NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

【開催報告】7/1 ICT救助隊 with HPS Japan病児・障がい児コミュニケーション講座

2017年07月03日 | 日記
去る7/1(土)ICT救助隊 with HPS Japan病児・障がい児コミュニケーション講座を開催しました。
ICT救助隊のみなさんとはSMA(脊髄性筋萎縮症)家族の会との
スイッチ相談体験&ホスピタルプレイワークショップで3年前から毎年コラボレーションしていたのをきっかけに
講師にお招きし、コミュニケーション講座を開催しました。
HPSのほか、家族や特別支援学校の先生、療育施設のスタッフのみなさんが参加されました。

当日は透明文字盤や視線入力やレッツチャット、伝の心などの操作体験からオリジナルスイッチ製作まで行ないました。
透明文字盤では伝える側、受け取る側の両方を体験し、視線で伝える難しさを実感しました。
そして、相手の言いたいことが予測できても視線での話も最後まで聞くことが必要だそうです。
  

おもちゃや支援機器の操作のためのスイッチ紹介のなかで、熱帯魚のチューブやダイビングのウエア生地、
シリンジの一部を工夫して使っていると聞き、参加者からは感嘆の声が


iPadのアプリ紹介を聞きながら検索、インストールする参加者が続出(私もその1人)。

視線入力のブースでは、スペシャルゲストのくんのデモンストレーション
数日前の眼科検査で視力はほぼないという結果だったそうですが、
青と緑の風船を狙って打っていたので、お母さんも「見えていますよね~」と笑っていらっしゃいました。

くんはスイッチの使い方も教えてくれました。

スイッチ製作では参加者それぞれが子どもたちのことを思い浮かべながら大きさやスイッチの場所を決めていました。

完成したスイッチが通電したときの歓声や拍手も聞こえました。

コミュニケーション機器もホスピタル・プレイも、機器やツールがあればそれだけでいいのではなく、
子どもと私たちがどうつながるのかが大切なんです。

ICT救助隊の今井さん、仁科さん、アシスタントのみなさん、楽しく学べる講座をありがとうございました!
9/3(日)の鹿児島県姶良市で開催予定のスイッチ相談体験&ホスピタル・プレイ・ワークショップでは
ICTとHPSのコラボで遊びのブースを出展します。
お近くの方、お近くでない方もぜひご参加ください

ご参加のみなさん、スペシャルゲストのくん、ありがとうございました。
またのご参加をお待ちしています。


のぶちん