食農ステイション

食と農に関するお話しを徒然なるままにいたしましょう。

北京の空は青かった

2016年09月01日 | 中国一人旅

王道龍所長との会談は無事終了しました。

「会議は夜踊る」と言いますが,会談の前日の夜にホテルで内モンゴルの王園芸研究院長を表敬訪問したところ,そこに王所長も訪ねてこられ,「宴会」となりました。(^_^;

その場で大筋の話しが決まりました。中国はスゴイです。

会談の内容はここでは披露出来ないので,3日間の写真をアップします。

 

夜は,私の歓迎会と還暦のお祝いをしてくれました。 謝謝

农业资源与农业区划研究所 王道龍所長との会談

今回のコーディネーターの張娟さんとパチリ。

会談後,頤和園に行きました。ボートに乗ったのは良いのですが,想定外のところまで連れて行かれました。

中国国家図書館です。巨大でした。日本大使館に勤める内海くんの話によれば,日本の書籍や雑誌の蔵書も充実していて,「農業と経済」が置いてあるそうです。

夜は二人の王先生から,マオタイ酒の乾杯攻勢があり,つぶれました。(^_^;

みんな楽しいメンバーでした。

帰国日のホテルからの朝日。北京の空は快晴でした。

お世話になった,教え子のみなさん。中国農業科学院のみなさん。内モンゴル園芸研究院のみなさん。本当にお世話になりました。

また,必ず再会しましょう。

 


北京の緊急訪問だぁー

2016年08月24日 | 中国一人旅

8月28日から30日まで北京市を一人で訪問します。

当研究室の修了生の張さん(内モンゴル自治区,農牧業庁発展企画処)から,国際交流の締結のためにと緊急呼び出しがありました。(^_^;

10日前の予約だったので,羽田-北京のフライト料金は8万3千円と高くてちょっとびっくり。

会談の相手は,中国農業科学院,农业资源与农业区划研究所の王道龙所長です。3年前にお世話になった内モンゴル自治区園芸研究院の王院長との会談で話しが出たそうです。

本当はフフホトまで足を伸ばせれば良かったのですが,日程的に難しく北京だけの訪問となりました。

国際交流の中身がどうなるか分かりませんが,頑張ってきます。

王所長との会談は29日(月曜日)ですが,前日の夕方に当研究室を修了したO.B5名が集まって懇親会を企画してくれています。それが楽しみです。\(^O^)/

中国はFBがつながりませんが,gooブログを経由して,みなさんにお知らせできれば幸いです。この投稿はそのテストを兼ねています。


2016年度 共生持続社会学専攻 入試説明会の開催

2016年05月27日 | 食と農

共生持続社会学専攻

東京農工大学大学院農学府共生持続社会学専攻への受験を考えている方および来
年度受験希望の学部3年生を対象とした大学院入試説明会を開催しますのでご参
加ください。

日程 平成28年6月18日(土曜日) 13時30分~15時00分
場所 農学部 2号館 1階 多目的講義室
内容
1)専攻の概要と入試の説明
2)専攻のカリキュラム
3)修了生の就職状況
4)希望する主指導教員との面談

主指導教員との面談希望者は,事前に専攻長(野見山)まで希望する主指導教員
名を記入したメールをお送りください。nomisan@cc.tuat.ac.jp

教員名や教育研究分野などは専攻のホームページを参照してください。
http://www.tuat.ac.jp/~kyosei/


2015年度入試説明会の開催について

2015年05月07日 | 食と農

東京農工大学大学院農学府 共生持続社会学専攻への受験を考えている方および来年度受験希望の学部3年生を対象とした大学院入試説明会を開催しますのでご参加ください。

日程 平成27年6月13日(土曜日) 14時00分~16時00分
場所 農学部 2号館 1階 多目的講義室
内容
1)専攻の概要と入試の説明
2)専攻のカリキュラム
3)修了生の就職状況
4)希望する主指導教員との面談

