このブログでもくどい程取り上げていますが、先日、日本でも僕がヨーロッパで活動しているピアノトリオ、Falk Bonitz Trioのファーストアルバム「Märzsonne」が発売されました。
発売先はこちらの記事にまとめてあるので、まだ購入なさっていない方は是非ご参照下さい。
これもブログに書きましたが、先日追加オーダーの発注もあり、どうやら順調にお買い求めいただいているようです。有り難い。
一週間程前に追加分のCDを日本に向けて発送しているので、間もなく在庫が補充されるはずです。
さて、Märzsonneのレコーディングですが、実は今から数えて一年以上前、2013年の3月12、13日に、二日間でレコーディングをしておりました。
Märzsonneというタイトル、ドイツ語で「三月の太陽(日差し)」という意味なので、3月のレコーディングはアルバムにぴったり!
2013年の冬はとても長かったので、3月中旬のこの時期にも外は雪が積もっていたのを覚えています。
レコーディングで使ったのは、ベルリンにあるStudio P4。
天井も高く、ブースも3つほどあり、ピアノ/ベース/ドラムどの音も、お互いに被ってしまう事なくクリアに録音できました。
一日目にコントラバス使用の曲2曲と他数曲。二日目にはバンドがノってきたので、結局コントラバスを使わない残りのエレキベースの曲を全部録り直したと思います。
僕のブースの中の光景。コントラバスにKen Smithのベース(当時はまだAdamovicを所有していなかったので)、そしてVanderkleyのキャビネットにWalter Woodsのヘッドアンプ。
エレベの音はWalter Woodsのアンプを経由してRadialのDI(おそらくJDV MK3)から録音しました。コントラバスはマイク録りでした。
実は僕、ヘッドホンだけでのモニターのレコーディングはどちらかというと苦手な方で……。
アンプからの音圧というよりは、音のスピードを感じながら演奏したいタイプなので、Vanderkleyのキャビは完全に自分のモニター用に持ち込みました。
それでも(レコーディングなので当たり前なのですが)ブースの中の音がかなりドライで、初日は若干苦戦しましたが、二日目にはそれにも慣れて、とても良いものが録れたと自負しております。
そして、ヘッドホンのモニタリングが苦手とは言えども、レコーディングなので、他の楽器は当然ヘッドホンで聴かなければなりません。
そこで強い味方となってくれたのが、これ。
スタジオで借りた、Beyerdynamic DT-880 Pro。セミオープンタイプのヘッドホンです。
この「セミオープン型」というのがポイントで、密閉型に比べると空気感があり、僕の中ではダイレクトすぎる音の密閉型のヘッドホンでレコーディングするよりも幾分快適に出来たかな、という印象です。
このヘッドホン、使用感が気に入ったので、レコーディングの後に自分用のものを購入しております。今では録音の現場に必ず持って行くものの一つとなりました。
ブースに入ってもお互いが見えるようにちゃんと窓があり、アイコンタクトも完璧でした。
2012年から本格的にトリオの曲を演奏し始めて、レコーディングまでにみっちりと曲を本番で演奏して、アレンジや雰囲気などを煮詰めていきました。
その甲斐があって、レコーディング時には皆曲を暗譜済。とてもライブ感のあるテイクが録れました。
二日目が終わって機材を全て撤収し、車を持っているYatzivに送ってもらって部屋に帰ってきたのが夜10時過ぎ。
周りのお店はほとんど閉まっていて、近所の謎のアジア系のインビスでチャーハンを買って食べたのを思い出しました。(笑)
味は微妙でしたが、達成感をかみしめながら食べました。
実は、アルバムに収録されていない曲も一曲録音しております。
Falk曰く
「悪くはないけど、他の曲と並んでアルバムに収録すると、なんとなくコンセプトに合わない」
という理由で、現在お蔵入りになっています。そしてこのレコーディング以降、ライブでも演奏していません。
いつかこの曲が日の目を見る事もあるのかな?
