魔法少女リリカルなのはViVid Memory:68「春光拳道場」 感想

なのはViVid 68話「春光拳道場」感想
（前回の感想はこちら→魔法少女リリカルなのはViVid Memory:67「バーニング・ドライブ」 感想）

　今月のなのはViVidは巻頭カラー。扉絵は新たなる舞台「ルーフェン」に向けて出発するヴィヴィオたち。ユミナちゃんがカラーで描かれるのはこれが初めてかな。何だかんだでユミナちゃんはまだ初登場から5話ほどしか経っていないんですけど、そんな感じがしないのは僕だけでしょうか。

　リオの実家の最寄駅に到着すると、大型の猫に遭遇。猫って大きさじゃないような...。ミウラにジャレついた猫はどうやらリオの実家で飼っている猫だそうで、もうこの時点でリオの家がどれほど大きいかは想像に難くない...。
　最寄駅からして豪華だし、「ルーフェン」はかなり規格外の土地だなぁ。長い歴史と独特な文化を持った大自然に囲まれた土地というのは何とも楽しそうなところですね。

　僕も猫になって、ミウラにすりすりしたいです。猫うらやましー。



　案の定、リオの実家である春光拳道場は家というよりお屋敷という感じの大きさで、リオのおじいちゃんである総師範はルーフェン武術界で5人もいない「拳仙」の1人という有名人。拳法試合・異種武術線を問わず無双無敗という伝説の強者であると語る格闘技大好きっ子のユミナちゃんがイキイキしていてかわいい。

　リオのお屋敷にいたはずのおじいちゃんの後ろに綺麗な空や海が見えるヴィヴィオたち。そして、リンナさんはこの景色が見えるのは優しくていい子の証なのだと言う。伝説の武術家はただ強いだけではないんですね。その立ち居振る舞いを武術を愛する者が見ると美しい景色が見えるということなのでしょうか。

　恐縮するノーヴェ達を見て気軽に「じーちゃん」とでも呼んでおくれという気さくな一面や、孫に接する姿は優しくてのんびりしている様子をうかがわせるけれど、その存在感は圧倒的でかっこいいなぁ。
　

　ミカヤさんの愛刀「晴嵐」は次元船や列車での持ち運びはできないため、発送をお願いしていた。今から考えるとデバイス型ではなく武器を使用しているのってメインキャラの中だとミカヤさんくらいかな。ヴィヴィオのセイクリッド・ハートやアインハルトのアスティオンは人形型になるし、ミウラのスターセイバーも星型になるからこういう時は困らないけど、ミカヤさんの晴嵐は持ち運びするには少し大変だったりするのね。

　それにしても、このタオちゃんというおんなのこがかわいい。チャイナ風の衣装って個人的に結構好みなので「ルーフェン」は最高の土地ですね。まだ幼そうに見えるのに、家事用人として働いているのには何か理由があるのかな。
　

　お客さんの荷物に勝手に触る女の子登場。食べ物を食べながら人の物に触り、極めつけは「減るもんじゃない理論」を持ち出してくるとはこの女の子大物だなぁ。減るもんじゃない理論は大抵の場合成立しないんですよね、残念なことに...。

　残念な方程式から導き出された答えは「激突」。春光拳道場の道場生たちがどれくらいの実力なのかは楽しみだなぁ。
　リオも以前剣を使っていたけど、春光拳の使い手というのは拳だけでなく剣にも精通しているのかな。総師範は武術書だけでなく剣術書も書庫にあると言っていたし、それなりに剣術もこなせるのかもしれない。「ルーフェン」の修行編はヴィヴィオやミカヤさんたちにどんなものをもたらしてくれるのかこれからの展開が楽しみ。


　次回は、1/26発売号で掲載予定。



・ViVid Year Calendar 2015

　今月号の付録で付いてきたカレンダー。毎年2月号のこの時期になると「なのは」のカレンダーが付いてくるけど、今年は「ViVid」オンリーなんですね。7枚も描き下ろしイラストがあるし、これは凄い。今年はアニメも始まるし、「ViVid」の年になりそうですね。

　
　完全に余談ですが、冬コミでなのは10周年記念のフェイトちゃんトートバックを購入。そして、以前藤真拓哉ミュージアムⅢで入手したヴィヴィオの色紙を額縁に入れてみた。ポスターとかもそうだけど、額にいれると印象がまた変わっていいですね。