主指導教員との面談希望者は,事前に専攻長(山崎)まで,希望する主指導教員名を記入したメールをお送りください。r-yamaza@cc.tuat.ac.jp

教員名や教育研究分野などは専攻のホームページを参照してください。
http://www.tuat.ac.jp/~kyosei/

以上,よろしくお願いします。


2月と3月の出来事

2014年03月26日 | 食と農

2ヶ月ぶりの投稿です。FBへの投稿が気安く出来るので,ブログから遠ざかりつつあります。そのうち,ブログは調査メモの記録になるかも。

今回は反省を含めて,過去2ヶ月間の出来事を写真多めで書き起こします。

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2月○日 冬の北海道に初上陸

修士のKさん論文研究のため,道産小麦を扱う江別製粉とJA道央にヒアリングに行きました。1泊2日の弾丸調査でしたが,貴重な話しが聞けました。また,道産小麦で出来た小麦麺は香りが高くとても美味でした。前日は北大のI先生にご馳走になりました。ありがとうございました。

 

雪はかなり積もっていましたが,滑ることなく普通に歩けました。

江別の小麦を使ったつけ麺です。美味でした。

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3月○日 北茨城・震災復興バスツアーに参加

年休をとって,家内と二人で参加しました。北茨城は20年ぶりの訪問でした。沿岸部は津波の被害からやっと復旧しつつありました。

東北三県に比べて,北茨城の震災は忘れられ,観光も沈滞しているそうです。応援したいと思います。

 

袋田の滝と復旧された五浦六角堂。海がきれいでした。

 

常陸太田市の鯨ヶ丘商店街です。ひな祭りが行われていました。

 

大津港近くの北茨城市漁業歴史資料館 「よう・そろー」で,津波被害のビデオを視聴しました。

 

大子おやき学校 (大子町)ではおやきをそれぞれ5個造りました。美味しく出来ました。

 

昼食は「袋田の滝」近くの農家レストランで美味しいそばをいただきました。

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3月○日 農農研・首都圏支部で川崎市の都市農業を見学

バスを借り上げて,果樹農家,野菜農家,明大黒川農場,JAセレサ川崎の農産物直売所を見学しました。総勢24名の参加者でした。皆熱心に質問していました。私はいつものとおり,直売所で大量の野菜と農産加工品を買いました。

 

どの農場も住宅に囲まれていて,農薬散布や土ぼこりに気をつけているそうです。

明大の黒川農場は20億円の事業費で2年前に建てられたばかりです。自然と共生する農場を目指していました。私大の資本力に圧倒されました。

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3月○日 生消研・定期大会シンポジウム開催

今年は都内で活動する4つの生協(コープみらい,生活クラブ生協,パルシステム,東都生協)の役員に報告していただきました。

それぞれの生協の特徴が出た報告でした。その後,私の司会でパネルディスカッションを70分間行いました。88名の参加でした。

 

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3月○日 卒業・修了式

卒業生・修了生は,みな晴れがましい顔でした。おめでとうございます。

社会に出てから,苦しいことや嫌なことはたくさんあります。壁にぶつかったときは,大学に来てください。いつでも相談に乗りますよ。

good newsも待っています。

  

パーティーの最後は皆で肩を組み「駒場小唄」を歌います。

名誉教授の先生方も参加されました。

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今週末に神戸大学で開催される日本農業経済学会・大会に参加します。31日まで滞在予定ですが,4月1日から新年度の会議があります。最近は春休みで気分転換もできません。 やれやれ (^_^;

 

 


春はそこまで来たかな?

2014年01月24日 | 食と農

今日は久しぶりに暖かい陽気です。キャンパスの蝋梅や紅梅は咲き始めています。

年末年始にやらなきゃならない仕事が多くて,年始の挨拶も出来ませんでした。(_ _)

そのため,年末恒例の重大ニュースも,年始めに宣言していた「今年の抱負」も気が抜けたソーダのようなので今回はパスしたいと思います。

2013年度を振り返ると(まだ2ヶ月あるけど...),今年は比較的ゆっくりとした1年だったように思います。「長」が付く仕事は府中図書館長だけだ し,学会活動も座長やコメンテイターの気の張る仕事はやった後にすぐ忘れるし,娘も成人を迎えて親の役割も半分終わったような気分です。

