舟川柔道塾 塾長のブログ

舟川柔道塾の塾長である舟川 操が柔道への思いや柔道の極意を綴ります。

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柔道の審判の難しさ(現在の国際柔道連盟審判規定~2016)

2016年03月04日 | ブログ
テレビで国際試合をたまに見たりするときや、少年の大会に子ども達を引率し試合を見守るときなど、
つくづく最近の審判は難しいし、違うんじゃないかな?と思える審判の判定があったり、どうして肩がついているのに有効が無いのだろうという試合も先日の国際試合でありました。寝技の攻防が続き、まだ相手を帯でくくりつけたところで「マテ」で立たせてしまい、解説の柏崎先生も「もう少し見たかったですけどね。」と言われていましたが、小学生だと2分しかないのでマテが早いと大変な事になったりもします。

特に私が難しいと思うのは場外の指導です。
大概の審判は出た方を場外指導にしているが、うまくコントロールして場外に追い詰めて外にゆっくり押していく方法を練習している道場もあると聞きます。勝つためですね?

次に難しいのは、寝技への移行です。
舟川の子にもたびたび注意をするのですが、相手を上下にあおり引き倒してしまう。
それじゃあ下の子が伸びないからやめなさい!と注意します。
そのあとに直ぐに寝技にいっても、その場合は引き倒した方に指導がいくよ!技で倒したのではないから!
と注意しています。 規定とあってないかもしれませんが、そういう柔道は今はやらせない!!

2014~2016国際柔道連盟試合審判規定(和訳・ガイド付き)では

指導になる項目として、

y)片手、もしくは両手で相手を強制的に押さえつけて腰が曲がった状態にさせ、直
ちに攻撃をしない場合、ブロックをしているとみなし「指導」が与えられる。
となっています。

また、奥襟や背中を持って引き倒すケースとして、

「クロスグリップ」をしている試合者は、直ちに攻撃をしなければならない。
攻撃を行わない場合、主審は「指導」を与える。「クロスグリップ」とは、両
手もしくは片手で相手の肩もしくは腕越しに背中を持つ行為である。「クロス
グリップ」の場合でも帯より下を握ることは許されない。
   「クロスグリップ」のときには直ちに攻撃しなければならない。帯を握った場
合、片襟の場合も同じである。
   組んでいる腕の下から相手が頭を抜くことによって「標準的」でない組み方と
なった場合は、罰則を与えない。ただし、試合者が頭を抜く動作を続ける場合
には、主審は、2)「極端な防御姿勢」にあたるか考慮しなければならない。
   直ちに投技を施すことなく相手の両脚の間に片脚を引っ掛けることは「標準
的」組み方であるとはみなされない。したがって攻撃をしなければ、「指導」
が与えられる。

となっています。

しかし基本的には頭を下げて防御姿勢は、もちろん頭を下げた方に「指導」。

だから、むずかしい!









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