咲-Saki- 第161局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第160局 「5決」 感想)
いよいよ、5位決定戦が開幕!選手全員が卓上を取り囲む様に整列し、「よろしくお願いします!!」と挨拶を交わすのは今までにはなかったことだよね。決勝戦でも同じことを行うようだから、照と咲さんの再会は約束されたようなものじゃないですか。いやはや、感慨深いじぇ...。
以前、宮永姉妹が顔を合わせたときはまともに話そうともしなかった照。仲の良かった姉妹が疎遠になってしまった理由はなんなんだろう。全く思い出の語られない照はいったいどんな思いを内に秘めているんだろう。
もう一度お姉ちゃんに会って話をしたいと長野から上京してきた咲さん、再び自分の前に姿を現す妹と視線を交わす時の照。再会を果たす時、2人は一体どんなことを思うんだろう。そして、2人を繋ぐもの――麻雀、そして嶺上開花。少なくとも団体戦で2人が対局をすることはない。でも、インターハイの優勝を争う選手として、同じ場所に立つ咲さんと照。今から楽しみでしょうがないってもんです。
さて、先鋒戦を観戦するにあたり、誰を応援すればよいのか迷う優希。すばら先輩を応援するのは当然にしても、準決勝で激闘を繰り広げた戦友を応援したいという気持ちもあるようで。そう、そう。昨日の敵は今日の友。今日の友は明日も友達。
和の助言ですばら先輩を応援する流れで決着が着いた模様。当ブログもすばら先輩を応援しております!
・・・というわけで、先鋒戦がスタート。席順は起家から、漫ちゃん、すばら先輩、怜、成香ちゃんの順となった。
東一局、配牌から成香ちゃんは一向聴。しかも自風であるが暗刻で、一盃口とドラのもあるという至れり尽くせりな好配牌。半荘1回の対局ではこういう和了れるチャンスを確実にモノにできるかどうかはかなり大きい。
泣いたり、笑ったり、驚いたり、片目が隠れているにもかかわらず、表情がわかりやすいことに定評のある成香ちゃんですが、この横顔を見る限り、まだポーカーフェイスを保てているようです。
だがしかしである。この卓には一人いるんだよ...。どんなにポーカーフェイスを保とうとも一巡先の未来を見通してしまう怪物が...!!
成香ちゃんがダブリーをかける未来が視える!体調の心配があった怜だけど、未来視は問題なく使える模様。うーん、こうなると先鋒戦は怜の一人舞台かなー。
一巡先を知ることのアドバンテージを覆すには照のような問答無用の怪物でもない限り難しい。放銃回避能力と平均聴牌速度の上昇、リーチの選択。麻雀においてここまで局面に限らずあらゆる状況で役に立つ能力もないよね。
成香ちゃんの好配牌に対して、怜の配牌は9種9牌。もし、怜に未来を視る能力がなければ、この局は9種9牌で流れていただろう。でも、この配牌と1巡先の未来を視た怜は、手牌を倒さず、切りという不可解な選択をする。
そして、怜が視た未来の通り、下家の成香ちゃんが注文通りと言わんばかりにをツモリ、笑顔と共にダブリーを掛けるのであった。
フラグ成立。2回戦の時同様に、またしても「当たったら事故」のダブリーに一発で振り込む漫ちゃん・・・。事故を起こす人間の99%は起こそうと思って事故を起こしていないんだよ・・・。それでも起きてしまうのが事故ってもんなんです。
ロン ドラ
裏ドラ表示牌がになっているけど、ドラ3になるなら、これはとかの間違いかな。
何はともあれ、東1局から倍満和了とは、成香ちゃんにとっては幸先の良いスタートになったね。漫ちゃんは不憫としか言いようがないけど。
だが、爽の言う通り、この成香ちゃんの和了りに対して、素直に喜べないのが辛いところ。未来を視ていた怜は、姫松の点数を削るために9種9牌で手配を倒さずに成香ちゃんに和了らせたとしか考えられない。
確かに準決勝の成績を見れば、サトハ先生相手に善戦をした漫ちゃんの爆発力に対して、成香ちゃんは全く脅威ではないと思われても仕方ないけどね。戦略的にも正しい選択だと思う。ただ、麻雀は4人で行う競技だから、こういう思惑の絡み合いで、有珠山が有利に状況を進めることが出来れば爽たちにとってはチャンスになるのがおもしろいところ。