でも,3月までは卒論や修論の締切や発表会の指導など気が抜けないイベントが続きます。

昨日あった今学期最後の教室研究会では,在校生諸君に4月までの2ヶ月間は「放牧状態」となりますが,遊んでばかりでなく新学期に向けて準備をしましょうと伝えました。

2013年は中国に2回行って,卒業生が頑張っている姿を見て,心強くも感じました。中国ではたくさんの方々にお世話になりました。また,新たな出会いもありました。ありがとうございました。

4月からは専攻長や連合大学院の代議員など気の張る仕事が待っています。図書館の改修工事も本格化します。

残された2ヶ月間は,ゆっくりしたいなと思うこの頃です。でも,ムリっぽい。

  

年末に行った研究室の忘年会。右は雲南民族大学からSS事業で来日した2名です。12月27日に帰国しました。元気かな?

 

その後カラオケに行き,いつもの絶叫だぁー。


杭州,新たな交流が始まる

2013年11月24日 | 中国一人旅

昨晩,無事に帰国しました。中国でお世話になったすべての方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

さすがに今日は疲れて,昼までゆっくり休みました。(-_-)゜zzz…
さて,杭州市の滞在を簡単に振り返ります。
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11月21日
杭州空港には本学で学位を取得したF先生が迎えに着てくれました。彼はJSPSの特別研究員として2年間当研究室に在室し,この夏にも日本に短期留学した日本通です。今回の杭州の訪問の目的は,彼が勤務する杭州電子科技大学および同大学の管理学院と姉妹校交流事業についての打合せです。
杭州空港から公用車で直接大学に向かい,管理学院学院長のO先生と同学院書記の4名で会談しました。同大学は国際化を進めており,本学との交流については前向きという印象を持ちました。

11月22日
午前中,F先生夫婦とF先生が指導するM2の学生と西湖を軽く観光したあと,大学に向かいました。大学では国際交流担当の副学長Z先生と国際交流担当のT先生と会談しました。この会談でも本学との交流を進めることを確認しました。特に,私の研究領域と管理学院で行っている教育と研究は共通するところが有り,個人的にも学術交流を進めたいと思います。

 

 

 

その後,管理学院の学生と教員に対して講演を行いました。専門的な質問も飛び出すなどやりがいがある講演でした。

夕方は,F先生主催の送別会を杭州市でナンバー2(F先生が何度も強調するので敢えて記述)のレストラン「山海山」で盛大に開いてくれました。彼の同僚や院生と楽しい宴会となりました。紹興酒の乾杯は美味しいのですが,グラスが大きくて堪えました。同僚のS先生(下の写真,左側)はしきりに乾杯を勧めてくるので,さすがの私もちょっと困りました。

  

11月23日
この日杭州市のPM2.5は250を超す数値でした。前日にF先生の奥さまに日本ではP.M2.5が70を超えると外出を控えるよう指導がありますよと,話したところでした。彼女は早速ネットで空気清浄機を物色していると聞きました。

杭州市の西湖はとても素晴らしい景勝地なのですが,空気が悪いとその魅力も半減です。その一方,地元市民でマスクを着用している人はほとんどおらず,今後の健康被害が心配されます。
そんなことを考えながら,大学の公用車で杭州空港に向かい,F先生と空港で別れました。

今回の訪問中に中国人の教え子のOさんやCさんがF先生の電話に掛けてきて,彼女たちと話すことが出来ました。2人ともとても元気そうでした。
また,新たに知り合いになった雲南民族大学のG先生や昆明農業集団のTさんなど今後も交流を続けていければ有り難いです。

はじめての「中国一人旅」でしたが,空港とホテルの生活のみ一人で,あとは多くの人からお世話になった旅でした。遠い異国で朝食を一人で食べるのは寂しいですね。人間は一人では生きていけないことを改めて実感しました。
また,明日から通常業務です。


