授業で Drawbridge Exercise という、おとぎ話のような題材でディスカッションをした。
原文はこちら。
要約すると、お城に王様(baron)と王女(baroness)が住んでいて、嫉妬深い王様が「橋を渡って城の外に出てはいけない」と王女に忠告するも、王女はそれを破って愛人(lover)の所に出かける。帰り道に橋の前で狂人(madman)に遭遇し、「橋を渡ろうとすれば殺す」と言われ、愛人、船頭(boatman)、友人(friend)に助けを求めるもそれぞれの理由で断られてしまう。結局橋を渡ろうとした王女は狂人に殺されてしまう。
計6人の登場人物について、王女の死に最も責任がある(responsible)と思う順に並べなさいというのが問題。
簡単なようで実はいくつも論点が隠されている。チーム5人で全員一致を目指して議論する課題だったが、45分議論しても収束せず、その後のクラス全体でも大激論になって面白かった。
学部1年の夏学期に「応用倫理学」という授業を受けたなと思い出した。金田一少年の事件簿(アニメ)を見てカルネアデスの板について考えた記憶。
ビジネススクールでこんな事に時間を割くのは意味があるのか? というのは別の話。
この授業の教授はこれまでで最高だった。誰かが発言するとわざわざその席までやってくるという何とか白熱教室並のエンゲージメント(写真左)。これだけでもクラス全体の集中度はかなり変わってくる。
日本の大学が学ぶべき点は多い。
P.S. - 次回投稿でいくつか論点を書くので暇な人は原文を読んで考えてみてください。
原文はこちら。
要約すると、お城に王様(baron)と王女(baroness)が住んでいて、嫉妬深い王様が「橋を渡って城の外に出てはいけない」と王女に忠告するも、王女はそれを破って愛人(lover)の所に出かける。帰り道に橋の前で狂人(madman)に遭遇し、「橋を渡ろうとすれば殺す」と言われ、愛人、船頭(boatman)、友人(friend)に助けを求めるもそれぞれの理由で断られてしまう。結局橋を渡ろうとした王女は狂人に殺されてしまう。
計6人の登場人物について、王女の死に最も責任がある(responsible)と思う順に並べなさいというのが問題。
簡単なようで実はいくつも論点が隠されている。チーム5人で全員一致を目指して議論する課題だったが、45分議論しても収束せず、その後のクラス全体でも大激論になって面白かった。
学部1年の夏学期に「応用倫理学」という授業を受けたなと思い出した。金田一少年の事件簿(アニメ)を見てカルネアデスの板について考えた記憶。
ビジネススクールでこんな事に時間を割くのは意味があるのか? というのは別の話。
この授業の教授はこれまでで最高だった。誰かが発言するとわざわざその席までやってくるという何とか白熱教室並のエンゲージメント(写真左)。これだけでもクラス全体の集中度はかなり変わってくる。
日本の大学が学ぶべき点は多い。
P.S. - 次回投稿でいくつか論点を書くので暇な人は原文を読んで考えてみてください。