汚れててごめんなさい、ネモ船長

「CAPTAIN NEMO」行って来ました。
ネタバレ少しあります





直近に観た作品が、完成度が高く大人な作品だったので（「神々の土地」「琥珀色の雨にぬれて」）
まぁ振り幅の大きいこと
それがタカラヅカですけどね～、凄い落差


えーと、なんというか、タカラヅカの演出家って、オタクも多いけど、ロマンチストも多いですね、顔に似合わず

谷やんが描きたいことは、わかるんですが…。
思い描く理想に走り過ぎてて、戦隊物ぽいというか、熱血青春物みたいで、なんともこっぱずかしい
子どもたちなら感動して泣いてくれるかもしれないけど、ごめんなさい、もう大人ですから、汚れてるんですよね


イロイロ雑で、モールス信号どこ行った？とかツッコミどころは山ほど
それはまぁイイとしても、私的に勘弁してくれ、なのは終わり方で。

　　特攻を美化するような終わり方は止めてくれ～


この夏、池上彰さんの“特攻”の特番を見てしまったんですよね
他に見るもの何もなくて、たまたまつけたら、見るのを止めれなくなって
“国の未来”である若者を、犬死にに追いやり続けることを止められなかった、当時のお偉いさんのジジイたちの
胸くそ悪さに、怒りに震えながら最後まで見ました。
この国の本質は、今も変わってないな、と思うことがしばしばあります。
余談ですが、「銀河英雄伝説」の同盟軍が、今の日本や旧日本軍にそっくりで
作者の田中芳樹さんは、きっと第二次大戦で数百万もの犠牲者を出した原因を、詳細に分析したんじゃなかろうかと思います。


というわけで、さらに話は逸れますが、もうすぐ総選挙だそうです。
若い人ほど、行って下さい。子どもがいる人こそ行って下さい。
投票したい人なんて、いないやん、と思うかもしれませんが、政権に反対票を入れることも、意思表示になります。
他人事じゃないですよ。