中二病娘である由暉子ちゃんの「かっこいい!」発言のブレさなが良い...。確かに、未来視って一度は憧れるよなー。(中二病並感)
さて、続く東2局は怜のターン。
阿知賀編でおなじみのリーチポーズに加え、リー棒に炎が灯るエフェクトが超絶かっこいい!この演出には由暉子ちゃんでなくてもかっこよさをっ感じずにはいられないってもんです。
全国屈指の一発率を誇る怜のリーチを警戒する3人。漫ちゃんが鳴いて一発消しとツモ順をずらすも、
「それ込みで見えとったんやんな」!!ずらされることさえもお見通しで、ツモ和了りを決める怜がすばらなかっこよさ。
ツモドラ
あえて、切りでリーチを掛け、中膨れので待ち、ツモ和了るという離れ業。漫ちゃんがで鳴いてずらしてくることを織り込んだからこその和了り。圧倒的過ぎる。
自分ひとりが弱くて一緒に打つ機会が減ってしまっても、全然変わることなく、ずっと友達でいてくれた竜華やセーラのため、病弱な自分をエースとして慕ってくれる後輩たちのため、自分の我儘を受け入れてくれた中牟田さんのため、大好きなチームのために全力を尽くす。変わらない想いを胸に、一巡先の未来を改変する。リー棒に灯った炎はそんな怜の気持ちを乗せているかのようでもあった。まさに漫の「消えない炎」のお株を奪う熱い演出だったね。
怜の跳満和了によって、点数状況は有珠山:113000点、千里山:112000点、新道寺:94000点、姫松:81000点となった。点数だけを見れば有珠山がトップという意外な立ち上がりだが、怜が一方的に場をコントロールしている状況なのはやはり予想通りか。東3局は怜の親番だけど、止める手立てはあるのかな...?漫ちゃんの爆発とすばら先輩の立ち回りに期待したいところ。
次号は休載で、次回は7月15日発売号で掲載予定。偶然か否か、絶賛活躍中の怜を主人公にしたスピンオフ『怜-Toki-』が6/25発売のビックガンガンから連載がスタートするので楽しみです。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第160局 「5決」 感想)
5位決定戦、開幕!
いよいよ、5位決定戦が開幕!選手全員が卓上を取り囲む様に整列し、「よろしくお願いします!!」と挨拶を交わすのは今までにはなかったことだよね。決勝戦でも同じことを行うようだから、照と咲さんの再会は約束されたようなものじゃないですか。いやはや、感慨深いじぇ...。
麻雀を通してなら・・・
以前、宮永姉妹が顔を合わせたときはまともに話そうともしなかった照。仲の良かった姉妹が疎遠になってしまった理由はなんなんだろう。全く思い出の語られない照はいったいどんな思いを内に秘めているんだろう。
もう一度お姉ちゃんに会って話をしたいと長野から上京してきた咲さん、再び自分の前に姿を現す妹と視線を交わす時の照。再会を果たす時、2人は一体どんなことを思うんだろう。そして、2人を繋ぐもの――麻雀、そして嶺上開花。少なくとも団体戦で2人が対局をすることはない。でも、インターハイの優勝を争う選手として、同じ場所に立つ咲さんと照。今から楽しみでしょうがないってもんです。
さて、先鋒戦を観戦するにあたり、誰を応援すればよいのか迷う優希。すばら先輩を応援するのは当然にしても、準決勝で激闘を繰り広げた戦友を応援したいという気持ちもあるようで。そう、そう。昨日の敵は今日の友。今日の友は明日も友達。
付き合いの長さ
和の助言ですばら先輩を応援する流れで決着が着いた模様。当ブログもすばら先輩を応援しております!
・・・というわけで、先鋒戦がスタート。席順は起家から、漫ちゃん、すばら先輩、怜、成香ちゃんの順となった。
素敵な配牌
東一局、配牌から成香ちゃんは一向聴。しかも自風であるが暗刻で、一盃口とドラのもあるという至れり尽くせりな好配牌。半荘1回の対局ではこういう和了れるチャンスを確実にモノにできるかどうかはかなり大きい。
泣いたり、笑ったり、驚いたり、片目が隠れているにもかかわらず、表情がわかりやすいことに定評のある成香ちゃんですが、この横顔を見る限り、まだポーカーフェイスを保てているようです。
だがしかしである。この卓には一人いるんだよ...。どんなにポーカーフェイスを保とうとも一巡先の未来を見通してしまう怪物が...!!
一巡先・・・!!
