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大阪府と市「エネルギー戦略会議」が大飯原発を視察、「再稼働は時期尚早」

2012年03月21日 01時00分00秒 | 原発関連
大阪、大飯原発再稼働は時期尚早 府・市エネルギー会議が視察 原発 福井のニュース :福井新聞
(2012年3月21日午前8時14分)

 大阪府と大阪市でつくる「府市統合本部エネルギー戦略会議」の委員らが20日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)を視察した。関電との意見交換では「安全対策が途中段階の再稼働は疑問だ」などとし、大飯3、4号機の再稼働は時期尚早とする認識を相次いで示した。

 NPO法人「環境エネルギー政策研究所」所長で戦略会議特別顧問の飯田哲也氏ら12人が訪れた。戦略会議は、関電の全ての原発を可能な限り速やかに廃止することなどを柱とした株主提案の骨子を既に固めている。

 視察は緊急安全対策の現状などを把握し、株主提案の内容を整理する目的。福島第1原発事故後に配備した空冷式非常用発電機を起動する訓練を見学した後、関電側と意見交換した。

 視察後、飯田特別顧問は報道陣に今後再稼働に必要な条件を戦略会議内で議論するとした。現時点では▽国の安全基準の見直し▽広域防災体制の確立―など7項目ほどになるとの考えを示した。


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