人間が放出する年約63億トンの二酸化炭素のうち、32億トンが大気中に蓄積され、残り31億トンのうちの17億トンが海洋に、14億トンが陸上の生態系によって吸収されることがわかりました。
海洋の吸収量が17億トンとは大きい数字ですが、これは植物プランクトンや海藻などが光合成をすることで吸収する量だけではありません。海洋細菌が吸収して二酸化炭素を海中に固定しています。
従来、海洋中に生息する細菌は魚などの死骸を分解して食べる海の掃除屋と考えられていましたが、最近になり海洋中に溶けている有機物を作りだす生産者であることもわかってきました。有機物を作ることで地球温暖化ガスの二酸化炭素を海の中に貯蔵しているのです。
海洋細菌は培養できているものだけで約2000種ほど報告されていて、実際には20万種ほどいるといわれています。
海洋の吸収量が17億トンとは大きい数字ですが、これは植物プランクトンや海藻などが光合成をすることで吸収する量だけではありません。海洋細菌が吸収して二酸化炭素を海中に固定しています。
従来、海洋中に生息する細菌は魚などの死骸を分解して食べる海の掃除屋と考えられていましたが、最近になり海洋中に溶けている有機物を作りだす生産者であることもわかってきました。有機物を作ることで地球温暖化ガスの二酸化炭素を海の中に貯蔵しているのです。
海洋細菌は培養できているものだけで約2000種ほど報告されていて、実際には20万種ほどいるといわれています。