ねこぎゅうのうぇぶろぐZ

日常を綴っていかにアホなのかの証明を導き出すブログ

六日目ツェチュ開幕。

2013年10月04日 23時00分09秒 | ブータン旅行記。
2012年12月21日(金)
トンサ・ツェチュ一日目


6時30分起床。
7時朝食。
8時30分に出発。


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(今日からツェチュが始まるので人混みを考慮して早めの始動になりました)


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(軽めの朝食でももりもり食べるよ!…何故かブータンに来てワッフルが・笑)


ところで、まだ紹介していなかった今回の宿泊先である「ヤンキル・リゾート」。
昨日も書きましたがトンサ市街地からはやや離れた場所に位置していて車で10分弱ほどの移動時間が必要、その分ロケーションは抜群で遠目に見えるトンサのゾンとそのゾンを囲むように連なる山々はまるでここが"風の谷"かと錯覚するほど。


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(周りには何もないので景色は抜群!)


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(ホテルの敷地からも部屋の窓からもトンサ・ゾンが見える眺望の良さ!)


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(ホテル入り口にはマニ車が)


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(推定毎朝7時にはこうして何やら焚いています←未調査←コラ!)


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(客室のある棟とエントランス・食堂の棟の間には中庭もある)


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(エントランスロビーの一角)


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(食堂の様子)


まさしくリゾートホテル的佇まいのホテルです。
客室もトイレもシャワーも綺麗で設備は十分だし、重いスーツケースを運んでくれるお手伝いの方(女性)も優しいし(言葉通じなかったけど・笑)、十分満喫できるホテルでした。。。これで客室にTVがあってホテル内のどこでもWi-Fiが繋がるのなら完璧でした。←それは贅沢です!





さて、早めの行動でまだ少し肌寒い9時にはゾンへ移動。


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(まだ早い時間のせいか眠っているようにも見えるトンサ・ゾン)


ゾンのそばにある空き地には前日までに作られた露店が乱立し、衣類やら日用品やらの販売をしていた。


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(中には簡易宿泊所があって、ガイドさん曰くそこはベットもなくただ寒さを凌ぐだけの施設なんだそうな)


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(まだ写ってる人は少ないですが、日中になるとどんどん人は増えてきてごった返してました)


9時前に到着した頃にはまだあまり人も居なくて拍子抜けするほど。
でも、時間と共にどんどん人が増えてきてお昼を過ぎた頃になるとゾン内部の広場が人で一杯になるほどの混雑っぷり。
前日に来た時にはなかった装飾も増えて、より一層煌びやかになった雰囲気の中、太鼓や銅鑼のチン!ドン!シャン!という音が響き渡りツェチュのメインとも言える踊り手たちが次々と出て来ては踊る。
踊り手たちの派手な衣装にも目を惹かれるし、その独特の踊り~回転を繰り返したりジャンプしたり~の動きもずっと見ていても飽きない不思議な魅力を感じました。


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(建物の装飾に負けないくらい派手な色使いの衣装を纏って登場…そして踊ります♪)


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(音楽に合わせて跳んだり回ったり叩いたりを繰り返す踊り…不思議とずっと見ていても飽きないんです)


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(10名ほどの踊り手が派手な衣装を纏って踊る姿は迫力満点!)


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(ブータンの踊りは見ていると基本"回転"します…なのでスカート状の衣装がふわっと傘のように広がるのがポイント♪)


詳細は分からないが(コラ!)、ツェチュでは午前中は比較的静かな踊りを僧侶たちが披露し、その後に農民が扮した踊り手が激しい踊りを披露する流れになっているそう。
ちなみに、僧侶を農民を区別するには「靴を履いているか否か」で判断すればいいと伺いました。


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(僧侶の踊りが一通り終わると、次の踊りが始まるまでの合間に女性のコーラス隊?が出て来て歌を歌います)


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(やがて出て来たのは仮面を付けた踊り手の面々)


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(先程までの僧侶の踊りとは違って少々荒々しい踊りをするのが特徴)


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(激しい跳躍も見どころの一つです)


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(彼ら三人はツェチュには欠かすことが出来ない人気者で「アツァラ」と呼ばれる道化役…踊り手とは別に一日中広場をふらふらと歩いてて観客を笑わせるパフォーマンスをしたりふざけていたりするけれど、時にはきちんとお手伝いもしたりしてなかなか働き者なんです♪)


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(真面目に働いている様子・笑…募金を募ったりお祭りに観客を引き込むのも彼らの役目でもあるらしい)


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(踊り手同様彼らも言葉を発しないでパントマイムやら行動で笑わせるので自分もたくさん笑わせてもらいました♪)


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(ツェチュのお客さん其の一…きっとゾンに済んでる猫なんでしょう、たくさんの観客が居るのに臆することなく歩き回ってました♪)


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(ツェチュのお客さん其の二…近所の山から下りてきたのかこのゾンに住み着いているのか分からないけど・・・猿、何度か見掛けました・笑)


ツェチュは朝から日が沈むまで?行われているそうですが、自分たちは昼食の時間以外は16時過ぎまでずっと見学。
その間に日本からの団体さんのおばさま方に遭遇してちょっとした立ち話をしたり、ゾンの外の食べ物屋さんでスープを飲みながらカタコトの英会話で店のオーナーと自分の今後の帰国までの予定を話したりしてました(正しく伝わっていたかどうかは別として…)。


昨日からの引き続きで天候は少し曇りっぽい。
朝方は寒いのでダウンジャケットを着てツェチュを見ていたけれど、午前中の早い時間はゾンが光を遮っていて影になる場所では少し肌寒いくらい。
日が高くなり影が減り広場に日が差すようになると日射しが暑いくらいでジャケットが不要になるほどに…温度調節がなかなか難しい。
明日以降の天候も気になるけれど、あまり暑すぎるのもきついかも?


こうしてトンサ・ツェチュ一日目が終了。
16時30分にはホテルに戻り、19時から夕食。
夕食時には、驚いたことに大きな食堂にあるたくさんのテーブルが埋まるほど観光客で溢れていた!
やはりみんなツェチュ目当てに来ているのだろうか、お祭り一日目から一気に観光客が増えたようです。
ちなみに、観光客の比率は7割くらいが西洋人で3割がアジア人、時折インドやネパール系の人もいて結構ワールドワイド。
しかし、そのほとんどがご夫婦やカップル、男女混合の仲間何人か…などなど、独りっきりの旅行者なんて自分以外には居ませんでした…。


…とは言え、観光客も増え食事時に周りが賑やかだと何となく落ち着く気がした、言葉も分からないけど"人がいる安心感"があってほっとする感じ…今までほとんど独り行動だったから余計にそう感じたのかもね。
そんなことを考えながら、22時には就寝しトンサ一日目は終わるのでした。


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(夕食はビュッフェ形式でした♪)


五日目トンサ再び。

2013年08月30日 23時44分21秒 | ブータン旅行記。
アーチェリー見学を終え一路トンサへ。
約2時間ほどの距離、まだまだ時間はかかります。


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(目指せ!トンサの街!!…ん?目の前の山が曇ってる?)


余談ですが、移動の車中はガイドさんと話をしていたりガイドさんとドライバーで話をしていたり、はたまた(あまり聞けなかったけど)ブータンのラジオを聞いたり、ドライバーさんが持参したCDを聞いていました。
そのCDにはブータンの方?が歌っている曲中に日本語詞が紛れている曲(ラヴソング)を聞かせてもらったり、出国直前に日本のヒットチャートを賑わせていた洋楽(新しい携帯のCMに使われていた曲とか)も入っていてたいそう驚いた。
ブータンでも普及しつつあるインターネットによって音源を手に入れたのだと思われるが、こんなところでもネットの普及による世界の情報共有化現象を身近に感じていたものでした。


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(道を進んで行くと路肩には雪が積もっている!?)


