●先日、新聞紙面を少し賑わったのが、あるコンサルタント会社が行った「地域ブランド調査2006市版」の結果です。
●全国の779市を「ブランド力」で100点満点に換算して評価したものです。
●この点数を魅力度と考えると、栄えある全国1位は、札幌市で60.5点、第2位は神戸市で58点、第3位は、函館市と横浜市で57.6点、5位が京都市56.3点、6位が富良野市の55.4点、7位も北海道で小樽市が54.6点、8位が鎌倉市の53.3点、9位が那覇市が48点、10位が沖縄市の45点と続いています。ベストテンに北海道からは、4都市がランクイン。20位までには、18位の旭川市、20位が登別市が入っています。
●日経リサーチでも同様の調査を行っており、こちらは、都道府県名と名産品を「地域ブランド知覚指数」でまとめたものです。
●全国第1位は、やっぱり北海道。2位が京都府、3位が沖縄県、4位は大阪府、5位が東京都、6位は神奈川県、7位に兵庫県、8位に福岡県、9位が鹿児島県、10位に奈良県が続いています。
●名産品の方も1位は、夕張メロンで、博多辛子めんたいこなどを押さえています。
●「北海道」のイメージってすごいですね。函館市の順位が高いのは、住んでみるとうなずけます。函館市は、日本交通公社の調査でもかつて、女性の行ってみたい観光都市で全国一位になっていますしね。
●古くから住んでいる人の反応は、オモシロイものです。ある新聞によると、「信じられない」(70代男性)、「除雪は悪いし観光で来た人が美化しただけ」(60代女性)などなど18人の市民に聞いて好意的な反応は一人だけというものでした。
●前にJR函館駅前の大門にできた「大門横町」の評判をタクシーに乗ったときに、何回か聞いたところ、「最初だけは人は集まるけど、函館市民は新しもの好きだから・・・」とその後は悪い点ばかり話すという具合。自分たちの住んでいる街を誇ることができないって不思議ですね。
●今、函館では、ハコダテスマイルキャンペーンというものが行われていますが、一番大事なのは、住んでいる人たちの街への意識を変えることなのかもしれませんね。