この日は素晴らしい小春日和で、ゆっくりと平城宮跡等を巡ってきました。
日葉酢媛陵
<ひばすひめ陵。殉死の代わりに埴輪を納めた最初の陵、とか>
以前、何回か冬の日葉酢媛陵を送っていますが、冬とは違う穏やかな表情をしています。
平城宮跡から、春日山・若草山。
暖かいので平城宮跡にも散策する人がいました。
平城宮跡の南東隅に「東院庭園」と言う庭があります。
1967年に遺構が発見され、1998年に復元公開された庭です。
この庭は平城宮跡の隅にあり、朱雀門・大極殿ほど観光客は来ないので静かな所です。
庭園内南東の端にある隅楼(すみろう)の鳳凰。
建物の背景に見えるのは、庭園の北に隣接する奈良時代に創建された
とても古い神社の森です。
「宇奈多理坐高御魂神社:うなたりにいますたかみむすびじんじゃ」
池の底をはじめ庭全体に小石が敷き詰められていますが、恐らく奈良時代の庭園は
このようなものだったろうと思われます。
この庭は結構テレビにも登場していて、奈良時代などのドラマの舞台にも
利用されているようです。
池の傍の中央の建物など、見覚えがあるのではないでしょうか。
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遺跡が発見されて復元…と言うのが凄い!!
「この橋の辺りは、人が本当に少なくて、タイムスリップしたような感覚に…」
と、奈良観光のサイトにありました。
奈良って、時代が混在している所ですね。
今日の水上池です。
この日は一日雲一つない碧空でした。
東の空に十三夜の月が上っています。
池の左手前に美しい葦が見えています。
以前はもう少し多かったように思います。
鏡のような水面に影を映す葦の群落は綺麗なものでした。
今はご覧のとおり「ほんの名残」のような有様です。
昔、水上池には睡蓮が多かったのですが、今は何故かどこにも見当たりません。
出島の竹林上に月。
出島の木の根元にアオサギがいます。
夕陽です。
空に短い白い線が見える画像がありますが、いずれも飛行機雲です。
飛行機雲が長く残り風に流されて美しい空になることもありますが、このように
すぐ消えていくものも良いものです。
夕方、西の空低く同時にいくつも見えることがあります。
夕方は金色に輝いて見えるので、隕石や未確認飛行物体と勘違いされることも
あるようですが、ここでは静かに眺めるだけです。
池だけではなく手前の岸の木々が入るとちょっと違った趣になります。
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メールを開いて、思わず「綺麗!!」と言ってしまいました。
1枚目の写真が、すぐに目に入って。
素晴らしい明るいときの水上池でしたね。
飛行機雲も、面白いお話でした。