どうやらここ二日間で一気に冬に近づいたようで、標高の高い場所ではすでに雪化粧をしていた…ブムタンでも夜や朝方はずいぶん冷え込んでいたからその間山では雪が降るほどの寒さになったのかも知れません。


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(日中だというのにヨトン・ラ山頂付近は冷気で外が真っ白に…来る時は晴れていてそんな気配一切感じなかったのに、ここ数日で季節は冬へ)


雪化粧をしていたのは峠の山頂付近だけで、標高が下がると共に再び暑い日射しの元に晒されながら移動することに…そうこうしている内に車は進みトンサの街へ。


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(二日ほど前にちょっぴり滞在した街に再び戻って参りました♪…もはや懐かしさすら感じる街並み)


トンサ到着はおおよそ12時30分頃のこと。
街へは寄らずに真っ直ぐ宿泊先のホテル「ヤンキル・リゾート」へ行き昼食♪
後日改めて書きますが、今回泊まったヤンキル・リゾートはまさしく"リゾートホテル"のようなところでした♪
客室からの眺めは良いしサービスも良かったし♪
ただ、トンサ市街から離れていて車で10分弱走らなければいけないのが玉に瑕。


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(観光客向けの食事なのでどこも大きな変化はない模様…とは言え、美味しいもんだからもりもり食べるよ♪)


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(このパンプキンスープ?が美味しかった♪♪♪)


…と、ここで悲しいお知らせが舞い込む。
本来ならここヤンキル・リゾートではWi-Fi環境が整っていてネットに繋げられるはずが、またしてもネットインフラが不十分な影響なのか?何故か使えなくなっていることが判明、ブムタンの宿泊先に続きまたしてもネットに接続できないとのこと。
更には部屋にもTVがない!!ガガーーン!!
・・・別にどうしてもネットやTVがないと駄目だと言う訳ではないものの、ないとやっぱり寂しいのよね…と言う訳でどうしようもなくガックリしつつこの現状を受け入れるしかありませんでした。





さて、改めて…の話ではありますがこの日トンサを訪れたには訳がありまして、この翌日からの三日間に渡り『ツェチュ』と呼ばれるブータン特有のお祭りが行われるのです。
相変わらずのザックリ説明で恐縮ですが『ツェチュ』はブータンにある県ごとに配置しているゾンごとに行われるお祭りで、ブータンでは一年を通して月に一度は必ずどこかしらでツュチェが行われるという。


自分がブータン旅行のおおよその日程を組んだ際、運良くここトンサにてツェチュが開かれると知り、初めの頃こそさほど興味がなかったこのお祭りもせっかくブータンに来たのだから…と観に行けるよう旅の工程を組んでもらったものでした。
旅の日程と時期によっては観られなかったかも知れないことを考えると非常にラッキーだったと思います♪
…もしも、可能ならブータンに行かれる際、どこかのツェチュに参加出来るよう日程を組まれることをお薦めします、きっとツェチュを観ればより"濃い"ブータンを体験することができるでしょう。


昼食後少し休んで14時30分から再び始動!
翌日にツェチュを控えたトンサ・ゾン内部へ潜入です!
車で10分弱移動してゾン近くに車を駐めそこから徒歩数分、いよいよ目の前にトンサ・ゾンが!


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(ゾン手前にある短い橋を渡って入り口へ向かいます)


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(ちょっと古びた印象は受けるけど老兵のような佇まいを感じるトンサ・ゾン…首都にあったタシチョ・ゾン並の貫禄ででかいです!)


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(内部へ入るとこれまた広い!…まるで映画に観る西洋のお城のような造り、とは言え猫がいるせいか猫のおしっこ臭が漂っていたと言うのが第一印象だったりします・笑)


更にゾンの奥に進むと翌日のツェチュでのメインステージになる場所では、建物に飾り付けが施され広場中央には演者(農民)によるリハーサルが行われていました。


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(ここがツェチュのメインステージになる場所…田舎の公園くらいの広さはあります)


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(リハーサル風景を横目にゾンの奥へと進みます)


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(上の階層から入ってきた方向を撮ってみるとこんな感じ)


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(大きなマニ車の間を抜けて更に奥の階層へ)


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(奥はこんな感じ…とにかく外から見るよりも広いことに驚くその造り)


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(リハーサルの段階ではこの状態だけどツェチュ当日には装飾が一杯になるよ!とガイドさんから聞かされわくわく♪)


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(明日の本番を楽しみにしつつ、まだまだ続くリハーサルを横目にゾンを出発)


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(ゾンの外には徐々に人が集まってきていてブルーシートで囲われた露店が幾つも建ち並び、衣類屋やら食べ物屋やら簡易宿泊所までどんどん出来ていて活気付いてます、お祭りときたらこうじゃなくっちゃね!)


明日からのお祭りにわくわくしつつトンサ・ゾンを後にして、ホテルに戻りちょっと休んで19時から夕食開始。
するとどうでしょう!
今までホテルでは存在しなかったと言っても過言ではない"自分以外の観光客"がポツポツといらっしゃるではありませんか!!
今まで食事してる時に他の観光客が居たことが少なかったので妙に嬉しい気分になりました♪


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(ここでの夕食は各テーブルにキャンドルが立てられ雰囲気満点の中での夕食となります♪)


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(お腹空き空きだし美味しいし、もりもり食べるよ♪)


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(パサパサの白米ご飯だって完食!)


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(だけど辛いのだけは勘弁な!…右上の奴!!)


こうしてトンサに戻り翌日のツェチュに備えることになりました。
夕食時に明日の予定を相談しつつスケジュールを決め、ガイドさんとは夕食後には解散となった。
聞いた話ではゾン内部にも装飾が施され地元の人から地方の人、もちろん観光客も含めてお祭りの見物人が溢れかえるほど集まるそう。


…とは言うものの、どれだけ人が集まるのか溢れるのか想像がつかないし、それほど人が集まるのならどこのポジションを確保するかの撮影ポイントを選ぶのが難しそうだね…なんてことを考えながら改めてガイドブックを読み返したりしつつ夕食後の時間を過ごしてこの日は23時には寝ていました。
こうしてこの日から三日間、ブータン旅行のメインイベントとも言えるここトンサでのツェチュが始まるのでした。


五日目さらばブムタン。

2013年08月23日 23時00分13秒 | ブータン旅行記。
2012年12月20日(水)


7時起床。
7時30分朝食。
9時出発。


宿泊予定を一日短くして本日ブムタンを発ち来た道を戻りトンサへ向かいます。


余談ですが、前の晩寝ている時に揺れを感じた。
体感で言えば震度2~3ほどの揺れ。
寝ぼけていたのでここブータンまで来て地震はないだろ…日本にいる時の"揺れの錯覚"をここブータンに来て感じたんだろうと特に気にせずにいたが、後日この時の揺れはやはり地震だったと知る。
そして、ここブータンでもちょっと前に地震によって大きな被害を受けた土地もあることも知った。
短絡的な考えだったが、地震による大きな被害なんて日本以外じゃ滅多にないだろうなんて思い込んでいただけにブータンでも地震があること、そして被害が出るほどの規模の地震が起きていることに驚いた。
また、だからこそ震災の際にブータンの国王が慰問に来日したのかも知れないとも思えた。


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(朝食は軽めで、もはや定番のパンとスクランブルエッグ…無論朝からだってもりもり食べるよ!)


