農マライゼーション

サラリーマンしながら趣味の米つくりです。無化学肥料・無農薬です。自然農法というよりホットケ農法です。

早く来て!

2011年04月19日 06時39分54秒 | Weblog
昨日、心配な私は駿介の付き添いをしている妻を呼び出して電話をさせた。
その間に、異変は起きた。
「早く来て!前と同じ」

又も淡が詰まってしまった。
昨日、夜9時前に口が動かない、閉じれないの連絡を受け、
妻が不安で眠れないだろうと病院に駆けつけた。

淡がうまく出てない。
これは危険な状態ではと看護師さんにいい、
医師への連絡をお願いした。、
そして、淡をこまめに取ってくれるように頼んで帰る。
なんとか、へんな予感がうそであってほしいと思いながら。

甘かった。
いつ痰が詰まってもいいようにファイバースコープも用意して備えておけばよかった。
自分のいたらなさに呆れながら、車を走らす。
朝、7時30分頃は車が混んでいる。

とりあえず、生きていてくれと叫びながらも事故はしてはいけない。
今回はなぜか冷静。
へんな自分がいた。

付いたのは病室。
ベットがない病室はガランとしている。
車椅子が存在感を持ってドンとまん中に。

座っている妻に聞く。
「どう」と。
「植物人間になるかもしれない」と泣いている。
痰を取るまで、少し戸惑ったらしい。
私があの痰を取っていたらと。

2時間のICUでの処置。
これほど家族にとって長い時間はない。
励ましあおうとするが、ため息ばかり。
ためいきをとめることができない。

今までは助かった安堵感があった。
しかし今回は怒りも通り越して後悔ばかり。

心拍数180しかも不整脈で上がったり下がったり。
胸は波打ち、目は回っていて、「耐えれないのでは」と聞く。
今は落ち着いたていて、少し前まではもっとひどかったとのこと。
手を握り、「がんばれ」と祈るしかない。
充分頑張っているのに。

心配したが、時間が経つにつれみるみるよくなる。
強い心臓に感謝。
安らかな表情で眠っている駿介に安心して帰路に着く。

目の奥が痛い。
疲労困憊。
とにかく、眠ろう。

本日、駿介は気管切開の手術とする。

もうしゃべれないかもしれない。
サッカーもできないかも。
高専にも行けないかも。

「かも」はなくなることを覚悟しなければならない。
なくなることをできなることを受け入れるしかない病気。
それが筋ジスの怖さである。










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