売って金利の高いドルを買う動きが進んでいる。(朝日新聞) |
ドル円、150円ですか・・・
円高になると値が上がるもの探さなくちゃ!