海神奈川吹奏楽部愛好会ブログ

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吹奏楽部定期演奏会鑑賞に関するブログ。
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十文字学園吹奏楽部定期演奏会

2006年05月17日 09時48分30秒 | 吹奏楽部
2006/5/3 今年は北とぴあに十文字学園吹奏楽部定期演奏会が回帰してきた。去年バリアフリー工事をしたためさくらホールにゆく階段に上下のエスカレーターが設置されていた。リハーサルが押してひとまずホワイエで待機となる。入場するとホワイエにこの一年の活動記録が貼ってある。校内合宿かぁ、いいなぁ。

 第1部 夏のセーラー服で静々とステージに入ってくる十文字学園の生徒たちは上品だなぁ。指揮者はモーニングで現れる。<十文字学園校歌によるファンファーレと序曲>金管の鋭いファンファーレで始まりまろやかな木管のメロディ。部員が多いからとても迫力がある。司会はOG。<海へ…吹奏楽の為に>今年の課題曲だけに聴く機会の多い曲だ。フルートの澄んだメロディがきれい。オーボエも5人いるから音がよく聞こえる。アルトサックスのソロがある。十文字学園吹奏楽部は曲調の弱い所もとてもきれいに演奏している。再び冒頭の主題に戻り盛り上がって終わった。<ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲>一部の生徒のみで演奏。重低音で重々しく始まる。クラリネットのソロが物悲しい。それにファゴットがからむ。力強い旋律が流れた後オーボエソロが静かに奏でられる。木管の旋律、ハンガリー独特の旋律が響き、幻想的にフルート・ピッコロソリ。聴き入るような素晴らしい演奏だった。筆者の左にすわっている部員のお爺さんはとても退屈そうにしている。もっとしっかりと孫娘の晴れ姿を見ろよ、聴きたくないなら帰れ!と思う。<アレルヤ>フルメンバーによる力強いファンファーレで始まり、静かなクラリネットソリ、シンフォニックな和音に包まれる。素晴らしかった。<ダイナミカ>昨年度の中学生である中学2年生-高校1年生だけで演奏。鋭いファンファーレ。元中学生のみでも十文字学園吹奏楽部はすごいなぁと感心した。舞踏曲のようなクラリネットの旋律はタンバリンにのって。とてもダイナミックな演奏だった。

 第2部 十文字学園吹奏楽部定期演奏会名物のステージマーチング。十文字学園は平成4年からマーチングに取り組んでいるそうだ。下手花道に整列して20世紀FOXのファンファーレで開幕。儀杖兵のような衣装に身を包んでカッコいい。制服のセーラー服ももともと海軍の軍服だから海軍~陸軍と衣装替えしたわけだ。<ベンハー序曲>(プログラムの記載は英語表記だが繁雑ゆえ筆者が意訳・以下第2部各曲同じ)力強く始まり、白いブラウスのカラーガードがフラッグを回す。ステージ狭しと複雑に動き回る。ご父兄のみなさんは自分の娘の写真やビデオを撮ろう必死にカメラを振っていることだろうがおそらく早くて動きが予測できないからついてゆけないだろうな。<マトリックス>一糸乱れぬ動きがきれい。十文字学園のマーチングにはこのステージは狭すぎる。カッコよくポーズを決めて終わる。<交響曲第1番(スミス作曲)からマーチ>パーカッションのアンサンブルで鍵盤楽器でメロディを奏でる。カラーガードがフラッグを投げ渡すところが見事。次の曲へのつなぎにサックス四重奏でホルストの<木星>。クラディエーターより<バーバリアン ホード>力強い演奏。パーカッションのソリがある。カラーガードがフラッグをカッコよく回して終わる。<トルーパー サリュート>低音のメロディが印象的。この曲は軍隊における敬礼を現しているそうだ。最後は右膝を着き左足をピンと伸ばして捧げ筒でポーズを決めてカッコよく終わった。最後はドラムメジャー?、ドラム、ガード長?がステージに残り敬礼すると幕が降りた。