次回は僕視点でそれぞれアルバムの曲を解説してみたいと思います。6曲収録なので、全6回予定!
発売先はこちらの記事にまとめてあるので、まだ購入なさっていない方は是非ご参照下さい。
これもブログに書きましたが、先日追加オーダーの発注もあり、どうやら順調にお買い求めいただいているようです。有り難い。
一週間程前に追加分のCDを日本に向けて発送しているので、間もなく在庫が補充されるはずです。
さて、Märzsonneのレコーディングですが、実は今から数えて一年以上前、2013年の3月12、13日に、二日間でレコーディングをしておりました。
Märzsonneというタイトル、ドイツ語で「三月の太陽(日差し)」という意味なので、3月のレコーディングはアルバムにぴったり!
2013年の冬はとても長かったので、3月中旬のこの時期にも外は雪が積もっていたのを覚えています。
レコーディングで使ったのは、ベルリンにあるStudio P4。
天井も高く、ブースも3つほどあり、ピアノ/ベース/ドラムどの音も、お互いに被ってしまう事なくクリアに録音できました。
一日目にコントラバス使用の曲2曲と他数曲。二日目にはバンドがノってきたので、結局コントラバスを使わない残りのエレキベースの曲を全部録り直したと思います。
僕のブースの中の光景。コントラバスにKen Smithのベース(当時はまだAdamovicを所有していなかったので)、そしてVanderkleyのキャビネットにWalter Woodsのヘッドアンプ。
エレベの音はWalter Woodsのアンプを経由してRadialのDI(おそらくJDV MK3)から録音しました。コントラバスはマイク録りでした。
実は僕、ヘッドホンだけでのモニターのレコーディングはどちらかというと苦手な方で……。
アンプからの音圧というよりは、音のスピードを感じながら演奏したいタイプなので、Vanderkleyのキャビは完全に自分のモニター用に持ち込みました。
それでも(レコーディングなので当たり前なのですが)ブースの中の音がかなりドライで、初日は若干苦戦しましたが、二日目にはそれにも慣れて、とても良いものが録れたと自負しております。
そして、ヘッドホンのモニタリングが苦手とは言えども、レコーディングなので、他の楽器は当然ヘッドホンで聴かなければなりません。
そこで強い味方となってくれたのが、これ。
スタジオで借りた、Beyerdynamic DT-880 Pro。セミオープンタイプのヘッドホンです。
この「セミオープン型」というのがポイントで、密閉型に比べると空気感があり、僕の中ではダイレクトすぎる音の密閉型のヘッドホンでレコーディングするよりも幾分快適に出来たかな、という印象です。
このヘッドホン、使用感が気に入ったので、レコーディングの後に自分用のものを購入しております。今では録音の現場に必ず持って行くものの一つとなりました。
ブースに入ってもお互いが見えるようにちゃんと窓があり、アイコンタクトも完璧でした。
2012年から本格的にトリオの曲を演奏し始めて、レコーディングまでにみっちりと曲を本番で演奏して、アレンジや雰囲気などを煮詰めていきました。
その甲斐があって、レコーディング時には皆曲を暗譜済。とてもライブ感のあるテイクが録れました。
二日目が終わって機材を全て撤収し、車を持っているYatzivに送ってもらって部屋に帰ってきたのが夜10時過ぎ。
周りのお店はほとんど閉まっていて、近所の謎のアジア系のインビスでチャーハンを買って食べたのを思い出しました。(笑)
味は微妙でしたが、達成感をかみしめながら食べました。
実は、アルバムに収録されていない曲も一曲録音しております。
Falk曰く
「悪くはないけど、他の曲と並んでアルバムに収録すると、なんとなくコンセプトに合わない」
という理由で、現在お蔵入りになっています。そしてこのレコーディング以降、ライブでも演奏していません。
いつかこの曲が日の目を見る事もあるのかな?
次回は僕視点でそれぞれアルバムの曲を解説してみたいと思います。6曲収録なので、全6回予定!