日系企業はへこたれない

2013年11月21日 | 中国一人旅

本日(21日),昆明から杭州に移動しました。昆明よりも車が多く,杭州はやはり大都市だなと思います。

杭州の空は靄がかかったような白い空です。出迎えに来てくれたF先生によれば,本日のP.M2.5は130で問題なしとのこと。高いときは300~500あるそうです。やばすぎ。持参したマスクを掛けようとしたら,皆から変に思われるのでやめてくださいと制止されました。(^_^; まだ,北京よりもマシですよと。トホホ

今日から2泊するホテルはデポジットを1泊900元もとるだけあって,ネットのつながりも良いようです。アップできなかった昨日の出来事からどうぞ。

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11月20日(水)
雲南民族大学のG先生と農業集団技術センターのTNさんの案内で,昆明市の北,嵩明県に日本人や日系企業が運営する3か所の農場を視察しました。この地域は「昆明経済技術発展区」と言われるところです。
1か所目はTNさんが技術顧問を務める昆明農業集団です。ここは野菜を循環型農業と減農薬・減化学肥料栽培をで生産し,中国全土に販売しています。また,葉茎菜類の様々な品種を栽培展示したり,セル成形苗を生産し,近隣の農家に分けて,出来た野菜は集荷・販売するということもやっています。そして,花きや珍しい野菜の展示,そして農家レストランを手広く行う農場です。農業労働者の賃金が上がっているのにレタスが0.6元/kgと嘆いていました。

 

次に訪問したのが,虹の華園芸です。ここの農園は日本人Tさんが設立した菊苗の生産基地です。大手S興園を中心として国内菊種苗業者が依頼した苗を大量に生産し,日本に輸出しています。
この農園の一番の問題は借地料の値上げ問題です。20年契約で農民から借りた農地の借地料を上げるように農民から要請が来ているそうです。契約書があるにも係わらず,周辺の農地の借地料が上がったから上げろと無理難題を押し付けられています。中国はまだまだ法治の国ではないようです。

 

最後に訪問したのが,徳島県に本社があるK社です。上海で育苗したシンビジュームを育成し,開花させて鉢花で中国国内で販売しています。ここではせっかく育種した品種をすぐにコピーされるという問題があります。パテントなど関係無しです。しかし,中国でビジネスするにはこのくらいでくじけてはいけないと総経理のSさんが言います。

市販苗から組織培養しても3~5年のタイムラグがあるので,その間に新品種を次々に育成し,市場を席巻するという戦略をとっているそうです。中国では知的財産権がまだまだ重視されていないようです。

3か所の農場の方々と話して,中国でビジネスを継続するたいへんさを改めて認識しました。しかし,かれらは決して将来を悲観しておらず,むしろ楽観しているようです。それは中国を一国で捉えるのではなく,各省を国として捉えて対策を考えることが大事で,トップが替われば政治も替わると言うぐらいの鷹揚さが必要みたいです。

日本国内では中国のシャドーバンキングの問題を契機として,バブル崩壊のシナリオを唱える論者が多くいますが,K社のSさんはこう言い切りました。「楽観論よりも悲観論の方が人を引きつけやすい。私は楽観論を支持する」と。

中国社会にもまれた日本人はたくましく素敵でした。また,ゆっくり会って盃を傾けたいなと思います。


昆明は大きく変化していた(^_^;

2013年11月19日 | 中国一人旅

11月18日(月) 
成田発杭州経由昆明行きで自宅発から積算すると12時間以上かけて昆明に到着しました。
昆明国際空港は2008年9月にM大のHさんと一緒に訪れた空港とは全く位置と形も異なるものとなっていました。

飛行機から降り立ってから通路を30分以上歩き,やっと荷物のピックアップが出来ます。北京空港よりも複雑ではないですが,大きすぎます。そして,空港は昆明市街地から1時間離れています。

雲南民族大学のK先生とA出口で落ちあい,K先生の親戚の車でホテルに向かいました。

その後,K先生のおごりで雲南の民族料理をご馳走になり,静かにホテルで休みました。

今回の旅行のテーマの一つは,外国で出来るだけ現地の人のお世話にならず,自分1人で行動することでした。でも,出迎えはK先生におまかせ,その後の行動もすべて「あなた任せ」です。no chineseの私がどれだけ,その自立性が発揮できるか。 これからが課題です。

