小指ほどの鉛筆

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109 君をあの任務につけたこと、判断誤ってたとは思ってないよ。(ゼロゾル)

2008年08月21日 16時05分25秒 | ☆小説倉庫(↓達)
危険な任務だった。

だから僕は、君にその仕事を回した。
僕にはもっと危険な任務が入っていたから。
でも
その結果
君の半身は機械になった。

そのとき、凄く後悔したかって?

いいや
後悔なんてしなかった。
君でよかったって、そう思った。

本当に、そう思ったんだ。

「君をあの任務につけたこと、判断誤ったとは思ってないよ。」

そう言った時、君は最初、悲しそうな顔をしたね。
僕に見捨てられたと思った?
そんなこと、するわけないじゃない。
君が死ねばよかっただなんて、思うわけがない。
僕は君が大好きなんだから。

「君じゃなかったら、確実に死んでいた。だから、君でよかった。」

そう言うと、やっと表情をやわらかくしてくれた。
あたりまえだよ。
だって、君は僕にとっての唯一の存在。
いなくなっていいはずがない。
いなくなることを許すわけがない。

「でも、ごめんね。」

君の機械化した半身に触れる。
冷たい感覚は、人ではない限り当たり前の温度。
でも、君はまだ生きている。
そうでしょう?
機械化してでも君を生かしておきたいと、僕自身がそう思ったんだから。
僕が望んだから、君も応えてくれたんだから。
君が僕を引き寄せて、僕は君の腕の中に納まった。
君が僕を好きだと思っていることは知っている。
でも
応えられない。
君を傷つけることしか出来ないから。
応えたくない。
君が僕の所為で半身を失ったと思ってくれたなら、それでよかった。
なのに、君はまだ僕を愛しているの?

「本当に、君があの任務についてくれて良かった。」

どうして、僕を恨んでくれないの。
どうして・・・

どうして死んでくれなかったの?

そうすれば、僕は君を最大級に愛したまま、切腹できたのに。

もぅ苦しいよ。
君が好きだよ。

「ゾルル・・・」

君に擦り寄った僕は、卑怯だろうか。
君のほうが苦しいだろうか。
そのまま窒息してしまえばいい。
僕は君のその腕で、切り裂かれてしまえばいい。

君を愛していたい。
誰かを愛したまま、死にたい。
最大級の愛を感じたまま、死んでもらいたい。

でも、生きてて良かった。

ゾルルの体を撫でて、僕は微笑んだ。
まだまだ、死ぬには早いよね。
君を守らなくちゃね。

僕は傷一つつかなかった。

君の傷を半分、分けてくれないかな?

「君が傷ついてくれて、良かった。」

傷だらけの君をいたわる僕を、君はまた愛してくれるだろうから。
そして裏切った僕を、ズタズタに引き裂いて殺してくれるだろうから。
そんな僕の死に様を見て、君は窒息死してくれるだろうから。

「僕にその傷、分けてくれない?」

君が死ぬのは、僕によって。
僕が死ぬのは、君によって。

その程度の傷じゃ、死ねないよ。
その程度のキスじゃ、呼吸は止まらないよ。

もっと抱き締めてよ。
圧死するくらいに、強く抱き締めてよ。
そして、生きている僕と君を感じさせて。
君を殺しはしないさ。
まだ

まだまだ、苦しんでくれるかな?

僕を感じてくれないかな?

「愛してるよ、ゾルル。」

僕は君を愛している。
だから死んでいいはずがない。
いなくなることを許すはずがない。
他人の手によって死なせない。
僕の手で殺したい。

君が死んでいいはずがないじゃないか。

矛盾
矛盾
矛盾

ねぇ、君を愛したまま、死にたいんだ。
誰かを愛したまま、死にたいんだ。

君はどう思うんだろう。

僕が愛してあげる。
君に愛してもらいたい。
君も、同じ死に方をしたいとは思わない?

「生きてて良かった。」

それは嘘じゃない。

愛してる。

愛されてる。

それが嬉しいよ。
君を放さないよ。
君に束縛されたいよ。
君を捕らえておきたいよ。

でも

幸せになってほしいよ。

そろそろ僕は離れなくちゃ。
君の前から居なくならなくちゃ。

本当は認めたくないんだ。
君以外の人なんて要らない。



こんな世界大嫌いだ



君がいればいい。それでいい。

本当。

好きだよ。
大好きだよ。
愛しているよ。

それは本当だよ。

「僕が君の半身になれたらいいのに。」

君の傍にいれたらいいのに。
ねぇ?

「このまま、死んでしまいたい。」

あぁ、どうしてこうも、僕は君が大事なのだろう。
どうして君を大切な人にしてしまったのだろう。
苦しい。
このまま窒息してしまいたい。

でも生きていたいんだ。

君を見ていたいんだ。

わがまま
知ってる。

君が死んでしまえば良かったのに。
僕が死んでしまえばいいのに。

2人で生きていたい。

どうして?
早くこの鼓動をとめて。
そうすれば、間違いが分かる気がするんだ。

君を解放してあげられるんだ。

ねぇ、ねぇ、僕はどうしたらいいの?

君に何を求めたらいいの?

愛しているよ。
本気だよ。

愛していたい。
そのまま死んでしまいたい。
でも、それほど愛おしい君と生きていたいとも思う。
だれか。
だれか僕の代わりに、彼を幸せにしてあげてください。

そして誰か。
誰か彼の代わりに、僕を愛して、殺してください。

ねぇ。

君をこの任務につけたこと、間違っていただなんて思っていないよ。

君の傷ついた姿を見て、気がついたんだよ。

だから、良かった。

綺麗な君を見ていなくて済んだ。

だから、良かった。

愛しているよ。
愛してる。


愛してた。


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どうしよう!ゼロロがヤンデレだ!!;

BGMは、「ライオン」と「ノーザンクロス」です。

今ちょうど外から冷たい風と雨の匂いが吹き込んできているので、シリアスを書こうとして・・・
ヤンデレゼロロ完成☆←

何所をどう失敗したんだろう・・・;

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