ネコにかつおぶし ~本とDVD~

日々の出来事、漫画・アニメ・本、たまに映画と音楽。お年玉と節分、ひなまつり。

おひとりさまの老後 上野千鶴子

2007-11-25 17:32:00 | ブックレビュー
おひとりさまの老後
上野 千鶴子
法研

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おひとりさまの老後(楽天ブックス)



東大大学院の女性学の教授である上野千鶴子氏の比較的富裕層(女性独り身)の老後についての指南書といわれている著作です。読む人の立場で評価の分かれるようですね。女性学というのも社会学の一分野だと思いますが男性の私には難しいです。上野千鶴子さんの講義はかなり厳しいそうで、さらにえらく弁の立つ方らしいのでちょっと強面の印象がありますが、写真で見ると普通の上品なおばさまですね。


【楽天ブックス紹介文】
結婚していようがいまいが、世界一長生きの日本女性は、最後は「おひとりさま」になる(確率が高い)。
そこで、元気なうちに、セーフティネットを準備し、予備知識を得ておこう、というのが、この本の狙いだ。著者である東大教授の上野千鶴子さんも、おひとりさまの一人。「どうすれば安心して老いと付き合っていけるか、そして心おきなく死ねるか」を問いながら、その心構えや覚悟、今の社会に必要な情報やハイテクの現代ならではの便利なツールまで、幅広く先達や専門家の意見なども交えて紹介。住まいやお金、どんな介護や医療を受けて、最期は誰に何を遺し、どう終わるか。
社会学者の視点で、「老い」のさまざまな問題点も浮き彫りにしながら、自身の問題としても考察する。
上野教授、久々の書き下ろしである。
 おひとりさまの老後(楽天ブックス)



〔著者情報〕(「BOOK」データベースより)
上野千鶴子(ウエノチズコ)
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学大学院客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。1994年『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞を受賞。近年は高齢者の介護問題に関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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犬と私の10の約束

2007-11-09 03:33:20 | ブックレビュー
俳優の山崎努(崎の字の右側は立と可をあわせた字ですが)もこの本の読書日記を書いている。「コンビニのドアを開けると、いつもの派手なバンダナをしたおじいちゃん店長がウィンクをした・・・(サブリ・シン)という俳優に似ていると母は言っていた」のくだりについて、「作者が威厳のある俳優佐分利信にバンダナを巻かせウィンクをさせる。グッドアイデア」とコメントしている。

 動物の映画はい多いが、動物の愛らしさだけでなく作品全体の力を感じさせる作品であってほしい。
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犬と私の10の約束
川口 晴
文藝春秋

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■内容紹介<Amazonより>
母はその子犬を見て「犬を飼う時には、犬と10の約束をして」と幼いあかりに約束をさせた。

1私と気長につきあってください。
2私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3私にも心があることを忘れないでください。
4言うことをきかないときは理由があります。
5私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことを忘れないで。
7私が年を取っても仲良くしてください。
8私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。

犬と人の触れ合いを描いた感動作!
2008年3月映画化決定。
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農林族

2007-11-07 01:00:51 | ブックレビュー
農林族―田んぼのかげに票がある (文春新書)
中村 靖彦
文藝春秋

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■出版社/著者からの内容紹介
かつて米価決定劇では派手な立ち回りを演じた農林族。市場原理が幅を利かせつつある中、彼らは日本の農場をどこへ持ってゆくのか


■内容(「BOOK」データベースより)
かつて米価決定劇で派手な立ち回りを演じて「ベトコン」などと呼ばれた農林族。農年物価格の決定に市場原理が幅を利かすようになった現在、公共事業誘致に「口利き」をすることに活路を見出している。農業を守るとの大義名分の下に農業を歪めてきた彼らは、日本の農業をどこへ持って行こうとしているのか。前著『コンビニファミレス回転寿司』で現代日本の「食」の風景を見事に描いた著者が、農業と政治の間に横たわる深い闇に挑む。

--- R25的ブックレビュー ---ご飯と政治の大人の関係
 日本の農業を牛耳る農林族の議員たちの姿を浮かび上がらせた硬派な本だ。現在に至るまでの歴史はもちろん、農地整備や公共事業などでの彼らの活動を通して、選挙と農政の深い結びつきも見えてくるだろう。性急な結論を出そうとせず、実情に肉薄しつつ、今後を考えようとする姿勢も好感大。日々の食卓でご対面している米や野菜の背後にある裏事情を知っておきたい。

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書くということ

2007-11-05 23:30:12 | ブックレビュー
「書く」ということ (文春新書)
石川 九楊
文藝春秋

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出版社/著者からの内容紹介
日本語よ、どこへ行く
「書く」ことにこそ、人間の思索は宿る──国語の、文学の衰退を憂う書家が、ワープロ・パソコン全盛の世に警鐘を鳴らす預言の書

内容(「BOOK」データベースより)
言葉は人間存在の証し、言葉こそが人間である。そこに錘鉛を下ろして、このあたりでじっくりと、ワープロやパソコン、ひいては情報(諜報?)化社会の限界を見極める必要がある。人間の社会や生活を支えるために政治や経済活動はある。選挙や株価や円相場のために人間の生活がいつまでも蹂躙されつづけるわけにはいかない。五十年、百年先を見据え、日本語に不可欠の書くこと、言葉の復権、による時代への文化的抵抗が、今ほど必要なときはない。
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ワープロ(既にそんなもの使っている人は皆無に等しいが)やパソコンが、書く事の本質を妨げているとは思わない。ケータイ小説が、流行しているように実は人々は書くことに餓えていたんだと思う。
 一方で、書くことを支えてきた文字に対する畏敬の念が薄れてきたと感じざるを得ない。書くこととは違うけれど、書を嗜むのも良いかも。若者が相田みつをのまねをするのをちょっといいなと思うのである。

