時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

クロアチア旅行+α2011-21~フェリーでザダルを出航!

2011-08-01 22:28:45 | クロアチア
 ザダル(Zadar)のフェリー港の岸壁に相棒(シトロエン(CITROËN) C4)を停めてしばらくすると、フェリーの乗船時間となりました!

 この日はいよいよザダルからフェリーでドゥギ島へ渡りサリへと向かう、この旅行の往路最終行程となります!

 フェリーの行き先は、ドゥギ島のブルビニで、ザダルから所要1時間20分の航海です。

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 クロアチア(Hrvatska)最大手のフェリー運航会社、ヤドロリニヤ(JADROLINIJA)のカーフェリー「スペタル(SUPETAR)」が、大きく口を開けて乗船の時を待っています。
 この左欄外に、乗船を待つ車列があります。



 「スペタル」は、前後対称の構造をしていて、方向転換することなく出発できます。
 中々スリムでスマートな船体をしていますね。



 乗船を待つ間に、1隻の双胴船(カタマラン)が到着しました。
 やはりフェリーと比べるとかなり小さいですが、立派な定期船です!
 岸壁から船体を保護するクッションになるブイのようなものや繋留ロープを下ろしたりと、接岸のための作業を興味深く眺めていました^^

 船体2つを甲板で繋げたカタマランのヨット等は見たことがありますが、客船は初めて見ました。



 華奢そうな渡り板を伝っての下船が始まりました。
 乗客の方々が続々と船を下りていきます。
 岸壁には、出迎えの車がたくさん待機していました。



 定刻10時出発のおよそ10分前に、遂に乗船が始まりました~!!
 ウキウキで船内へ車を進めました♪
 他の皆さん方も、続々と車を降りてデッキへ上がっていきました。



 夏のシーズンにはまだ少しばかり早いせいか、かなり空いていました。
 自分的には、よりゆったりできて尚良かったのですが。



 デッキから眺めたザダル市街
 右側の城壁の見える方が旧市街で、左側のビル群の建ち並ぶ方が新市街です。
 港(Luka)の水路の先は川に続いているように見えますが、正面の橋の向こうで行き止まりになっています。
 正面の橋は歩行者用の橋で、新旧市街地を結んでいます。

 繋がれているフェリーが旅情を醸し出します。



 市街地方向とは反対側の、旧市街のアドリア海(Jadransko more)方向。
 先程眺めていた双胴船や、フェリーが停泊しています。
 港と旧市街との間には、城壁が延々と築かれているのが分かります。

 ザダルの港は橋の他に、ゴンドラのような渡し船でも旧市街と新市街とを往来することができ、橋と共にここザダルでも宿題を残してしまいました;



 乗船口の正面です。
 フェリーの白いポールと重なって見えにくいですが、真っ正面に旧市街への入口の一つ、昨夕にもくぐった、海の門(Morska vrata)(聖クルシェヴァン門、Vrata sv. Krševana)があります。
 旧市街から門をくぐって船まで一直線…むむぅ、粋な趣向だねぇ、ザダルー!!d(>▽<)b
 海の門の右手前にある四角いベージュの建物が、ヤドロリニヤの切符売り場です。

 イタリアのアンコーナ(Ancona)行国際便等、長距離航路以外の近隣の島々とを結ぶ沿岸航路のチケットは乗船当日のみの販売で、予約不可でした。
 窓口は英語が十分通じます。



 乗船してからの10分間はあっという間に過ぎて、フェリーは岸壁を離れていきました。
 デッキの屋外にもベンチがあったので、潮風を浴びながら出港の光景を満喫、ワクワク最高潮!でした(^o^)



 フェリーから見ると、港の狭さがひときわ実感できました。
 狭い水路でも、どんどん加速していきます…流石に操船は手慣れたものですね、脱帽です!

 港を出て行く光景にも、「船旅なんだな~♪」と改めてその実感をかみしめていました(船旅なんて10年以上ぶりなものでして(^^;)。



 フェリーは、長い航跡を曳いて徐々にザダルから離れ、アドリア海へと進んでいきます。

 ザダル旧市街の半島の西端部に、イタリアのアンコーナとを結ぶ国際航路に就航しているフェリーが停泊しています。
 アドリア海を横断する国際航路だけあって、私が今乗船している「スペタル」より更に大型で、舳先を上げて人や車が出入りします。
 上がった舳先のすぐ先に、簡素な出入国管理ブースが遮断機のゲート付きで建っていて、このフェリーの接岸している岸壁の周囲だけがフェンスで囲まれ、隣接する旧市街から隔離されていました(朝の散策で見てきましたが、例によって撮影し損ねていますorz)。
 因みに、このフェリーの船名は、ずばり「ザダル(ZADAR)」です。

 その停泊しているフェリーから右へ行った突き当たりの部分に、シーオルガン(Morske orgulje)があります。

 以後、ザダルの旧市街が徐々に小さくなりながらも、名残を惜しむかのようにいつまでも見え続けます。
 この日は初めのうちは雲が多めで風も強く感じましたが、幸い波やうねりはそれ程でもありませんでした。

 ドゥギ島(Dugi otok)のブルビニ(Brbinj)到着までのひと時、のんびりくつろぎの航海が始まりました!



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