ノースメディアの制作ウラ話

北海道帯広市を拠点にテレビ番組制作にたずさわるプロダクション。制作現場での出来事や感じたことなど最新情報を発信します。

とっかり君になる!

2008-02-25 20:41:53 | Weblog
とっかりくん~小清水町~ご覧いただけましたか?といってもオホーツク海側の皆さん限定でしたので内容をご報告。
今回の話題は2つ。1つは小清水町で年に一度開かれる熱気球の大イベントを訪ね、町の皆さんにお話を伺うこと、2つめは酪農の仕事をしながら牛の版画を制作している女性をご紹介しました。
で、ブログをご覧の方はご存知の通り。熱気球イベント当日、なんと強風で中止になっちゃったのです!!実は移動する車中で天気予報をラジオと携帯でチェックしつつ、どんなに「強風注意報」という言葉が車内に響いても「小清水だけは大丈夫」などと自分に暗示をかけながら会場に向かいました...が、やはり、熱気球なんてどこにもなし。私の頭は雪のように真っ白になりました。とっかりくんの冒頭の挨拶が「気球がとんでるよ~」だったはずなのになにもかも吹っ飛び、パニックどころか、とにかく真っ白。ぼーーーぜん。・・・ ・・・・
そんな私にS上司の喝が。「今日一日はとっかりくんだ!何も考えずにとっかりくんになりきってやれ!」...
そして私達がおこなったのは、・・飛び込み。なんの前触れもなくいきなりとっかりがインタしたり皆さんの輪の中に飛び込んだり、ようするにぶっつけ本番でロケを行いました。取材を元に用意していた構成(A4用紙1枚半)がすべて白紙になっちゃったので、とにかく聞きながら出口を探る、探りながら聞く、そんなロケやったことないけどやるしかない。・・「とっかりになりきるってどういうこと~???」という思いを抱えつつ飛び込んでみると、これが驚いたことに意外にもすんなり受け止められたのです!これには本当にびっくり!!
取材を受けて下さった皆さんが相当上手で「こんにちは」と呼びかければ「あら、とっかりくん」と答えてくれるすばらしさ!とっかりくんは何の違和感もなく皆さんとお話しできたのでした。そして町で熱気球を上げることへの熱い思いを伺うことができました。
ちなみに牛の版画家さんもぶっつけでやってみたところすんなり受け入れられ、普通にとっかりくんと会話が成り立っていました。本当に、本当に、皆さん、すごい。すごいと思います!!版画家さんに至っては牛への愛情の深さをとっかりくんにじっくりと話して下さり取材では伺えなかった言葉を聞くとことができ感動してしまいました。
今回のロケ、ぷかぷか浮かぶたくさんの熱気球を撮影することは出来ませんでしたが、私には本当に勉強になりました。ピンチはチャンス・・・?かどうかはわかりませんが、これをふまえて益々がんばるつもりのとっかりです。よろしくお願いします!・・ところで、S上司の「とっかりくんになりきる」って...その喝もすごいでしょ?
ロケ日の濤沸湖 →
小清水町は日本で唯一熱気球で流氷を見下ろせる町なんですよ。小清水で熱気球に乗るというのはバルーンニストの夢なんだそうです。チャンスがあったら来年体験してみてくださいね。

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