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(一杯のオレンジジュース)


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(ブータン製のジャムシリーズ…パンがそのままで美味しかったのでジャムは使いませんでした)


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(食堂にはロイヤルファミリーの写真が飾られています)


朝食を終えこの日の予定を聞いて出発までの時間で身支度を整えスーツケースに荷物を詰め込み準備を進めているとどこからともなく轟音が轟く。
その音を聞き瞬時に「飛行機だ!」を気付き部屋の窓から辺りを見回すと丁度上空を通過する飛行機を発見!!
改めて思ったけど飛行機ってとんでもなく大きな音を立てて飛んでるのね…常に静かなブータンにいると尚のこと轟音に聞こえました。


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(部屋の窓から見えた景色は推定リンゴの樹がたくさん!)


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(そんな中、近くの飛行場に着陸直前の飛行機を激写!写真じゃ分かりませんがこの距離なのに凄い轟音です)


二泊したこの「ヨドセリン・ロッジ」ともいよいよお別れの時。
この旅で最も遠く果ての地がここブムタンになり後は来た道を戻る工程になる。
そのせいか妙にしんみりしてしまって、かつロッジの人たちともほとんど会話が出来なかったことが妙に後悔するようで悔しいようで寂しいようで…もしかしたら二度と会えない人なんじゃないかとと思うと尚のこと辛くって、後ろ髪をひかれるような思いでロッジを出発することになる。
自分がここに来たせめてもの証として別れ際に日本からのお土産(食べ物・衣類など)をガイドさんを通して渡してもらい「建設中の部屋が完成した頃にまた来ます!」と伝え手を振ってロッジを後にした。





本来ならこのまま直でトンサへ向かうところだったが、先程見た飛行機と空港の様子を見てみたくて車で15分ほど移動して滑走路が一望できる高台へ。


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(ブムタン空港?…ガイドブックで調べたら"バッパラタン空港"と表記されていた)


タイミングが遅ければもう飛行機は離陸しているかも知れない時間でしたが、運良くまだ離陸前の時間だったようでちらほらと搭乗客が乗り込んでいる様子を見物することが出来ました。
そこから約20分ほど時間をかけて飛行機が離陸するまでの様子をガン見!
なかなか見られる光景じゃないので目の前の様子にテンションMAXでございます!
うっひょ~カッケーッ!!


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(空港全景…滑走路とこじんまりした建物のみの笑っちゃうほど何もない空港、それでも何名かの利用者を確認できました)


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(分かりにくい写真ですが、乗客を乗せた後滑走路の一番奥の位置まで移動し機体を旋回させ待機…その後ジェットエンジンフルパワーで大加速をして一気に離陸へ…という流れです。今思えば動画で撮れば良かったと後悔・苦笑)


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(そして離陸!!…言うまでもなく会話も出来ないくらいの轟音が轟いてます)


自分もガイドさんもドライバーさんもみんな揃ってテンションMAX!!の大興奮の中いよいよトンサへ向けて出発。


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(空港からジャカルの商店街へ向かう途中にある鉄橋…画像はないけど確かこの橋は日本の援助で建設されたと証明する国旗のマークが支柱の一つに描かれてました)


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(さらばジャカルの商店街!さらばブムタン、また会う日まで!!)





二日前に来た道をひたすら戻りトンサへと向かうことになる。


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(ブムタンからトンサまでは来た道をひたすら戻る)


途中、来る時にも寄ったヤタ織物のお店に寄りガイドさんとお店の人でのんびりと世間話などしながら小一時間ほど居座って(笑)織物仕事の様子を見せてもらった。
どれか買っていこうかな?なんて思っている内にあれよあれよと出発することになり結局ここで買い物することが出来なかったのが心残り…都市部や市街地などで買うよりは製造販売をしているここで買った方が安いので断然お得だと聞いていたので失敗した。
商品は大小様々なサイズのカーペットやベット用の防寒布、小さめのバッグから手提げ、ポシェットタイプの物まで多種多様だったのでバッグ好きとしてはかなり後悔しているのであった(苦笑)。


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(来る時にも寄ったヤタ織物の製造販売店へ…ガイドブックにもこのお店が掲載されてて驚いた)


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(実際に目の前で作っている様子が見られたのはとても貴重です)


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(ここで織機を使っていたのは年の頃にして20代の女性…職人の手をしてました)


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(見本と同じように染色された糸を一本ずつ紡いで行く作業はずっと見ていても飽きなかった)


不本意ながら何も買わないままヤタ織物製造販売所を後にしてしばらく走っていると別の村?では男衆がアーチェリーをやっている場面に遭遇、せっかくだから少し見学させてもらいました。


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( ダーツでもそれなりの距離があったけど、弓の距離はまた遠い遠い!!もはや自分じゃ的を識別することも出来ないほどの距離です・・・~酷い色調補正でスミマセン!! 泣~)


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(アーチェリーと言うと地面と水平に矢が飛ぶ様を想像してましたが、こちらのは山なりで矢を飛ばして的に当てる競技…ヒュン!と矢が飛ぶ音が迫力満点!!)


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(その距離ざっと100m超!?…遠っ!)


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(聞いたところによると、弓や矢はお店で購入したり自分で作ったりしたものだそうでほとんどが自分好みにカスタマイズしているとのこと)


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(ガチ弓矢!カッケーなおい!!笑)


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(ダーツ同様、的に当たって得点すると謎の歌と踊りをしてました)


アーチェリー見学を終え、再び一路トンサを目指して出発!
ブムタンからトンサまでは約2時間、もう少し移動は続きます。


四日目ブムタン(後編)。

2013年08月02日 23時23分02秒 | ブータン旅行記。
2012年12月19日(火)


昼食を済ませて少し休んでから再始動!
午後からはジャカルの街周辺に的を絞って行動です。
まずは車でジャカルの商店街からすぐの場所にあるジャカル・ゾンへ!


ここに至るまでに幾つかの"ゾン"と呼ばれる施設は見てきたものの(外見のみも含む)実際中に入るのは初日のタシチョ・ゾン以降ここジャカル・ゾンが二回目。
タシチョ・ゾンは首都のゾンだけあって巨大な要塞とも言える大きな建物だったけど、ここジャカル・ゾンは外見からしてとても小振り…ところが中に入ってみると縦長で奥行きのある多重階層構造のような造りで内部は意外と広かった。
山の中腹に建てられているので山の斜面を利用しているからこそこのような造りになったのかも知れない。


ジャカル・ゾンは山の中腹が入り口になっていて途中に駐車場があるのでそこに車を止め更に石畳の坂道を登って行きます。


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(駐車場からジャカル・ゾンへ向かう入り口…ここから石畳の斜面を登って行きます)


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(数分登り続けると見えてくるゾンへの入り口)


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(ゾン入り口手前から振り返って撮った景色…なかなか高い場所だということが分かる)


教わった話では、どのにあるゾンも共通して内部は二つに分けられているとのこと。
半分は行政に関わる施設ともう半分は宗教に関わる施設(学校も含む)、その二つが施設が併設されているのが各県にある県庁とも言うべきゾンなのだとか。
その中でここジャカル・ゾンは建物自体がさほど大きくないためか裁判所に関わる施設を別の場所に移す予定があるのだそう、そしてその移転先がゾンの向かいにある山の山頂。
見ると現在建設中でそれが完成し次第、裁判所関連の施設はそちらに移るとのことだった。


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(ゾンから見たブムタンの景色…向かいの山に見えるのが建設途中の裁判所)


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(いざジャカル・ゾン内部へ!)


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(内部は細い石畳の通路が一本通っていてその両側に建物が並ぶ造り)


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(決して狭い訳ではないが、奥行きもあるのでずいぶん縦長に見受けられる…他のゾンにはない珍しい造りでした)


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(さらに奥へ!)


