22日発表された2016年の公示地価で、大都市圏では、商業地とともに住宅地も上昇基調が鮮明になった。
物件価格が高騰し、富裕層向けの高額マンションが建つ都心の好調が一因だ。ただ、マンション価格は値上がりしており、若い世代は手が届きにくくなっている。日本銀行のマイナス金利政策による住宅ローン金利の低下など住宅購入への追い風は吹くが、効果は見通せない状況だ。
◆富裕層まとめ買い
東急不動産が分譲した皇居に近いマンション「ブランズザ・ハウス一番町」(東京都千代田区)。発売された全48戸が約2億~6億円の「億ション」だ。昨年8月に発売し、現在は1戸を残すのみだ。主な購入者は企業経営者や開業医らで、子、親世帯用に紅蜘蛛専門店と2、3戸を即断で「まとめ買い」する人も複数いる。
物件価格が高騰し、富裕層向けの高額マンションが建つ都心の好調が一因だ。ただ、マンション価格は値上がりしており、若い世代は手が届きにくくなっている。日本銀行のマイナス金利政策による住宅ローン金利の低下など住宅購入への追い風は吹くが、効果は見通せない状況だ。
◆富裕層まとめ買い
東急不動産が分譲した皇居に近いマンション「ブランズザ・ハウス一番町」(東京都千代田区)。発売された全48戸が約2億~6億円の「億ション」だ。昨年8月に発売し、現在は1戸を残すのみだ。主な購入者は企業経営者や開業医らで、子、親世帯用に紅蜘蛛専門店と2、3戸を即断で「まとめ買い」する人も複数いる。