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11月19日(火)
今日はこのたびの訪問の重要な1日です。
ホテルを9時出発し,30km離れた雲南民族大学の新キャンパスに向かいます。途中で思いも掛けない渋滞に引っかかり,学長と予定していた時刻をオーバーし,雲南民族大学の新キャンパスに着きまして。
途中に,先にNHKスペシャルで放映された「鬼城」(ゴーストタウン)が見受けられました。「中国十大鬼城」だそうです。

昆明市内中心部にあったほとんどの大学はここに移転し,「大学城」を造ったのですが,その場所はもともと著名な梨産地だったそうです。そこを開拓し,巨大な「大学城」を造ったのです。

そしてその周辺には誰が住むとはしれない巨大で高層のアパート群が林立しているのです。
農地を手放した農民は都市戸籍をもらって,「大学城」でガードマンや掃除をする仕事についているそうです。彼らは本当に豊かなになったのか思ってしまいました。

大学に着いてからは,国際交流担当の副学長のR先生と面談し,今後も両校で姉妹校交流活動を積極的に行うことで意見が一致しました。

 

午後からは,外国語学院日本語学科の1~3年生の学生に対して,本学の紹介と加工用野菜の生産と流通の現状について講義を行いました。
80名ぐらいいたでしょうか。興味になさそうな学生も数名いましたが,大部分は真剣に聞いてくれました。その後の質疑応答も,積極的に質問してくれるのは数名でしたが,まずまずの成果と言えましょう。機会を作っていただいた外国語学院の院長M先生,副院長R先生ほかみなさまに心から感謝申し上げます。

 

明日は日系企業が管理している農場の視察です。そろそろ寝よう。(-_-)zzz

 


秋は短く,早くも冬の訪れか

2013年11月08日 | 食と農

今日から本学の学園祭です。この時期は冷たい雨が降って,凍える年が多いのですが,今年はお天気に恵まれているようです。

さて,また更新が滞ってしまいました。(_ _)

でも,更新していないのに,毎日のアクセス数が増えているのはなぜなのでしょう。理由が分かりませんね。

前回の内モンゴルの調査レポート以後にあった出来事を簡単に振り返りましょう。

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9月○日 生消研の夏の現地学習交流会in福島

生消研(食糧の生産と消費を結ぶ研究会)恒例の夏の現地学習交流会が福島県二本松市東和町で行われました。福島県の有機農業者,酪農家,農民連の方などから福島県の現状について話を聞きました。

翌日はバスで津波災害に見舞われ,原発事故による放射能に汚染された浜通りの飯舘村,浪江町,南相馬市を駆け足で視察しました。避難区域解除地域は津波災害から復旧が手つかずの状況にあることを見聞し,参加者は皆,沈痛な気持ちになりました。

折しも,2020年東京オリンピック招致が決まった直後だったのですが,現地はしらけた雰囲気でした。当然ですね。

東和町の「ウッディハウスとうわ」で学習会

飯舘村を通過するときには高い線量を検出

 

津波に打ち上げられた船はセイタカアワダチソウに囲まれていました。


農産物直売所「野馬土」には,放射線量測定器が備えられ,出荷される農産物は検査されるとのこと。

10月○日 嵐の新学期始まる
例年,10月はとても忙しい月です。夏休みがおわり新学期が始まると,当然ながら授業や教室研究会がスタートします。また,科学研究費の申請書づくり,地産地消優良活動表彰審査のための現地調査(2箇所),流通学会の全国大会など行事が目白押しです。今年もどうにか,体調を崩さず乗り切ることが出来ました。みなさまのおかげです。

10月○日 地産地消の学校給食
地産地消優良活動表彰審査のための現地調査に行きました。今回の現地調査で感心したのは,兵庫県宍粟市の学校給食です。栄養士のTさんが市内の3箇所の給食センターを人事異動ですべて務めて,地産地消の学校給食を体系化しました。その内容は,①米飯給食を週5日,②地元産の食材で出来るだけ調理,③イノシシや鹿と言っジビエを使うことなどです。特に毎月19日の食育の日はご飯(具入りの場合もある)と具だくさんの味噌汁と牛乳という地元産にこだわったメニューにしていることです。ご飯は子どもたちが自らおにぎりにして食べるという,かなりぶっ飛んだ仕組みです。
 Tさんのリーダーシップと共に調理員さんや教師の協力を得られた結果です。宍粟市学校給食センターは農林水産大臣賞を受賞しました。詳細はまちむら機構のサイトを参照してください。

