社長

６月９日の当直の夜でした・・・








仕事用携帯にメールの着信・・・











牧場の事務方から「９時７分に社長は眠るように息をひきとりました」・・・と













あれから早くも１０日が経った・・・








そろそろ社長のことを書こう・・・







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３０年前の春、

わたくしが横浜から牧場に来た当日に社長から言われた言葉、

今でもココロに残ってる言葉・・・







「キミは地元の友達と離れて遠い北海道に来たけど

　これから北海道でも友達を作りなさい、沢山作りなさい！

　倒れたとき、苦しい時に助けてくれるのは友達だよ！

　そしてその友達を大切にしてくれ！

　友達は一生の宝だよ！」











あれから３０年、

こんなわたくしにも沢山の友達が出来ました！








牧場で共に働いてきた仲間だったり

牧場で行かせてもらった研修で知り合った仲間だったり

牧場見学に来たファンと親交を重ね今じゃ友達だったり、












ってか

全部　社長が作ってくれた輪なんですよ！










そんな感謝も社長が逝ってから気がついたダメなわたくし・・・






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そ～んなわたくしが最後に気づいた社長の想い・・・











苫小牧の病院で息を引き取った社長様・・・









最後の最後まで「みんなが待ってるから牧場に帰らなきゃ！」と言ってたそうで・・・








その意思を汲んでその夜のうちに牧場の自宅まで帰ってきたそうな・・・









そして

「火葬が済んでから告別式をしてくれ、火葬が済むまでは家族と従業員しか呼ぶな」と言い残したそうで・・・









おそらくね、

病気との戦いの結果　やつれてしまった顔を大勢に見せたくないって、社長らしいね・・・

















ってね・・・









社長様、

従業員を家族と同等に想ってくれてたんだと・・・










その想い、有り難いやら勿体ないやら嬉しいやら悲しいやら・・・

















社長～・・・







わたくしは社長が逝ってからそんな想いを知りました・・・








社長の思いやりに気が付くのが遅かったです・・・









社長から見て

わたくしは良い従業員だったのでしょうか？









社長の期待に添えていたのでしょうか？














話せてないことがたくさんあります、




聞きたことがたくさんあります、





謝りたいことがたくさんあります、




礼をしたいことがたくさんあります、















色々とホントにごめんなさい・・・




色々とホントにアリガトウございました！













社長の奥様が

社長の意思を牧場を継いでやってくそうです！







奥様は　こんなわたくしに「力を貸してください」と言ってくれました！







もちろんですっ！








社長から受けた恩を、

受けたまま返せないでいた恩を

わたくしは社長の後を継ぐ奥様へ、

社長が残したこの牧場に

返します！





まだまだこれからもガンバリますから













社長

〈サヨウナラ〉は言いません、

どうか見守ってて下さい！