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魔法の筆跡テスト

2007-11-05 01:56:36 | ブックレビュー
魔法の筆跡テスト たった1文字で、ココロの本音が透けて見える
根本 寛
PHP研究所

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===書き文字のクセに意味あり============
 「書いた文字でその人の性格やココロを読み取ることができる。」なんて断定するのは賛成しかねるが、試しに遊んでみても損はない。書き文字のタイプ別に、人間関係や仕事、恋愛・結婚、人生をテスト。さらに、筆跡鑑定士による性格を8タイプに分けて相性診断までできる。気になる異性や大切な取引先担当者の、手書き文字と性格を比べてみるのも一興かも。・・・なのである。

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あまりかん

2007-11-05 01:37:26 | ブックレビュー
あまりかん。―尼崎青春物語
高須 光聖
ベストセラーズ

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 浜田雅功や松本人志と同級生で人気構成作家の自伝。小学校の頃から楽しいことばっかりやってたんですね。うらやましい限りです。ちなみに「あまりかん」とは尼崎市出身者もしくは居住者のこと。ダウンタウンの松本人志が命名したそうです。

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お笑い・バラエティ番組をはじめた方面で活動する放送作家・高須光聖がつづる青春グラフティ。どんなつらいことでも笑っていたら、それだけで悲しみが半減する。「尼の人間」は生まれつき、それができるようになっている。ダウンタウンの松本人志、浜田雅功も同級生としても知られる著者が本を書くようになった熱く切ないきっかけとは
====CIRCUS 2007/08月号より======

 まさか、罰ゲームでってことはないですよね。

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賢者のデジタル

2007-11-03 10:34:37 | ブックレビュー
賢者のデジタル
山根一眞
マガジンハウス

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===ひと昔前のデジタルを振り返る=======================
 デジタル漬けの現代。もはや思い出すことすら困難になりつつあるひと昔前のデジタル事情を振り返るには、本書がちょうどいい。日本経済新聞にて’97年から連載中の「デジタルスパイス」より抜粋のコラム集。
 掲載当時の「旬」を垣間見ることができる。筆者独特の視点でのデジタル活用法や、既存サービスへのさらなる要望も興味深い。読後、次の10年でどんな変貌を遂げるのかと思わず未来に思いをはせた。
======================[アスキードットPC2007-11号より]=======

10年前といえば既にWindows95が登場していましたね。VisualBasic4.0が出たあたり。外部媒体はFDかMO。まだUSBメモリはでてきていないし、当然iPodもない。

 さて10年後はどうなっているか。今開発言語はJavaが主流。10年前はクライアントサーバー型の開発が増え出したころ。今はWebだよね。


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ノーサラリーマン・ノークライ

2007-11-03 10:12:29 | ブックレビュー
ノーサラリーマン・ノークライ
中場 利一
幻冬舎

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===若手銀行員の悲哀満載==================================
「辞めてやると思うくせに、歯をくいしばって頑張っている」主人公は30歳前後の銀行員。勤めていた銀行が他行に合併され、出身大学のランクで見下され、上司にいじめられるつらい日々を送っている。しかし脱サラする勇気や自信はなく、好きな子ができても三角関係になって振り回され・・・。彼があまりにも冴えない分、脇役たちの個性が際立つ。誰に共感するかで自分のタイプがわかるかも。
=====================================[R25ブックレビューより]

 面白いと思うのか、暗くなるのかは読者次第だけれど、ビジネスマンはポジティブに行かなきゃね。

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ケビン・コスナー 守護神

2007-11-03 01:11:10 | DVD/CDレビュー
守護神

ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

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 ケビンコスナー主演のアメリカ沿岸警備隊の物語だ。最近日本でも「海猿」が映画化され、「トッキュー」が少年マガジンで連載され、海上保安庁の人気が高くなっている。アメリカでは05年に大型ハリケーン「カトリーナ」が来襲し、沿岸警備隊によって多くの人が救助された。その沿岸警備隊の全面協力の下製作されたのが、本作品である。

 この作品では、上司と部下の関係がひとつの見所となっている。自分の考えを押し付ける上司と自分の才能に自信を持っているがなかなか認めてもらえない部下。やがてお互いの悩みを知ることで絆が深まっていく。

 映画の中で上司、部下の間での言動や行動がビジネスマンにも通じるところがあると言われている。果たして。

出演: ケビン・コスナー, アシュトン・カッチャー, ニール・マクドノー, メリッサ・サージミラー, クランシー・ブラウン
監督: アンドリュー・デイヴィス
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雇用融解 これが新しい「日本型雇用なのか」

2007-11-02 10:43:16 | ブックレビュー
雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか
風間 直樹
東洋経済新報社

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 過去日本企業は、終身雇用で年功序列だから安定しているとされていた。今や契約社員、派遣社員が企業の中心となりつつある。不安定な境遇に置かれた多くの日正社員がいる一方、正社員も過酷な労働を強いられている。フリーターから経営サイドまで取材し、そのいびつな実態を浮き彫りにした本。

 正社員と同等のあるいは、それ以上の力を持ちながら評価されず憤りを感じる人と自分流の生き方として能力がありながら、上を目指さない人。労働環境は少しずつ悪化している感じがする一方で労働に対する対価というものの定義がぶれてきているのではないだろうか。日本経済は優秀な労働力の上に発展してきたのにも関わらず、グルーバル経済のもとに日本の労働力は軽んじられてきているように感じる。

 ・・・現代は混沌としている。

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