成香ちゃんがダブリーをかける未来が視える!体調の心配があった怜だけど、未来視は問題なく使える模様。うーん、こうなると先鋒戦は怜の一人舞台かなー。
一巡先を知ることのアドバンテージを覆すには照のような問答無用の怪物でもない限り難しい。放銃回避能力と平均聴牌速度の上昇、リーチの選択。麻雀においてここまで局面に限らずあらゆる状況で役に立つ能力もないよね。
9種9牌
成香ちゃんの好配牌に対して、怜の配牌は9種9牌。もし、怜に未来を視る能力がなければ、この局は9種9牌で流れていただろう。でも、この配牌と1巡先の未来を視た怜は、手牌を倒さず、切りという不可解な選択をする。
そして、怜が視た未来の通り、下家の成香ちゃんが注文通りと言わんばかりにをツモリ、笑顔と共にダブリーを掛けるのであった。
事故
フラグ成立。2回戦の時同様に、またしても「当たったら事故」のダブリーに一発で振り込む漫ちゃん・・・。事故を起こす人間の99%は起こそうと思って事故を起こしていないんだよ・・・。それでも起きてしまうのが事故ってもんなんです。
ロン ドラ
裏ドラ表示牌がになっているけど、ドラ3になるなら、これはとかの間違いかな。
何はともあれ、東1局から倍満和了とは、成香ちゃんにとっては幸先の良いスタートになったね。漫ちゃんは不憫としか言いようがないけど。
かっこいい!!
だが、爽の言う通り、この成香ちゃんの和了りに対して、素直に喜べないのが辛いところ。未来を視ていた怜は、姫松の点数を削るために9種9牌で手配を倒さずに成香ちゃんに和了らせたとしか考えられない。
確かに準決勝の成績を見れば、サトハ先生相手に善戦をした漫ちゃんの爆発力に対して、成香ちゃんは全く脅威ではないと思われても仕方ないけどね。戦略的にも正しい選択だと思う。ただ、麻雀は4人で行う競技だから、こういう思惑の絡み合いで、有珠山が有利に状況を進めることが出来れば爽たちにとってはチャンスになるのがおもしろいところ。
中二病娘である由暉子ちゃんの「かっこいい!」発言のブレさなが良い...。確かに、未来視って一度は憧れるよなー。(中二病並感)
さて、続く東2局は怜のターン。
リーチ
阿知賀編でおなじみのリーチポーズに加え、リー棒に炎が灯るエフェクトが超絶かっこいい!この演出には由暉子ちゃんでなくてもかっこよさをっ感じずにはいられないってもんです。
全国屈指の一発率を誇る怜のリーチを警戒する3人。漫ちゃんが鳴いて一発消しとツモ順をずらすも、
ツモ
「それ込みで見えとったんやんな」!!ずらされることさえもお見通しで、ツモ和了りを決める怜がすばらなかっこよさ。
ツモドラ
あえて、切りでリーチを掛け、中膨れので待ち、ツモ和了るという離れ業。漫ちゃんがで鳴いてずらしてくることを織り込んだからこその和了り。圧倒的過ぎる。
自分ひとりが弱くて一緒に打つ機会が減ってしまっても、全然変わることなく、ずっと友達でいてくれた竜華やセーラのため、病弱な自分をエースとして慕ってくれる後輩たちのため、自分の我儘を受け入れてくれた中牟田さんのため、大好きなチームのために全力を尽くす。変わらない想いを胸に、一巡先の未来を改変する。リー棒に灯った炎はそんな怜の気持ちを乗せているかのようでもあった。まさに漫の「消えない炎」のお株を奪う熱い演出だったね。
怜の跳満和了によって、点数状況は有珠山:113000点、千里山:112000点、新道寺:94000点、姫松:81000点となった。点数だけを見れば有珠山がトップという意外な立ち上がりだが、怜が一方的に場をコントロールしている状況なのはやはり予想通りか。東3局は怜の親番だけど、止める手立てはあるのかな...?漫ちゃんの爆発とすばら先輩の立ち回りに期待したいところ。
次号は休載で、次回は7月15日発売号で掲載予定。偶然か否か、絶賛活躍中の怜を主人公にしたスピンオフ『怜-Toki-』が6/25発売のビックガンガンから連載がスタートするので楽しみです。
決勝前にも円陣を組むとわかった時点で
やっぱり姉妹がどういう反応をするかは気になりますね
のどっちもうかうかしてられませんなぁ笑
怜の1人浮きは最初から見えてたが果たして半荘1回でどれくらいの差が付いてしまうのか興味深い
これって明言されていたっけ?
確かに読み返すと1パターンの未来しか見てないように思えなくもないけど
自分は今回たまたま次順で漫ちゃんが鳴いて怜がツモる未来をみたからリーチを掛けたんだと解釈してる。
鳴いてズラせばOKと言う油断を付いた怜のファインプレイかと。