シャープは、英国(ウェールズ地方レクサム)にある生産拠点シャープ・マニュファクチャリング・カンパニー・オブ・ユーケー(SUKM)の結晶太陽電池の生産能力を倍増し、年間500MW体制にする。
SUKMは、米国に次ぐ海外で2番目の太陽電池の生産拠点として、2004年春から生産を開始した。現在の生産能力250MWを、2010年12月から順次拡大し、2011年2月には500MW体制に倍増することにより、旺盛な需要に対応する。
太陽電池市場は、各国の環境政策を追い風として、今後、世界的な拡大が見込まれている。同社は、1959年に研究開発を始めてから積み重ねてきた技術・ノウハウ・信頼性をベースに、結晶太陽電池と薄膜太陽電池の両輪体制で事業を拡大している。さらに、コスト力の強化と納期短縮を図るため、地産地消型ビジネスを推進している。
時期は、2010年12月から順次拡大、投資額は約40億円、年間生産能力は500MW(2011年2月時点)。