千種学校給食センターで活動の取り組みを聞き取る。

 
料金を払って 当日の給食を食べました。うまし!     鹿肉の加工施設。試食しましたが美味しかった!

 

10月○日 東京の地産地消に関するセミナー開催
 東京都消費生活総合センターが主催した消費者団体連携講座「見つけたっ!東京の地産地消~おいしい!安心!新しい!取組を知る~」が開催されました。私は報告(15分間)とパネルディスカッションの司会を担当しました。大手量販店IYの担当者が地域住民と生産農家との関係性を強調していたのに対して,K市の農家は生産履歴による安心を主張していたのが印象的でした。その後,センターからアンケート結果が送られてきましたが,おおむね好評のようでした。良かったです。
 


10月○日 日本流通学会大会in関東学院大学
今年の統一論題シンポジウムの座長をM大のO先生と共に務めました。折しも2つの台風が関東地域に接近中と言うこともあり,ひやひやしましたが無事開催できました。
この学会の座長は4名の報告者の選定と報告テーマの依頼なども行うコーディネーターの役割もあります。テーマは「流通とTPP」です。世界経済,一般流通,畜産物流通,消費者の暮らしといった4つの側面から報告してもらいました。活発な議論が出来で,座長としてはホッとしました。

11月○日 地産地消推進全国フォーラムに参加
この会では,地産地消優良活動の表彰と地産地消推進協議会会長のK先生の講演がありました。全国の取り組みがいっぺんに聞けるお得なフォーラムです。ちょうど,丸の内ではJAPAN FOOD FESTA 2013が開催されていて,多くの出店とお客さんで賑わっていました。お祭りは人を熱くする力がありますね。現地調査でお世話になった方々と再会して,活動をねぎらいました。

給食コンクールの受賞者のみなさん               地産地消推進協議会長賞を受賞したJAくろべ・女性部のTさん

事例報告する宍粟市学校給食センターのTさん

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これ以外にもあちこち行っているのですが,今日はこれまで。
外国に行ったときだけブログを更新するとO.BのOくんに叱られますが,海外調査の時はメモ代わりにブログを書いています。ご了承下さいね。
明日は当研究室恒例のおでんde Partyを行います。O.BやO.Gとの再会が楽しみです。

 

表紙の写真は本学の農場から撮影した中秋の名月。きれいでした。

 


園芸研究院で講演会

2013年09月06日 | 内モンゴルの風

昨日,午前中は卸売市場の見学を行いました。

民営の市場ですが,とても活発で,旧来の国営市場をしのぐ賑わいだそうです。

大勢の人達が集まり,卸売と小売を行っていました。

  

午後は,園芸研究院で私が講演を行いました。

調査の感想と日本における加工用野菜の現状について報告しました。研究院の人達にも熱心に聞いてくれて,質問もたくさん出ました。

講演会の終了後は,園芸研究院の主催による歓送会が行われ,モンゴルの歌や踊りを楽しみました。

楽しく,とても勉強になった内モンゴルの調査も終わりました。帰りたくないというメンバーもいますが,本日(6日)の飛行機で日本に帰ります。


内モンゴルの軽食

2013年09月05日 | 内モンゴルの風

昨日の昼過ぎにフフホトに戻りました。400kmを約4時間30分で移動しました。今回も休憩は1回のみ。中国人(モンゴル民族)の体力に脱帽です。

内モンゴルに来て,毎日ヘビーな料理を食していることもあり,昨日は軽食を食べることになりました。

朝食は近所のおかゆ屋です。ヒエのおかゆと饅頭に豚肉を挟んだハンバーガーのような食べものです。ヒエのおかゆは結構美味しかったです。

昼食はフフホトについて食べた蕎麦です。一番上の写真です。味は日本よりも濃いのですが,麺は日本と同じです。内モンゴルは蕎麦の輸入先の一つです。ジャガイモが入ったものもありましたが,私はシンプルな肉のミンチがトッピングされたものを食べました。