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(すると少し開けた場所へ…でもまだ奥がある!)


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(更にまた開けた場所に出る!)


山の中腹に建てられているせいかちょっとした階層構造になっていて外から見るよりもだいぶ広く感じた…また階層構造でまるで西洋のお城のような造りだったのが他のゾンにはない印象でした。


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(ゾンから出て、来る時に通ってきた石畳の坂道を戻り駐車場へ…その途中にあった社?)


ジャカル・ゾンを後にして向かった先は車で5分ほどの目と鼻の先にあるジャカル中心部の商店街。
実はこの商店街は過去に三度火災によって街を全焼しているのだとか…ガイドブックには2012年夏頃に撮られた復興再建中の写真が載っている。
実際自分が見た商店街は火災の爪痕など微塵も感じられず、真新しい建物と綺麗な道路に整備されていた街並みになっていた。
(ところどころまだ整備されていない道路があったけれど関係ないかも?)


適当な場所に車を駐めてガイドさんと一緒に商店街を散策。
ガイドさんは買い物好きらしく気になるお店にどんどん入って行きどんどんお店の人と話をしている。
始めの内はガイドさんは顔が広いからきっと話しているみんなと知り合いなんだろうな~なんて思っていたら実は全然知らない初対面らしく、そんな人たちと気さくに話をしているガイドさんを見てブータン人特有なのか?それともこのガイドさん特有の気さくさで誰とでも話が出来てしまうのか不思議に思いながら一緒について回っていた。
当然、自分は現地の言葉(主にゾンカ語、他にもたくさんの言葉が入り交じって会話をしているらしい)はちんぷんかんぷんだけどなんとなく会話の雰囲気を感じ取って楽しそうな日常会話を聞いて楽しんでいた♪
…で、結局は自分も含めてガイドさんも何も買わなかったんですけどね(笑)。


以下、ジャカルの商店街の様子。


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(商店街外れから見たジャカル市街地…奥には小さくジャカル・ゾンも見えてます)


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(さすが中心街だけあって車も多い!)


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(写真にはありませんが、観光客目当てのお土産物屋もあったり中には上の画像のようなレンタル自転車屋さんまで!)


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("SEVEN-ELEVEN"ならぬ"NINE-SEVEN"…開店時間は9時~19時なんでしょうか?…ブータンにしては働き者?)


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(こちらは日用食品のお店、食べ物から飲み物まで各種お取り揃えております♪…以下の画像は魚眼レンズで撮影)


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(ブータンはほとんどのものをインドから輸入していて食べ物・飲み物もそう…そんな中、ブータンの方が標高が高い?気圧が高い?せいでインドから輸入されてきたお菓子のパッケージが膨らんでしまってこんなことに・笑、破れはしないみたいだけどパンパンです♪)


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(お次は衣料品屋さん…衣類から靴まで取り揃えてます♪)


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(お次は日用雑貨屋さんと言ったところでしょうか?)


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(次は金物屋さん?…鍋やら何やらが所狭しと並べられてます)


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(お次は布地屋さん…こちらでオーダーメイドで服やら仏教関連の装飾品やらブータンの伝統的な靴まで作ってくれるそうです)


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(最後にお土産屋さん…ポストカードからお祭りで使うお面、ダーツの弾からブータンでは良く見掛ける"アレ"のオブジェまでたくさん取り揃えていました…買わなかったけどさ♪)


商店街を散策…とは言っても決して大きくない商店街なので1時間もふらふらしていたら終わり。
最後にスイーツ屋さんでコーヒーを頂いてから宿へ戻ることに。
戻った時間はまだ16時過ぎ…近所でもふらつけばいいものを、やることもないし退屈に任せて夕飯の19時まで寝こけておりましたとさ。。。
ちなみに、昨日あたりからガンテでの寒さが堪えたのか気付いたら片方の耳に"しもやけ"が出来ていた、そして以降帰国するまでの間ずっと微妙に痒かったのを覚えてます。


本来の予定ではここブムタンにもう一泊の合計三泊でしたが、急遽宿泊予定を変更して明日次の目的地であるトンサへ移ることになった。
TVもないしネット環境もないここではひたすらやることなく、ホテルでは自分たち以外にゲストも居ないし退屈で寂しかったところだったので自分にとっては朗報でした。


ブータンに来て三日四日経ち、ようやく"旅をしていること"に慣れてきた頃になって、他に誰も居ないこのホテルに宿泊することになりふっと今まで感じたこともない"寂しさ"を感じるようになった。
それはこの日のお昼に誰も居ない食堂でポツンと一人で食べていたからかも知れないし、日中にブータンで暮らす人たちの日常の様子に触れたからかも知れない…自分は普段あまり"一人で寂しい"とは感じることはないのに、ふっとこの場面で他の人の存在を必要としていたことを今でもよく覚えている。


余談ですが、ポツンと一人でいると余りにも寂しいのでこの旅に持っていったiPodから小音量のまま音楽をかけて過ごしていた。
それを夜中も続けて流していたら、普段そんなことしないものだからもの凄く寝付きが悪くなり夜中に何度も目を覚ますことになるわ、聞こえるか聞こえないかの音量で流れていた曲が深層心理に影響を及ぼしたのか何度も恐ろしい夢を見て目を覚ましていたものでした。。。
(挙げ句の果てには夜明け頃に怪鳥の鳴き声まで聞こえてくるし・笑)
寂しさと相まってここブムタンでの二泊は自分にとって忘れられない夜になりましたとさ…(笑)。


四日目ブムタン(中編)。

2013年07月28日 13時55分13秒 | ブータン旅行記。
2012年12月19日(火)


"最古の寺院"と呼ばれているジャンパ・ラカンを出発。
次の目的地までは徒歩で約30分ほどのトレッキング。
日射しは強かったがほぼ平坦な田舎道なのでそれほど大変でもない…はずが、なぜか息が切れる(笑)。


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(こんなあぜ道をとことこと約30分ほど…途中小川も渡ったりして天気も良いし気分爽快…息は切れ切れ。←)


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(その途中に遭遇したワンシーン…なんだか微笑ましい光景です♪)


やがて見えてきたのはクジェ・ラカンと呼ばれる大きな寺院。
印象は他の寺院とは違って見えて四角形の建物が三棟並んで見える。
建物の前にはちょっとした広場があり敷地を囲むように仏塔を上に乗せた外壁が存在する。


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(今までの寺院とは規模が違ってとても大きいことが分かる)


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(一見学校みたいな雰囲気もある寺院…建物も敷地もとても大きい!)


自分たちが中に入って行けたのは向かって右の建物。
(ガイドブックによると真ん中の建物にも像があるそうだが自分たちは中に入れなかった)
残念ながら画像はないが、この寺院の建物のすぐ後ろにある岸壁の岩肌が部屋の中から見えるようになっていてその部屋に仏像がたくさん並んでいた。
ここで初めてお坊さんに遭遇して"聖水"?…よく分からないがありがたいお水を頂いた。
お水はお坊さんから手の平に分けてもらいガイドさんの真似をして手の平のお水を飲む(フリ)をして頭に付ける…という一連の動作を体験、この作法?は今後何度かすることになる。


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(ここクジェ・ラカンは王室との関連が深くしばしば大きな法要が開催されるという…だから敷地が広いのかどうかは定かでない←)


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(たまたまかもしれないけど、寺院の敷地内には食べ物のおこぼれ?を待つわんこたちがたくさんいたのも印象的♪)


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(わんこ♪わんこ♪)


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(わんこ♪)


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(この石畳のジグザグ階段を登った先に本堂へ入る入り口がある)


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(クジェ・ラカンの敷地を囲むようにこのような外壁がある…ちなみに、この白い仏塔は108個あるという)


クジェ・ラカンを出発し次の目的地を目指し再びトレッキング開始!