 第3部 今年は吹奏楽部Tシャツを作ったとプログラムにあるがどんなんでしょ? ステージ前にJSBC(十文字 シンフォニック バンド クラブ)の文字の形になった風船の塊が置かれる。
 意外なことに現役部員がセーラー服で入ってくる。Tシャツはどうしたの? <オーメンズ・オブ・ラブ>はOGとの合奏。現役部員は高校3年生と高校2年生の一部だ。盛大なイントロ、クラリネットのメロディ。軽快なサウンドに木管のメロディがよかった。
 <リトル・マーメイド・メドレー>学生指揮者は高校3年生。水色のVネック吹奏楽部Tシャツに制服スカートで演奏。盛大な出だし。フルート・ピッコロソリ、クラリネット・サックス・ファゴットのスタンドプレイ、トランペット・トロンボーン・サックスのスタンドプレイ、ホルンのスタンドプレイ、アルトサックスやフルートが前に出てソロを吹く。オーボエとトランペットが前に出てソリを聴かせる。ミラーボールが回ってきれいだ。その後部長・副部長あいさつ。<あなたのとりこ>学生指揮者が振る。きれいなイントロ。トランペットのメロディにのりポンポンを持った部員たちがステージ前に出て踊り観客は手拍子する。のびやかな演奏は素晴らしかった。<オペラ座の怪人>はフルートが前に出て静かなソロで始める。そして澄んだ金管の音色と木管のかけ合い。ソプラノサックスが前に出て甘い音色のソロを響かせる。トランペットが前に出てソロ、トロンボーンのソロが物悲しげだ。ふたたびソプラノサックスとトランペットが前に出てソロ。クラリネットとピッコロのソリ、アルトサックス二人によるソリがある。トランペットのスタンドプレイ、クラリネットとピッコロが前に出て美しいハーモニーのソリ、ユーホニゥムのスタンドプレイは柔らかな音色。有名な主題は緊迫感のある力強い演奏。トロンボーンやトランペットのスタンドプレイがある。部員が多いからとても迫力のある演奏だ。オーボエが前に出てソロ、フルートのスタンドプレイ、ミラーボールが回る中トロンボーンにより雄大に終わった。<GET IT ON>トロンボーンのメロディによのパーカッションがステップ踏みながら演奏するノリノリのナンバー。クラリネットとサックスのスタンドプレイ、ドラムスががんばってたたいている。思わず体が動き出すような演奏だ。

 アンコールは顧問の先生もアルトサックスを持って参加。フルートソロによるタイトルが思い出せないタイタニックの主題歌。先生のアルトサックスソロがある。切ないメロディに乗り高校3年生の生徒たちが前に出て一人づつ紹介してゆく。最後に高校3年生たちは手をつないで礼をした。最後にオペラ座の怪人の有名な主題をふたたび演奏して終わった。

 定期演奏会帰りに王子駅前からGWで混雑する都電に乗って梶原にゆくと黄色に青帯の7000形電車が来て懐かしい。梶原電停そばの和菓子屋で有名な都電もなかを買う。都電型のもなかが都電の車両をイメージした紙箱に入っていて、それが10両セットだと車庫をイメージした紙箱に入っているという電車好きにはたまらない和菓子だ。1983年秋に今はなき「国電都営フリーきっぷ」で都電に乗って買いにきたときは店を発見できず23年目にしてやって手に入れられた。
 その帰りは荒川車庫前まで歩いてから都電に乗り庚申塚までゆき、おばぁちゃんの原宿こと地蔵通り商店街をぶらぶらとJR巣鴨駅まで歩いてゆくとちょうど十文字学園の吹奏楽部員たちが電車に乗って学校へと帰ってきたところに出くわしてただならぬ因縁を感じた。
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