「これじゃあ、音楽産業が元気ないのも無理ないな。そもそも『J-POP』なんて言い出した頃から、俺たち聴きたい曲がなくなってきたんだよ! ヘタウマとか、どこかの洋楽のパクリとか、自分の小さな幸せとか、なんだかそんな曲ばかりじゃないの?」…と、思っている方、私以外にもいらっしゃいませんか。
ところが、そんな漠然とした思い込みに鉄槌を下す本を読んでしまった。筆者は「メガデス」というヘビーメタルバンドで全世界に1000万枚以上のセールスを記録したギタリスト、マーティ・フリードマン氏。彼は、J-POPの華原朋美、B'zの曲を来日時に聴いて衝撃を受け、バンド脱退後、日本に住み着いてしまったというのだ。
恐ろしいのは、彼の視点にかかるとJ-POPの数々が「日本でしか生まれ得ない、ものすごく挑戦的な音楽」に見えてくることだ。だから、本で紹介されている曲を聴きたくなってくる(私は読み終えた直後に、iTMSで一気に24曲買ってしまいました)。彼は明治時代に日本美術を再評価するきっかけを作った、アーネスト・フェノロサのような存在、なのかもしれない。万事、悪い方に考えすぎて、自信喪失気味の日本だけど、マーティの目で見ると気分が変わってくる。ここはひとつ、「ニッポンのものづくり」を、そしてそれを支える人々を、素直に励ましてもらおうか。
→【記事全文】
<!-- Marty Friedman with Aki Yashiro -->
<!-- MARTY FRIEDMAN vs PAUL GILBERT -->
<!-- japan TV Cooking show Marty Friedman 2-1 -->
マーティ・フリードマンさんもよっぽど日本が気に入ったみたいでとうとう住み着いちゃったみたいですね。
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おめでとうございます。