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(5分ほど歩くと何やら見えてきた!…電線?が見えているのは結構珍しいかも?)


※ ちと、何故だかこの辺の画像のノイズが酷くて済みませんっ!


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(見えてきたのは15mほどの吊り橋!…そして橋には"アレ"がたくさん付いてます!!)


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(吊り橋から。吊り橋に付けられている"アレ"とは「ルンタ」と呼ばれる経文が書かれた5色の色鮮やかな旗。以前に紹介した「マニ車」と同様ブータンでは至る所で見掛けるもの。5色それぞれに意味があり、黄は大地、緑は森、青は水、赤は火、白は風を表し、風にはためくことで経文の功徳が全世界にいきわたることを祈念している。…と今改めてググって調べましたよっと!)


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(吊り橋を渡り川をまたいでまだまだ歩くよ!)


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(高低差はないけれど強い日射しと歩きによる熱で結構な汗をかく中、見えてきたのはブムタンの景色…どことなく日本の田舎の景色に通じるものが)


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(道ばたにはブータンらしい景色も)


クジェ・ラカン出発から30分強歩いた先は車のピックアップ地。
ここから一度宿泊宿まで戻って昼食です。
その途中にはフランス人だったかオランダ人だったかがブータンに移り住んで作っているというビール工場の横を通りました。(画像はない)


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(ピックアップ場所には水力で回転するマニ車の杜?があり、ここで洗濯している人もいました)


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(昼食セット…お肉もあるけど野菜中心、なんてヘルスゥイーなんでしょう!無論、もりもり食べたよ!!)


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(ご飯があればなんでも出来るっ!美味しいからもりもり食べるよ!!)


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(昼食の締めはいつものミルクティ(ホット)です♪)


昼食食べて少し休んでから再びブムタン(ジャカル)へ!
ブムタンの午後はこれから!!
まだまだ続くよ♪


後編へ続く…。


四日目ブムタン(前編)。

2013年07月21日 22時44分03秒 | ブータン旅行記。
2012年12月19日(火)


7時起床。
8時から朝食。
9時30分に出発。


昨日午後5時30分頃ようやく辿り着いたのはこのホテル。
ブムタンの市街地から少しはずれた場所にある「ヨドセリン・ロッジ」。


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(移動中の車内から撮ったのでボケボケ画像で済まん!)


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(ロッジのエントランス…装飾絵も描かれていてとても良い雰囲気でした♪)


全体的にコテージ風の作りで部屋は広々、ただし客室にはTVはなし、そして客室にはそれぞれ薪ストーブが設置してあり客が自分で薪をくべ暖を取る必要がある。
ネット環境は食堂周囲にWi-Fi環境がある…はずだったが、何故か全日程に渡りネットが不通で結局ここでは繋ぐことは出来ませんでした(泣)。


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(客室の中の雰囲気…端に見えてるのが薪ストーブ!)


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(食堂の様子…滞在中、ゲストは自分たち一組しか居なくてこの食堂で他の観光客を見ることはなかった)


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(客室から見た中庭の様子)


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(中庭の向いには二階建てのゲストハウスを建設中でした)


昨晩は午後7時30分から夕食を摂って8時には解散。
TVもネットもなくて暇だしやること無いし、外は寒いので迂闊に外にも出れないし、別のロッジで寝ているガイドさんとドライバーさんが居るように感じないほど自分以外のヒトの気配を感じ無くて妙に寂しくなりそのまま10時には寝てしまいました。
とは言え、湯たんぽで重装備をしていたのにも関わらず夜中になると寒くって、他にも明け方に聞こえた謎の叫び声の連発で怖くなってなかなかゆっくり寝付けなかった思ひ出。
(謎の叫び声は翌日に確認したら大きな鳥がコテージの入り口すぐの場所に停まって鳴いていただけだった・・・あまりにも普段聞かないような声で思わず猿か何かの獣が玄関先まで急襲してきたものかと勘違いしてしまった・笑)





朝食はヘルスィーにいつものスクランブルエッグとミルクティ、それとパン。
この辺りは蕎麦の栽培も盛んだそうで蕎麦から作ったパンを頂くことが出来た…味は蕎麦特有の苦みがあってそのままではちょっと食べづらいのでバターやジャムなどを塗って一緒に食べるのがよさそう♪
何にしても蕎麦のパンとは健康食の代名詞みたいな食品じゃない?


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(こちらが普通のパン…小振りですが日本の食パンと変わらない味で美味しく食べられました)


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(そしてこちらが蕎麦からつくったパン…結局このパンはここでしか食べられませんでした)


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(この土地ではリンゴの栽培もしているそうなのでリンゴジュースも登場!コップ一杯のたったこれきりのリンゴジュースでしたがとても美味しかった♪)


朝食を済ませて時間になり出発!
この日はブムタン周辺の散策を兼ねたトレッキング多めの一日になりますよ。


まずは宿泊ロッジから市街地を挟んで反対側まで移動して一路ジャンパ・ラカンへ。
その手前の広場では男衆がダーツをして遊んでいました。
ブータンの男性はダーツをしたりアーチェリーをして遊ぶことが多いそうです。
イメージ的にはアーチェリーの方が弓矢の購入が必要なので大人向けの遊び、ダーツはそんなにはお金がかからないので誰でも楽しめる遊び、そんな感じじゃないかと思いました。


ダーツゲームは50m程離れた場所に的があり、そこへ向けて弾(?)…ロケット型の手の平より少し多き目のもの…を投げて当てるゲーム、恐らく4~5人が一チームの構成でその合計点?もしくは的に当たった回数を競うもの。
自分は目が良くないので50m先の小さい的の場所すら良く見えませんでしたが、ブータンの人たちはみんな目が良いのでしょう…しっかり狙いを付けて投てきしていました。


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(足元に映っている白い板に黄色の丸があるのが目標となる的…小さいよね!)


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(推定50mこちら側から投げて的の近くに映っているのがダーツの弾?…もうちょっとで当たりそう、惜しい!!)


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(的にズームIN!…こんなに小さい的に向かって投げてんだから凄いよね?)


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(見ているとかなりの全力投てき!…加減が難しそう)


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(的に当たる、もしくは擦ったりする?とチームみんなで歌を歌いながらこの謎のダンスをする…当たったのは相手チームだと思うんだけど、そうなると喜んでいるのかなんなのか?最後まで分からなかった)


男衆がダーツで遊ぶ広場から徒歩数分で目的地のジャンパ・ラカンへ到着。
ここは平坦な牧草地の真ん中に建てられた寺院で、受けた説明によるとブータンにおける最古のお寺であるとのこと。
外見で見るよりも中、もしくは外周が意外と大きかったのが印象的。


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(最古の寺院と言われている割にはかなり簡素な入り口)


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(入り口を入ってから本堂?までの間に木々があるのは珍しいかも?)