この地では,昼休みを2時間とる習慣があり,昼食後はホテルで小休止。

その後,4時頃から内蒙古博物館に行きました。これが巨大な建物で,5時までに全て見るのは難しく,ざーと主要なところを見るだけでした。入館料は無料というのも有難いです。

  

5日の午前中は卸売市場の見学と流通業者のヒアリング。そして,午後から園芸研究院で私の講演と交流会が計画されています。

いまのところ,メンバーで体を壊した人はいません。みな丈夫だな。

 


農家調査終わる

2013年09月04日 | 内モンゴルの風

昨日,6戸の農家調査を無事終えました。

通訳をまじえての調査なので2倍の時間がかかりますが,二人の通訳はわが研究室のO.GとM1なので,要領よく調査を終えることが出来ました。

当初,私たちが想定していた仮説は見事覆されましたが,新たな知見が得られました。やはり,現地に来ないと分からないことがありますね。

本日の朝からフフホトに向かいます。フフホトはモンゴル語で「青い城」という意味です。また,400kmを走ります。しんどいね。(^_^;

午後,雷雨に遭いました。今年は雨が多いそうです。

用水路です。黄河からの農業用水があるので,農作物なら何でも出来ます。そのため,加工用トマトは相対化されます。

見学を断られた,K社が取引している大きな加工工場です。後ろにトマトを満載したトラックが見えます。

 


高速道路を大移動

2013年09月03日 | 内モンゴルの風

フフホトから400km移動し,バヤンノール市に無事着きました。モンゴル語で「豊かな湖」という意味で,黄河の上流域に位置しており水が豊富で,内モンゴルの農業地帯と言うことです。

6年前に昆明市からシーサンパンナに車で移動したときは,悪路を12時間乗りましたが,それに比べると楽ちんでした。でも,前日の乾杯がたたってくたびれている人もいました。

また,今回は園芸研究院の普通車2台を出してもらいましたが,後部座席3名乗車の窮屈な状態で,みな疲れていました。また,驚いたのは休憩時間が途中1回だったことです。車から降りるときは,足がしびれていました。

バヤンノール市について早々,市政府農牧業局に挨拶に行き昼食をご馳走になりました。(*^-^*)

その後,トマト産地の一つ隆盛合鎮,新地村の村長から農業概況と加工用トマトの生産と汎愛について聞き取りを行いました。興味深い内容でした。

夕食はホテルの近くの定食屋で焼きそばを食べました。これがミートソース味でナポリタンのような妙な感じでした。量が多く残してしまいました。

 

 

夜,ホテルでは昼間の調査の反省会をメンバーで行い,翌日の農家調査の重点項目について相談しました。

場所は私の部屋です。なんとスイートルームを通常料金で使えます。


さて,いよいよ本番の農家調査を行います。この地は,空気は乾燥し,気温も暑くもなく,寒くもない清々しい天気です。今日もかんばろう。


フフホトは大都市だった

2013年09月02日 | 内モンゴルの風

いま,中国・内モンゴル自治区のフフホトに来ています。東京・羽田から北京経由で1日かかります。

目的は加工用トマトの生産・流通調査のためです。日本からのメンバーは,同僚のN先生,教え子のTくん,Aくん,M1のKくん(内モンゴル出身)の5名です。アテンドはやはり教え子のCさんで,いま内蒙古自治区園芸科学研究院の研究員です。

昨晩は,園芸科学研究院のO院長をはじめ,幹部の人達が心のこもった歓迎会をしてくれました。

内モンゴルでは乾杯の発声を1人3回するとのことで,白酒でわたしも2回までしましたが,メンバー全員がやると体がもちません。料理はとても美味しく,楽しいパーティーでした。

今日は朝から西に400km車で移動し,トマト産地に向かいます。

無事に現地に着けることを祈っています。