2012年末、学校給食の大型センター化方針案を公表し、翌年のパブリックコメントを経て2013年末に「盛岡市立小中学校学校給食基本方針」を策定した盛岡市。
パブリックコメントには103人と10団体から意見が寄せられ、市のホームページに結果がアップされるまで数か月かかりました。盛岡市でパブコメに3ケタの意見が寄せられるなんてほんと稀です。ほとんどが大型センター化に反対の意見。(市のサイトの当該ページを開きます)
最終的に基本方針には自校式給食の存続も検討するという文言が入りましたが、基本的に給食センター中心に構築する方針は変わりませんでした。5年ごとの具体的な実施計画を立てて方針を進めるという内容でした。(市のサイト基本方針のページを開きます)
この間のことは当ブログのカテゴリー「学校給食」をご参照ください。
あれから1年、都南給食センターの老朽化も喫緊の課題なのにさっぱりと学校給食のニュースも聞こえてこないので、市教育委員会に実施計画について話を聞きたいと問い合わせたところ…
当初の予定より遅れており、まだ内部にも公表する段階にありません。
本来、今年度からの計画をたてて進める予定でしたがこれからです。
という担当の方のお言葉。これ11月19日の出来事です。
そこで、基本方針および実施計画をたてるにあたっての私たちの要望を伝えたいので時間をとっていただけないでしょうかとお願いしましたが、市議会もあり忙しいとのことで、要請書を出すことにしました。以下、その内容です。
2014年12月8日
盛岡市教育委員会
教育長 千葉 仁一 様
学校給食に関する要請書
盛岡市立小中学校学校給食基本方針が策定されてもうすぐ1年が経ちます。都南給食センターの改修あるいは建て替えは喫緊の課題ですが、具体的な計画はどうなっているでしょうか。
子どもの貧困がいわれている今こそ、自校方式を基本とした学校給食を実施していただきたいです。
今の社会においては、食材・流通・調理の工程が身近で、顔が見える、五感で感じられる自校方式こそ食育を兼ね備えた給食になり得ると考えます。
特に完全給食未実施・選択式給食の中学校は、自校式給食の実施を検討していただきたいです。それが難しい場合はせめて近隣校と協力して2~3校の親子方式給食も検討してください。
現在、自校式給食を実施している小学校は今後も変わらず続けてください。
この要請書に対しては文書での回答をお願いしました。
いずれ実施計画については年明け・年度内にお話を伺いたいと考えています。
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