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(本堂?入り口には大きなマニ車が連なって並んでいた)


※紹介が遅れましたが、マニ車とはブータンの至るところで見掛けるもので円筒形の筒を人力、もしくは水力などで利用して回転して使用するもの。
円筒状の筒の表面にはお経が書かれていて、この円筒状の筒を一回転させることでお経を一回読み切ったことと同じ効果があると信じられている。なので、このマニ車はブータンのあらゆる場所に存在し老弱男女問わずに見掛けたら回していると言っても過言ではないもの、特に寺院には大きなものから小さなものまであるので正直全部は回しきれない。


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(ジャンパ・ラカンの内部…意外と広い)


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(寺院の壁にも据え付けられているマニ車)


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(寺院側から見た外側の様子…う~んいかにもブータンらしい景色が広がってます♪)


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(ちょっと離れたところから見たジャンパ・ラカンの様子)


"最古の寺院"と呼ばれているジャンパ・ラカンは平坦な場所にさり気なく佇む大御所のような落ち着いた雰囲気と貫禄をもった寺院に感じました。


中編へ続く…。


三日目ブムタンへ(後編)。

2013年05月14日 22時22分31秒 | ブータン旅行記。
2012年12月18日(火)


ガンテ・ゴンパを出発し車で約2時間。
お昼頃に「チベットメモリアル・チョルテン」と教えられた仏塔に到着。
ここは以前現国王も訪れランチを食べた場所として有名とのことで、自分たちが訪れた時刻もお昼時ということでお弁当を食べている人たちが何組がいた。


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(改めてガイドブックを見ると「チェンデブジ・チョルテン」と明記されていた)


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(周囲の木々の緑に囲まれ巨大な仏塔の白がとても栄える!)


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チェンデブジ・チョルテン周辺の見学(ここには特別建物内に入ったり出来る施設はない)を済ませると、再び車で移動してホンの数分移動した先にあるレストランで昼食。
ゆっくりと昼食を摂った後から再び車移動。


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(ブータンでの移動は峠の移動…山道崖道曲がりくねった峠道をひたすら走って移動します)


いくつかの峠を越えいくつかの谷を越えやがて着いたのは"トンサ"。
本格的にトンサの街に入る前に"トンサ・ゾン"を一望できるビュー・ポイントで休憩がてら撮影タイム。
ここの休憩所(?)はまだ建築中のようで単に屋根がある小屋が建っているだけといった感じでした。


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(殺風景な建物…もしかしてこれで完成型なのかも?)


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(ビュー・ポイントからの眺め…トンサ・ゾンとトンサの街)


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(トンサ・ゾンのズームIN!…昔々は敵からの侵略を監視する目的で建てられたお城だったと聞いたような聞かなかったような←)


トンサのビュー・ポイントを出発すると程なくしてチェックポイントへ。
やがてトンサの街へ。
トンサでちょっと休憩して再び更に東を目指して出発!!


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(トンサにチェックイン)


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(トンサの街中へ)


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(トンサは小さな街の印象ですが、祭りも近いせいか人が多くてとても賑わっているように見えました…画像には人っ子一人写ってないけどね♪)


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(自分らは行かないけれど"タシガン"まで352km、トンサまで200km!…思えば遠くへ来たもんだ)


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(トンサの街からはゾンを見下ろす形で見ることが出来る…高低差がかなりある街なんです)


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(休憩中に寄ってきた子供たち…「なぁなぁおっちゃんコリアン?」「ちゃうよ日本人だよ」「なぁなぁ写真撮ってーな!」「よっしゃ並べお前たち!」「わ~い♪」という流れで撮った写真…撮った後液晶画面で画像を見せたらたいそう喜ばれました・・・いい笑顔だ♪)


トンサを経ってからもひたすら峠道を移動。
ひたすら移動なのだが、景色が素晴らしすぎで飽きないし眺めがよすぎて常時テンションMAX継続中でした。


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(ブータンでの移動中にちょくちょく見掛けるあの旗は(確か)死者を祀るためのもので108本あるとかないとかの話を聞いたような…すごいあやふなや情報…さらには名前も失念した!)


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(天気もいいし!景色もいいしね!)


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(そうこうしている内に幾つ目かの大きな峠、"ヨトン・ラ"3400mを通過)


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(この峠を越えるといよいよ目的地ブムタンです)


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(標高の高いこの辺には"ヤク"が多くいるらしく、放牧しているのか群れを何度か見掛けました)


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(ブータンでは非常に珍しいとされる"直線の道"だそう…確かにここ以外ではそうそうなかった)


ブムタン地方に入る手前にあるのが名物の「ヤタ織物」の製造販売店。
夕刻だったし長居もできなかったのでじっくり見ることが出来なかったけれど、二軒の製造販売店が軒を連ねている。
寒さに強いヤクの毛を使った衣類や毛布やカーペットなど、他には小物入れやバッグなどの販売もあったのでもうちょっとじっくり見ていたかったけどどうせ買わないから諦めた。
ちなみに、首都でも同様のものが売っているけれどここでの価格よりもさらに高くなってしまうので買うならここで買った方がお得とのこと。


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(ガイドブックにも出ているほどの有名店が二軒ほど並んでいる)


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(綺麗に撮れてないけど軒先にはカーペットやバッグなどの売り物が並べられている)


ヤタ織物販売店を後にすると30~40分でブムタンと呼ばれる"ジャカル"の市街地へ到着する。
なお、"ブムタン"とはチュメ・チョコル・タン・ウラの隣接した四つの谷から成る地域の総称だそう(byガイドブック)。
気になって"(国名である)ブータン"と"(地方の呼び名である)ブムタン"は違うのか?と聞いてみたところ"ブムタン"は"ブム"と"タン"と言うそれぞれの意味のある単語をくっつけて出来た名前で、どちらかが「谷」とか「底」とか「平ら」とかそんな意味で、どちらかが「生まれ」とか「はじまり」とかの意味だ…と教えられた記憶があるが、その記憶が正しいのかは定かでない。←オイ!


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(陽もくれてきた頃、5時過ぎになってようやくブムタンの宿泊ホテルに到着することになる…半日近くが移動していた日となりました)


ちなみに、ブムタンは非常に寒いことで有名で真夏でも夜はストーブをつけることがあるそうな(byガイドブック)。
ソバや麦の栽培が盛んな土地でもあるそうで、他には近年養蜂が盛んになってきてはちみつの生産にも力を入れているとか、フランス人(だったかな?)の実業家がここブムタンに住み着くようになってビールの製造に力を入れているとか聞いたものでした。


三日目ブムタンへ(前編)。

2013年05月13日 23時33分09秒 | ブータン旅行記。
2012年12月18日(火)


ファームステイ先のガンテやその先のポプジカはブータンの中でも寒いことで知られている地域。
それを聞いていたので眠る前のカイロ装備+湯たんぽという重装備のお陰で快適に眠ることが出来た(ただ、どこからか入って来る大きな蠅が絶え間なく飛んでいたのは快適とは言えなかったけれど)。


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(部屋は一間にこのベッドのみのいたってシンプルなもの…部屋の壁も装飾されてていたので凄い!と思う反面ちょっと落ち着かなかった・笑)


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(このせいで寒かったのか!…とは言わないけれど、土壁には隙間があって外からかすかに光が差し込んでいる・笑)


7時起床。
7時30分から朝食。
9時頃の出発。


まず朝起きて寒さと寒さによる外の白さに驚く。
冷気が白く目に見えている感じ、そこに強く暖かい太陽光が差し込んでいる…そんな幻想的な景色が目の前に広がっていた。


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(車のボディも白くなるほどの外気温)


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(この辺りは緩やかな谷間になっている地形なのだそう)


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(白~い♪)


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(まだ冷気を帯びている家々と山の木々)


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(食事の支度はこちらの別棟でしてくれています)


そうこうしている内に出発の時間。
思い返すとまだこの頃は全然自分自身に余裕がなくって心が開けていなかったというか相変わらずの人見知りだったというか、なかなか自分から積極的にコミュニケーションを取ることも出来ずにいて、結局ここでお世話になった人ともろくに話も出来ずに別れてしまったのが今でも心残りに思っている。
世間話などは出来なかったものの、幸いにもガイドさんを通じて日本から持っていったお菓子や簡単な防寒具をお裾分けできたのが救いだった。


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(ファームステイ先の建物はこんな感じ…結局は部屋のあった二階しか知らないままで出発になってしまった)


ファームステイ先を出発して数分後にはオグルヅルの飛来地である湿地帯の近くに到着。
ガイドブックによると300羽ほどのオグロヅルが生息している様なことが書かれていたので期待していた(実際によるでも鶴の鳴き声が聞こえてきたりした)けれど、実際は禁止されているのか分からないが300羽も居るような場所をお目にかかることは出来ずもっと離れた場所からの観察しかできなかった。
妄想ではわらわらと鶴がいるところにのしのしと近寄れるのか?と思っていたのでちょとがっかり。。。


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(湿地帯の一角には牛も放たれていて草をはんでいる)


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(こんな感じの湿地帯が目の前に広がっている場所)


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(そこに三匹のオグロヅルさん(推定)が!…この時ほど300mmの望遠レンズが欲しいと思ったときはなかった!!)


