空を眺めて

ヒョウ、ゲリラ豪雨、雷・・・・
今日の私の街の空は荒れています。

毎日数回空を眺めます。
とりわけ好きなのは、初夏の曇り空。
信州辺りが良いですね。
遠くに少し青空が見えている空を眺めるのが好きです。

「今日のご機嫌はいかがかな？」
朝は一日の予定をたてるのにまずは空から。
雲の流れは早いもので・・・。
お天気なのにお洗濯物を干した時点で
「あら！雨が降るかしら？」という雲が出ることも。
傘や帽子が必要なのもわかります。
雨が上がって虹を探しにいったり
夕日が沈む所をみていると何だか得した気分。
風が吹いた日は、夜空がキレイ。
当たり前の事を確認するのは
空だけではないです。

みんな同じ空の下にいて
遠く離れた人を想う。
そんな日があっても良いのかな？

オリーブ少女

発売中のファッション雑誌の中に
「17才の私へ」という
20年近く前に廃刊になったファッション雑誌の特別ページを見つけました。
当時ティーンズ向けの雑誌の中でも人気の高かったオリーブ。
月に２回でるこの雑誌を購読し、夢を見ていた少女のことを
「オリーブ少女」と言いました。

私もオリーブ少女の一人。
外人モデルの着ているお洋服はどれもステキだったし
パリへの憧れ、パリジェンヌのようになりたい情報満載のオリーブを
何より楽しみにしていたっけ。
「自分だけのスタイル」をお小遣いのゆるす範囲で買い、時には母の持ち物を借りて気分はパリジェンヌ！なわけです。

映画やアート、音楽、文学などの特集は、
映画ならゴダール、フェリー二、文学なら太宰治やら三島由紀夫と
充実した大人の内容にドキドキしながら読んでいました。
学校の先生に勧められても読まないのに・・・読んでみたりしてね！
外見だけでなく、中身を磨く事の重要さもちゃんと教えてくれていたのですね。

少し背伸びしたい年頃のバイブルのようなものかしら？

丁度、美術系に進み事を決めていた私は
オリーブを見て、スタイリストやデザイナーに憧れました。
フードコーディネイターという職業を知ったのもここからでした。
恋愛、ウエディングへの憧れも、等身大のスタイルで描かれていて
まさに夢見る少女なのです。

少女の頃の憧れや夢は
大人になって少しづつ薄れて行くけれど
迷った時や辛い時には戻ってみられるように、数冊とっておいています。
何度か違う道に行ったけれど
今、少しだけ夢を叶えていっているんじゃないかな？

そしてオリーブ少女だった事は、私の自慢！
それくらい、オリーブ少女は可愛い女の子という意味だったんです。
もう一度そんな本に出会いたいと思いながら
読み返してみた夜でした。

名前のお話し

本業が忙しくなってしまって・・・
少し間があいてしまいました。

本業・・・文字を手書きでデザインしています。
今回忙しかったのは
お名前のデザインです。

名前の由来はそのほとんどがご両親の願いです。
「こんな人であってほしい」
ご両親は、産まれてきてくれた事に本当に感謝して
たくさんの希望や願いを込めて
大切に、大切に育てていくのだなあ・・・。

お名前のデザインを始めてそう感じました。

そう、願いやイメージ、好きなモチーフや職業、ペットに愛車・・・形あるものでしたら
一応なんでも。
はじめはお子さん対象に書き始めたの。
次第に「私も欲しいなあ」というご依頼者が増えて
今では、お腹の中にいるうちから100歳の方まで
一ヶ月に30名から書いています。

産まれて初めてもらって一生持っているのが名前です。そして日本の言葉や漢字は
たくさんの意味があります。
当て字なんていうのも最近は多そうですが
もう８年近く書いているのですが
「当て字です」という人にあった事がありません。

以前書いた小学校３年生の女の子のお父さんに
後日偶然お会いしたら
「持ってあるきたいと言うんですよ。ぐしゃぐしゃになっちゃうよと言ったんですが聞かなくて。縮小コピーして定期入れに入れて持たせました」
とても嬉しくて感激しました。
でもね、ふと思ったんです。
確かに、自分の好きな物を入れて好きな色で書いてあるから嬉しいのですが
本当に嬉しいのは、ご両親が付けてくれたという事に気付いて
自分の名前が愛おしくなったのではないかと思うのです。
そう思うとこのお仕事辞められません。
彼女は何かに迷ったり、辛い事があった時
一人ではなく、こうして自分を思ってくれる家族がいる事に気付いて頑張ってくれるのではないかと思っています。
名前って深く考えることあまり無いですが
たまには考えて、ご両親にありがとうって言ってみてください。

写真はバラですが・・・Rose今一番美しい季節ですね！

お誕生日

今日は私のお誕生日。

これまでの月日を振り返りながら
新しい自分に再生する日。

嬉しかった事は、人にもやってあげよう。
辛かった事は、繰り返さないようにしよう。
振り返りながら、後悔はしない事。

ドライブしながら、目の前にまっすぐな飛行機雲が現れました。
まっすぐに「生きねば」
宮崎駿監督の「風立ちぬ」を思い出しました。
風立ちぬとは、「風が立った」という意味。
風が吹き抜けるように流れる月日。
夢とロマンを片手に流されないように生きねば。

まあ・・たまには流されながら行くのも良いですけどね。
しっかり立って風を受けられるように生きたいものです。

タケノコ、タケノコ

タケノコの季節到来！

やっぱりタケノコご飯かしらね。
私は炊き込みご飯が好きです。
あとは、ニシンと炊いたのね。
コシアブラとコゴミもあったので
柔らかいところをペペロンチーノでいただきました。
ビールやワインに合うけど・・・焼酎にも合う！
あっという間に胃袋の中に。あぁ幸せ！

タケノコ堀りをしていますと・・・大きくなってしまったのは
「どうぞ竹になってください」としか言えませんが
七夕飾りのころには立派な竹となり
願いを届けてくれるんだろうなと思うと
夢が広がります。

先日、面白い豆話しを聞きました。
「タケノコ医者」という医者の呼び方・・・
やがて薮になるタケノコ
薮より未熟という意味だそうです。
ひどい中傷ではありますが、言葉が柔らかくなるもんだなあと
感心してしまいました。
やがて立派な一本の竹になってくれる事も願って、そう言卯優しさも
備えているのかもしれませんね。