たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

秋の雲取山 紅葉に染まる登山道

2010年11月10日 | 旅日記-山編
11月6、7日と雲取山へ行ってきました。
本当は先週行く予定だったけど、この時期に珍しい台風のせいで一週間伸びたのでした。
6、7日は気持ちの良い秋晴れ。絶好の山歩き日和。
先週から続いている「山へ行きたい気持ち」やわくわく感もピークに達して
気持ちも軽やかに奥多摩へと向かいました。

雲取山へ行くのは今回で3度目。
1回目(2007年9月)は雲取山荘泊まり。
2回目(今年6月)と今回は奥多摩小屋でテント泊です。

奥多摩から雲取山の登山口(鴨沢口)へ行くバスは本数が少ないので
私たちが利用するのはいつも8時35分奥多摩駅発。

それに間にあうように着く電車も限られていて、7時46分か8時28分奥多摩駅着。

1回目は7時46分に着くよう行くつもりが寝坊して結局8時28分着。
2回目は無事に7時46分に着いて、奥多摩駅で朝ごはんを食べながらバスを待ちました。
今回は、1時間近くもバスを待つのはこの時期寒そうだし、前回8時28分に着いて
バスに乗り込んでくる人も結構いたし、お客さんが多ければ臨時バスも出て
乗れないことはないだろうと、ギリギリに着くようにしました。

奥多摩駅に着いてみると、さすが紅葉の時期。
かなりの人がいましたが、無事にバスに乗り込むことができました。

バスの通路に立ってぼーっと外を眺めていると、すぐ近くに座っている女の子が
「PEAKSの取材が~、編集が~」なんて話しているのが聞こえてきました。
どうやら山の雑誌の編集をやっている方のよう。
実は昔、出版社に入りたいなーって思っていた時期があって、学生の頃とある編集の
学校に通ったことがあったのです。
自分の文章力のなさ、表現力のなさ、小学生の感想文みたいなものしか書けない自分に
がっかりして諦めたのだけど
なので編集者ってだけで羨望の的だったりして、どんな方なんだろうと気になって
ちらりと見てみました。
その時さらに目を引いたのが、その子の隣に座っている女の子。
どっかで見たことあるなーって思ったら、なんとモデルのKIKIさん。
ヤマケイJOYでのコラムとか、最近涸沢小屋のブログで見たばっかりだったので、
芸能人とかに疎い私でもわかりました。

何よりも、こういう方ってどっか雰囲気が違うんですね。
空港で見たスター錦野も周りとは違う感たっぷりだったので。
(まぁ、この方は金髪、黒のスーツにサングラス、周りの人も同じような
格好だったので明らかに目立っていたんだけど)

取材なのかプライベートなのか分かりませんが、まさかこんなバスの中で見かけるとは
思いませんでした。
そんな出来事に驚きながら、あれこれ考えているうちにバスは鴨沢に到着。
奥多摩で乗った方のほとんどが鴨沢で降りました。

駐車場の片隅でおにぎり2つを朝ごはんに食べて、トイレを済ませストレッチを軽くして、
9時50分、いよいよスタートです。
いつもながらのんびり準備をしていたので、周りを見ると誰もいなくて。
同じバスの乗客の中で一番最後の出発でした。


登り始めてすぐの民家にいた猫さん。
日向ぼっこで気持ち良さそう。

途中車道を歩いたりしながら、緩やかな登りをじっくり進んで、少しずつ高度をかせいで行きます。
まだ麓の方は紅葉が下りてきていませんでした。

天気が良いので歩くと汗ばむけど、気温も高くないし、空気がさわやかなので、
気持ち良く歩けます。


遠くに見える山も色づいていました。

途中の水場で、冷たい水で喉をうるおします。
山の中を通って流れ出した水は、澄み切って癖がなくまろやかで身体にすっと
沁みわたっていく気がします。

登っていくうちに色づいた木が増えてきました。
深いボルドー、深紅、紅、赤、橙、黄金色、黄、淡く緑を帯びた明るい黄色…
彩鮮やかな葉っぱを通って、秋の陽射しが歩いている私たちに降り注ぎます。
辺りの空気も紅葉色に染まっていました。
優しくて暖かい色。















標高1100mくらいがちょうど紅葉のピークのようでした。

七つ石小屋へと向かう分岐から、坂は急になります。
ここまでが緩やかなので、一気にきつく感じます。背中の荷物が重い・・・。

一歩一歩足を進めて、ようやく七つ石小屋に到着。
ここでいつものようにお昼です。


インスタントのお味噌汁とコンビニのおにぎりだけど、山で食べるといつもより
おいしいです!

七つ石小屋からは、目指す奥多摩小屋まであと少し。
七つ石山は今回も巻いて、落ち葉の降り積もった道を進みます。
干したお布団のお日様の匂いとスパイスの混じったような落ち葉の香り、秋の香り。
足元でかさっかさっ、がさっがさっと音を立てる、やわらかな落ち葉を踏みしめて
尾根へとたどり着きました。

ここからはところどころ登りもあるけど割と平坦な道。
気持ちの良い尾根歩きができます。


久しぶり!セクシー唐松。


山で自転車に遭遇!マウンテンバイクの集団を数回見かけました。
自転車担いで登るのかな?大変そう。
下りはびゅーんと楽しいのかな、結構スピードが出ていて怖そうでした。
山もいろんな楽しみ方があるんですね。

そしてようやく、登山口を出発してちょうど4時間で今日の宿泊地の奥多摩小屋の
テント場に到着です!


2010.10.6 奥多摩


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4 コメント

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登る女 ()
2010-11-11 17:02:17
先日BSのTVで「登る女」という山登りの番組がありました。
立山周辺を女優(小島聖?)さんが歩いていました。ハイキングの途中で生イカとかを調理してリゾットだったかな?を作って食べてました。
山の楽しみ方も色々ですね。

マウンテンバイクで山の中を走るのはスイスなんかではよく見かけましたけど日本でも盛んなんですね。
セクシー唐松はゲゲゲに出てきそうですね。
雲取山の紅葉も見事ですね。
「登る女」は「食べる女」でもあり最近では「壁る女」にもなっているんですね。
色々やってみるのは面白いですね。
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山の楽しみ (燦様へ)
2010-11-11 23:21:06
山で生イカを使ったリゾットってすごいですね!
山で試したい料理がいくつかあります。
チーズフォンデュとかフレンチトーストとか。
でも荷物の重さに負けてまだやれてません…。
メインになるような料理でもないし
いちごを運んで、燦さんのように雪のケーキもやってみたいなー。

セクシー唐松、葉っぱが枯れてちょっとまた違った雰囲気ですね(笑)
新緑の頃はもっとセクシーだったのに。やっぱり若い方が・・・。

とりあえず色々やってみてます。
見た目や行動?が壁女とか岩女にならないようには気をつけまーす。
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Unknown (mira47)
2010-11-15 16:36:22
セクシーカラマツ気が付きませんでした。
今度、行くときはチェックしてみよう!
返信する
セクシーカラマツ (mira47様へ)
2010-11-15 23:15:27
登山道脇に立っているので、気にしているとすぐに見つかると思います^^
葉っぱが落ちちゃって、セクシーって感じではなかったけど。
どうしたらこんなにくねっとなるんでしょうね?
石尾根に立っているカラマツ、頭の方が同じ方向に曲がっているのがありました。
やっぱり風が強いのかな?
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