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(オグルヅル翔びます翔びます翔びます♪)


オグロヅル観察の後は車で10分ほど移動してガンテ・ゴンパという寺院へ。
ちなみに、"ガンテ"とは「山頂」を表す意味だという。
そう、ここはガンテの谷間を見下ろせるほど高い丘の上にある寺院。


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(見た目はよくあるものなんですけど、とっても由緒ある寺院なんだそうですよ)


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(内部はゾンと同じような構造になっていてこの中に学校やお坊さんの住居があるとのこと)


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(もちのろんで壁には仏画が描かれています…全部手描きだと言うんだからある意味アートやね!)


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(ガンテ・ゴンパの本堂(推定)…どこもそうですが、基本的に本堂には入れるものの土足厳禁、撮影禁止なので本堂内の画像は一枚もないのです)


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(ガンテ・ゴンパからの眺め…どれだけ見渡せてるのというほどの絶景)


ガンテ・ゴンパを出発し更に東ブータンへ!
後編へ続く。。。


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(この辺はまだ道路が舗装されていて綺麗な道)


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(標高が高い場所を走るのでやたらと景色がいい!)


二日目ガンテへ。

2013年05月12日 23時59分37秒 | ブータン旅行記。
2012年12月17日(月)。


昨晩、やはり寒くて、そのくせ部屋には暖房器具が電熱器みたいのしかないしベッドの布団も頼りない薄いものだったので、こんな時のために用意しておいたカイロを体に貼り付けなんとか寒さに悩むことなく眠ることが出来た。
ホテルが人通りの多い道路に面しているからか夜中でも時々物音で目を覚ましたり…さすがに都会だけのことはある。


起床は7時30分。
8時朝食。
9時30分にロビーに集合してホテルを出発した。


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(ホテルロビーから階下を撮ったところ…二階が受付、一階がスパ施設やお土産物屋になっている)


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(朝食もビュッフェ形式ね!…ちなみにこの日の宿泊客は31人だったそうです)


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(この日の朝食…朝からだってもりもり食べるよ!)





前日に急遽予定変更して参加することになったこの日のイベントは王制記念日(National day)と呼ばれる祝日で、確か初代の王様が即位した日だったとか…ブータンが建国された日だったとか…聞いたけれどどちらが正しいかは忘れました。←コラ!
そのセレモニーには王様も参加するのではないか?と言うことでせっかくだからと自分も観客として参加させて頂く運びとなりました。


セレモニーはちょっと前に前面人工地場加工が施されたというチャンリミタン競技場で開催。
ティンプーの街中からすぐの場所にある競技場なので10時過ぎに駆け付けたときには眺めのいい客席は既に満席でした。
入り口にはボランティア警備がいてカメラチェックなどしていたものの、大きなカメラは駄目だけど携帯のカメラならいいよ♪と言うことで、そのセレモニーの様子をこっそり収めてきました。


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(あっちの奥の方の黄色い色のが国王様だと思われます…実に色取り取りのセレモニーでした♪)


この日一日色んな催し物が行われてそれがTV中継されるそうですが、自分たちは12時までで会場を出発。
予定開会時間は10時からのはずがなんだかんだで始まったのは11時過ぎから。
幸いにも超遠目に4代目国王と現5代目国王が見られたので幸運でした。
(厳密に言えば見えなかったけど、同じ場所に居られたことが光栄です♪…とりあえず、個人的に2011年に訪日して下さったことへのお礼を伝えておきました…念話で)


5代目国王がスピーチをするのを聞けたけど、時には笑いを含ませ会場から笑いが起きたりする和やかなスピーチだったのが印象に残った。
まだお若いのに(たしか30代前半)国民に愛され慕われている国王さまと聞いてその理由が意味の理解できないスピーチからでも理解できたような気になりました。
他に国家を歌うシーンがあり、会場中の人が立ち上がり揃って国家を歌う姿を見て歌を聞いて何故だか涙が滲んできた。
なんだろうね?…何か"汚れていないもの"を感じ取ったからのような気もするし、ブータンの国民も王様もみんな同じ一つのところを向いている・向かっているのだと感じたからなのかも知れない。
冷たい風が吹いてきたり暑い日射しに照らされたり、何もないコンクリーの客席に2時間近く座りっぱなしだったりと何かと過酷なセレモニーでしたがとても心に残る時間になりました。





12時に競技場から抜け出しお昼。
昼食は競技場から車で数分の場所にあるブータン料理店。


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(競技場から一本奥に入るとブータンメイン通り…そこの一角にあるのが)


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(こちら…確かビルの3階だったかな?)


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(店内はこんな感じ…この店で日本人グループが"浄水設備"うんぬんの話し合いを一生懸命していたのを覚えています)


食事の後はいよいよ首都ティンプーを離れいざ東ブータンへ!


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(首都独特のこの街並みともしばらくお別れです)


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(二車線道路なんてティンプー以外にはありません)


ティンプーを出発し山道を約2時間ほど進むとドチュ・ラへ到着。
("ラ"が峠の意味なので"ドチュ峠"の意味…ちなみに、ドチュ・ラの標高3150m!)


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(ドチュ・ラでの様子)


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(巨大な108つの仏塔からなる集合体?…なんとも言えない感動が味わえます)


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(そこからの眺めがまた素晴らしい!)


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(ズームMAX!…色々と山の名前を聞いたような気がするが"テーブルマウンテン"と呼ばれていたのは覚えてる)


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(わんこもいたよ♪)


ドチュ・ラを出発してしばらくするとロベサ(推定)でちょっと休憩。
ここはプナカとワンデュ・ポダンとの三叉路になっている場所でちょっとした市場になっているのだそう。


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(お客は居ないけどお店も商品もなかなかの品揃え)


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(見るとお野菜からお菓子まで揃っている様子)


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(ガイドさんがこれを買って車の中で食べてました…名前は失念しましたが、お米を使ったスナック菓子のようなものでした)


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(この年の6月だったかな?全焼してしまったワンデュ・ポダンのゾンを通過して更に車は進みます)


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(回りの景色が山ばかりだったのが段々と変化してきて視界が開けてきます)


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(段々と日が暮れてきた)


そうこうしている内に5時を回ると陽が傾きどんどん暗くなって行きます。
明るい内は景色を楽しむことが出来たけど、暗くなる周りが黒一色に包まれるため景色も何もあったもんじゃない…そうこうしてる内にあっと言う間に眠気が襲ってきて気が付けば寝ていた自分、爆睡レベル!(笑)
しかし、道には街灯なんて全く無いのに車のヘッドライトだけを頼りに田舎道を進む様はちょっと怖かったよ!


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(周り真っ暗でもはや道が分からない中、暗闇に浮かぶ看板が!)


