互選高点句(11月11日-17日)最終結果
50名の方々から50句の投句があり、互選締め切りまでに44名が互選に参加されました。以下は、<11月11日-17日>の互選最終結果です。すべて1点として集計しています。同点は投句者名五十音順となっています。
【最高点/13点】
◎しぐれつつ明けて暮るるも湖北かな/黒谷光子
【次点/11点/同点3句】
○菊の香の子の命日の墓包む/大山 凉
○咲き誇る山茶花風に色こぼし/平田 弘
○日溜まりのあるうれしさに冬の蝶/吉田 晃
(集計/臼井愛代)
□好きな句(互選)を下の<コメント>にお書き込みください。
①下記の<投句一覧/11月11日-17日>の中から選んでください。
②好きな句(互選)を5句選んでください。もっとも好きな句1句にコメントも付けてください。
③互選は、11月23日(金)まで許されますが、互選集計の対象は、11月20日(火)の午後6時までに書き込まれた<好きな句(互選)>に限ります。
④投句をされていない方も互選に積極的に参加してください。
ただし、投句されていないの選は集計の対象にはならなことをご了承ください。
■投句一覧50名1人1句/11月11日-17日(高橋正子抽出)
01.幾たびも落葉する音聞きにけり/柳 あき
02.神無月実りのあとの黒き畑/笠間淳子
03.秋海を白く滑りて渡し舟/松本千恵子
04.しぐれつつ明けて暮るるも湖北かな/黒谷光子
05.手庇にまだ見ゆ一羽冬の雁/志賀たいじ
06.茶が咲いて都の真中匂いけり/まえかわをとじ
07.山間の美術館出で紅葉道/おくだみのる
08.菊の香の子の命日の墓包む/大山 凉
09.山に雪二十世紀も食べ頃に/宮本和美
10,咲き誇る山茶花風に色こぼし/平田 弘
11,秋入り日受けてものみな耀けり/河野啓一
12,鯊沖へ落ちてより海荒れだせり/澤井 渥
13,花八手葉を青々と雨走る/あみもとひろこ
14,博多場所鬢付け匂う電車かな/國武光雄
15,枯野には未だなりきれず薄照る/甲斐ひさこ
16,冬ざれやあらぬ方より鶏の声/小口泰與
17,一樹ずつ雑木紅葉の始まりぬ/藤田洋子
18,冬めきてさらに色濃き針葉樹/多田有花
19,暮れ初めし商店街に零余子買う/臼井愛代
20.亜浪忌の空の明るさ帳に書く/おおにしひろし
21.銀杏黄葉透きて見えきし空の青/藤田裕子
22.矍鑠と大根畑を義兄行ける/堀佐夜子(正子添削)
23.座席少し倒してみたり冬の旅/祝恵子
24.一湾を囲み明るい蜜柑山/池田多津子
25.満潮の河口に睦むしろちどり/篠木 睦
26.穏やかな日和の似合う石蕗の花/大給圭泉
27.日々(にちにち)の暮らし定まり冬に入る/井上治代
28.遥かなる阿蘇の五岳や冬霞/岩本康子
29.小春日の天まで届け園児の歌/高橋秀之
30.水鳥を連れて羽田の帰り船/小西 宏
31,冬の夜膝の童の心地よく/上島笑子
32,紅葉散る我が誕生日森を行く/古田けいじ
33,研ぎ澄みて冬の朝のもの光る/碇 英一
34,朴落葉ばさりと一枚空抜ける/藤田荘二
35,日溜まりのあるうれしさに冬の蝶/吉田 晃
36,掌に余る大王松の落葉かな/渋谷洋介
37,手袋に鴉のくれた実の紅さ/かわなますみ
38,新しき句帳真白く冬に入る/尾 弦
39,鴨あそぶ堰の水音高まれり/小川美和
40,外出や赤子に白きコート着せ/飯島治蝶
41,豆腐屋のぬくもりのある新豆腐/松本和代
42,小春日の軒に盆栽海女の家/島津康弘
43,茎桶に水満々と大小あり/湯澤まさえ
44,雪吊りの縄に雀の留まりおり/丸山草子
45,冬暁にきりりとしまる樹影かな/かつらたろう
46,上潮の川煌きて冬浅し/宮島千生
47,柿すだれ夕日のあたる箪笥店/安藤かじか
48,山深くどんぐり落ちてまだ青き/竹内よよぎ
49,こぼれ日に蕾ふくらむ八重小菊/吉川豊子
50,笛鳴ると空駆くごとく鹿走る/小河原宏子(正子添削)