の~の『ぶ』

馬の仕事や家族の事、大好きな食べ物飲み物、趣味の乗り物の事などなど。わたくし「の~」の『ぶ』ろぐ!

9仔

2010-03-06 16:56:34 | 仕事
わたくしは9年ほど前に

社台Fにお産の勉強に行ったことが

あります~☆










昔ながらの「馬のお産は引っ張って出す!」

に異論を感じていた社長さんが


ちょっと社台のお産を見て来い!」


ってことで代表でわたくしが行きました・・・










の結果

《紆余曲折》ありました(ます)が

我が繁殖場のお産は

今の合理的な「馬のお産は馬がするもの!」に

替わりました~!












そ~んな社台Fに行った時・・・










わたくしが社台の繁殖厩舎に着いたら

すでに休憩室両脇のお産馬房に入ってる2頭ともが

仔の前足が出ている状態・・・

 わわわわ~!











だって当時のわたくしは

「仔馬の足が出てきたら引っ張りだす!」

お産しか知らなかったから

一人アワアワしてましたら

社台Fの獣医さんは少しも焦りはせずに

片方の馬を指差しながら



ちょ~っと陣痛微弱みたいで破水してから
   も~2時間経ってんだよね~☆」










その後

少ししてその馬は無事に産まれました・・・

 焦りは禁物ってことだね~☆




     。。。。。。。。。。










昨日の夜に今年9頭目の

クイーンのルールオブローの女の仔が

娩出するのにかなり渋かったですが









自力で無事に産まれました~♪




   。。。。。。。。。。







ここで上(↑)の紆余曲折の話し・・・

 大変なのよ…












今の繁殖場の最高責任者の場長Tは

昔の人・・・






新しいことになかなか

対応できない人・・・







お産が始まっても仔の足が見えたら

ソワソワしだしちゃうの・・・







いくら説明しても最後まで引っ張らずに我慢なんて

出来ないの・・・










先日のアラバスタのお産でも

最後には廊下にいたS太郎を呼びつけて

2人がかりで無理やり

引っ張り出しちゃった・・・











そんな古代人が

お産のときにソワソワしないように


「俺が社台にお産を見に行ったときは
 着いたらすでに仔の前足が出てて
 獣医曰くそのときで2時間経ってたらしいけど
 誰も焦りはせずに見てるだけで
 その後人間は手を出さずに自力分娩で無事に産まれてた!」




と説明して

何とか理解してくれた・・・ような?

 ど~なんだろ~?




   。。。。。。。。。。









でもね・・・









こんなことを知ったかぶって

年上の場長に説明しているわたくしですが

詳しい本当のことなんか全然わかんないのよ・・・

 獣医学的根拠はゼロですよ…











そんなときに

わたくしの教科書的ブログの

馬医者修行日記の難産があった日の一節に


「破水して1時間近く。でも仔馬は生きていた。」と


書かれてたので



この機会を逃してなるものか~☆



とコメントとして


「破水後の陣痛微弱などで娩出までに時間がかかっても
 胎盤が剥がれてこないかぎりは仔馬は大丈夫~☆
 と勝手に認識してましたがこれは間違いなのでしょうか?」


と質問いたしますと



その返事が


「私も難産で連れてこられて、
 2時間ほども経って引っ張り出したのに
 仔馬が生きていたのを経験しています。
 胎盤が長く機能することはあるようです。
 馬は、破水から30分ほどで胎盤が機能しなくなる。
 というのが一般的見解だと思います。」


と・・・









お忙しいのに

ありがとうございます~!






またわたくしの知識が一つ

増えました~☆











わたくしの経験でも

破水して30分過ぎるようなことはなかったし・・・

 30分過ぎても大丈夫そうだし…












なのでこれからも

焦らず騒がずに平常心での

お産をするのです~♪


















なんだけど

だったら社台のアレはなんだったの?












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