NOBODY LOVES YOU

世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

トヨタ、カザフスタンで自動車生産へ

2014-03-30 | 経営・人財・起業

───────────────────────────────────
●「今日の焦点!」
 ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
───────────────────────────────────

⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「トヨタ、カザフスタンで自動車生産へ」です。


⇒その理由は……:

 ─かつて我が国を代表する経済人の松下幸之助はこう言ったといいます。
  「中国は内陸部まで進出してはダメだ。陸軍はそれで負けた」

 ─この言葉は真実を突いています。なぜならば兵站(ロジスティックス)が
  届かないところに行くと手も足も出なくなるからです。

 ─そんな中、我が国筆頭の「モノづくり企業」が中央アジアに進出し始めた
  と言います。2018年のロシアWTO完全加盟を前提とした動きです。

 ─しかし大切なことは繰り返しになりますが兵站なのです。
  中央アジアは余りにも遠すぎ、その点が気になって仕方がありません。

 ─アルジェリアの例を想い出して下さい。
  私たちはこれまでイスラムとの関係では中立と自ら思いこんできました。

 ─しかし「彼ら」からすると全く違うのです。
  だから尊い命が大量に失われたわけであり、「無知の罪」です。

カザフスタンはイスラム教国です。
それが一体何を意味しているのかを理解しておく必要があります。

かつては「旧ソ連からの独立」という御旗の下で我々とも団結出来ました。
しかし果たして「これから」はどうなっていくのか。

イスラムの連帯と言われた時、彼らはそれでも我々日本人と組むのか。
「もしも」の時に自国民保護を我が国政府は出来るのか、出来ないのか。

これらについて思考しないまま現地に突っ込むのであれば、単なる「特攻隊」
です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2020年までの間にこのことの「答え」は出る。
そう思えてなりません。

そしてその時……我が国の産業構造は音を立てて変わるのです。

 

(メールマガジン 2013年2月13日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



最新の画像もっと見る

コメントを投稿