推定6時30分頃に目的地のガンテにある農家に到着です。
ちなみにこの時間にはもう息が白くなるほど寒くなっていてその代わりに夜空には満点の星が拡がっていて美しかった!(画像はないけどな)


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(談話室的なところ)


"ファームステイ"と聞いていたのでどんな状況になるのかと心配していたけれど、着いてみるとそこは始めから観光客を泊めるための施設を兼ね備えた農家のようで客室もしっかり完備されていて思っていた"ファームステイ"とは違っていて残念だったようなほっと安心したような気分を味わう。
ちなみに、車の中で結構ぐっすり寝ていたようで到着直後はかなり寝ぼけてて状況把握が困難な状態になったました(笑)。


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(ここでもプチビュッフェの夕食…寝ぼけててももりもり食べるよ!)


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(おつまみ?のクッキーももりもり食べるよ!)


談話室の薪ストーブが点いてないと寒くて凍えそうなほど外気は寒くなったいた。
なのに、客室とシャワールームが離れていたりシャワールーム自体がほぼ外気温と変わらないような場所だったりして泣く泣くこの日のシャワーは断念。
用意してもらった湯たんぽを抱え込み、かつカイロを二つ三つ体に貼り付け9時には早々に眠りに就いてしまいました。
(当然のように農家にはWi-Fi設備はありませんでしたよ)


一日目ティンプー。

2013年05月11日 23時59分30秒 | ブータン旅行記。
2012年12月16日(日)。


現地時間12時30分近い時間。
ガイドさん、運転手さんと合流し一路ブータンの首都ティンプーへ。
パロからティンプーへ続く道は完全に舗装され車で走るには申し分ない。
途中、民家が立ち並ぶ地区などを通過することがあったが、そこでヘルメットを被り自転車に乗る子供達を見かけた…聞いた話では近年ブータンでは自転車が流行していて(出回り始めていると言うべきか)どこでも自転車に乗る子供達がいるからそれなりに事故も増えてきているとのこと…そんな世間話をしながら一路ティンプーへ。


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(道路の周囲はこんな景色が続く…山の岩肌だったりちょっとした谷だったり…パロ~ティンプー間は岩山が多かった印象です)


空港を出発して30分ほど走ると第一チェックポイントとも言うべき"チュゾム"に到着。
ここでは車を降り、しばしの周辺散策…その間に運転手さんが申請を済ませていました。
この旅でも何度か都市間チェックポイントがあってその度にガイドさんもしくは運転手さんが手続きをして旅の工程をしっかり記録しているそうです。


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(山の渓谷に橋と一緒に建てられているのが申請する場所)


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(ここでも5代目国王夫妻の大きな看板がお出迎え♪)


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(チュゾムは分岐点になっていてここからインド、中国への国境まで行けるとのこと)


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(山に囲まれた場所にあります)


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(詳しい話は忘れましたが(←コラ!)二本の川の合流点にネパール・チベット・ブータンの神様?を祀られたほこら的なものが建てられています…テキトーだな・苦笑)


チュゾムから再び40分ほど走ると首都ティンプーに入ります。
今までの山肌ばかりの景色から一転、見る見る景色は人工物で溢れてゆきます。
山はあるものの道路から近い場所には建物が建ち並び、人口密集地であることを感じさせます。
とは言え、高層ビルなどないので日本の首都のような近代的なイメージはありませんが、さすがは首都だけあって人の多さと人々が生活している活気が満ちています。


ティンプーでまず始めに寄ったのは、今回お世話になった旅行会社さまの「ブータン・リトリート」のオフィス兼住居であるアパート。
そこでメールのやり取りや質問に答えて下さっていた奥さまと初めてのご対面。
そちらで軽く昼食を頂きながら雑談をしているうちに、明日はナショナルデイだからと急遽予定を変更してこの日はティンプーの宿泊になった。
希望に応じて簡単に予定を変更できるところも個人旅行の強みですね♪
その予定変更が決まると次は週末にしか開催していないザブジ・バザールに行けるようになり、更には平日の日中は観光客は立ち入れなくなるタシチョ・ゾンにも行けるようになりトントン拍子で予定が変更されていった。





ザブジ・バザールとはなんでも取り扱う市場のようなもの。
結構広い敷地内に野菜から肉から米、菓子類等など多種多様に売られていてたくさんの人で賑わってました。
(自分は見学しただけで何も買いません)


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(ザブジ・バザール入り口)


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(野菜コーナー・果物コーナーなどに区画わけされていてさらに細かくブースが分けられそれぞれが出店して物を売っている)


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(野菜とか)


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(お香関連とか)


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(お米関連とか)


ザブジ・バザールの後は車で10分弱移動して先代王様が住んでいる家を横目にタシチョ・ゾンへ。
(ゾンとは・・・ザックリ説明するとブータンの各県にある県庁のようなもの。この建物内に行政施設と宗教施設が設けられ、宗教施設ではお坊さんが暮らしそこで仏教を学んでいる)


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(タシチョ・ゾンを正面から見たところ…首都にあるゾンだけにさすがにデカイ!)


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(側壁…100mくらいはあったかも?)


ゾンの入り口には警備兵がいて荷物検査も済ませ、いよいよゾン内部へ。
ちなみに、ブータン人ガイドさんは民族衣装の"ゴ"にネクタイの意味を持つ長くて白い布を肩に掛けて正装をしないとゾン内部には入れない決まりがあるそうです。


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(内部は簡単な運動場くらいの広さがある)


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(内部にある建物もデカイ!)


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(こちらがタシチョ・ゾンの本堂?この中に仏像が祀られている)


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(建物のあらゆるところにペイントが施され装飾されている、また壁には仏教の教えとなる絵画も描かれている)


これまで他の人が撮った写真やネットでの画像でしか見られなかった「これぞブータン」の内の一つであるゾンを初めて目の当たりにし、そしてその内部に入ったわけですが上の写真にあるような装飾絵画(そう言う呼ばれ方をしているわけではありませんが)が見たいがためにここブータンに来たのかも知れない…そう思えるほど引き込まれたのを覚えています。





ゾンを出た頃には陽が段々と傾き始め途端に寒くなり始めます。
そのまままた車を走らせて5時にはホテルに到着。
チェックインして明日の予定を確認してこの日は解散になりました。


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(ホテルの受付)


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(真ん中にある煙突みたいのがバーナーのような暖房機…これ二つ点いてるだけ回りは暖かい、逆に言うとそれだけ気温が下がってると言うことです)


ホテルの部屋着が5時過ぎ。
夕食にはまだ時間があるからとうたた寝していたら突然ロビーから電話が掛かってきて「夕食はまだ食べないの?」と聞かれ時計をみると8時30分を回っていた。
…疲れていたのね(笑)。
宿泊客が何名居たかは定かでないが、この日自分が夕飯を食べた最後の客だということは言うまでもない。


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(ホテルの食堂)


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(この日はビュッフェ形式だったっけな?…もりもり食べるよ!)


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(推定オニオンスープ)


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(食べかけだけど、ムース的なデザート♪)


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(締めはいつものミルクティ♪)


こうしてブータン一日目は終わった。


正直この時点での自分は既にいっぱいいっぱいでしたよ?
憧れていた地ブータンに来た!というテンションMAXで動けはしているものの、基本人見知りだし口下手な人間なんでガイドさんや運転手さんと何をどう話していいか分からないし、挙げ句日本語通じるとは言え言葉で気持ちや考えを正しく伝えることはなかなか難しいし、まぁこの日からしばらくは常にテンパリング状態で連れられるがまま行動し観光していたといっても過言ではありません。
さぁこの先一体どうなることやら?(笑)