NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

関東ブロック 11月定例会の報告

2016年11月21日 | 日記
11月3日(木)、都立小児総合医療センターで関東ブロックの定例会が行われました。
参加者は15名。

今回は、各自が職場などで取り組んでいる活動を事例集に近い形でまとめ、発表をしました。
参加した15名だけでなく、遠方や勤務などで参加できない5名からも事例報告が届きました。

そして毎年、ホスピタル・プレイ研究事例集の編集をして下さっている岡田節子先生にもご出席いただき、
事例のまとめ方のアドバイスを頂きました。
発表後は質疑応答。その中で各自の現場での小さな積み重ねや葛藤する姿が掘り下げられていくと、
「そういった事も加えて記すと、より分かりやすく、伝わりやすく~」「ツールなどは、写真も入れてみると~」など、
岡田先生は、ひとり一人に丁寧に教えて下さいました。


定例会の様子

HPSとして職場で確立することには難しさもありますが、
皆、看護業務・保育業務などの中でホスピタル・プレイを実践していました。
実践を積み重ねることで、子どもの力になれた事例や、周囲にホスピタル・プレイの理解や必要性を伝えている、
伝えたい思いがある一方で、なかなか浸透させていけないジレンマを抱えている事例もありました。

悩むのは子どもにとって、より良い環境・活動をしたいという思いがあるからで、
その面においては、皆、前を向き頑張っている様子が、とても伝わってきました。

いつも定例会は午後から行うことが多いのですが、今回は事例発表ということもあり、
10時~17時の1日がかりとなりました。
終えた後は皆、疲れた表情ではありましたが、いろいろと共有できたことで心地よい疲労感でもあったようです。


関東ブロック ブログ担当 くっちー

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