ねぎ置き場~ひっそり貯えるネタの貯蔵庫~

(自称!)青春系ダンスユニット○~まる~の左。ダンスやったり、表現したがりな三十路が送るブログエンターテイメント

オーピーピーウォーズ 後編

2016-01-07 07:08:26 | 小説及び小説になりうる原料
お腹の弱い我々が、今にも出そうな我々が一番気をつけるポイント、それはまだ大丈夫じゃないのに「もう間に合った」と思ってしまうことです。

注釈: 油断大敵

Security is the greatest emeny.

直訳「油断は最大の敵である」
「油断をすると必ず失敗を招くもの。どんなときでも気を緩めてはいけない」の意。

トイレのある駅に着き、お目当てのトイレを急ごうにも急げない姿勢で急ぐのです。ここで、はりきりすぎるとバッドエンドは近い。そして、涼しい顔を装うが明らかに表情とお尻がおかしい人、それが我々です。

駅に着いた→安心→バッドエンド
トイレが見えた→安心→バッドエンド
トイレに着いた→安心→バッドエンド

の三重の罠を振り切り、トイレ内に着くと、そこにはなんともいえない空気(臭いってことじゃないです)が流れているのです。

個室が…

個室が埋まっている…

僕らの安息の地が(遠い目)


朝は本当に埋まっていることが多い。それほど同士が多いということですね。ストレスがお腹にきちゃう世の中、朝のトイレはただならぬことになっています。

しかも、みんなどんな気持ちで待てばよいのか分からず、けっこうかっこいいポーズで待っています。おそらく精一杯のクールなのでしょう。少しも動けない。でも、でも、諦めたらバッドエンド直結なのです。

少しの時間が永遠とも感じられる中、僕たちは待つ。安息の地にいけると信じて。

そして、扉が開いたとき、なるべくはしゃぎすぎず、そこは最後のクールを振り絞って、個室の扉を締める。締めた瞬間、高速な動作で奇跡の瞬間を迎える。

かけがえのない時間。
僕たちだけの空間。

完全なる勝利を手に入れたのです。

しかし、安心してはならない。次の戦いは明日の朝起きたときから始まっているのだから…。


本日の名言

人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。

リチャード・ニクソン(米国の第37代大統領 / 1913~1994)

あまり気にならない前編はこちらから!


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