鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

2012 薬師寺・花会式

2012-04-06 23:06:02 | 薬師寺
薬師寺で行われている花会式(はなえしき)に出かけることが
できました

花会式(修二会)とは 国家の繁栄と五穀豊穣、
万民豊楽などを祈る春の行事です。

「奈良に春を呼ぶ」行事といわれている
東大寺修二会に「お水取り」という通称がついているように、
薬師寺修二会は「花会式」と呼ばれ、
「奈良に春を告げる行事」として親しまれています

花会式が終わると本格的な春の訪れです。

ご本尊に「梅・桃・桜・椿・山吹・牡丹・百合・杜若・藤・菊」
の10種類の造花(つくりばな・と読むそう)をお供えすることから
「花会式(はなえしき)」と呼ばれています
(日本で造花を作った起源との説も)

金堂の前に設えられた舞台がより一層、華を添えてます



午後1時頃、雅楽の演奏を伴い、中門から入堂されます

東大寺の修二会(お水取り)と違い、とても開放的です
女性だって金堂に入る事ができますし、読経も大音量!!
(境内にはスピーカーで流しているみたい)
絶叫に近い読経だけでも圧倒されるのに
法螺貝、鐘、太鼓などが鳴り響き、荘厳な空気に包まれます



日中、日没の行が終わると、大蔵流の狂言「伯母ヶ酒」が奉納されます



その後、観世流の「半蔀(はじとみ)」が奉納されます
(源氏物語「夕顔」を題材にした内容)



昼間は、まったりと法要が行われますが、夜は別世界だとのこと
鬼気迫る迫力に魅了される人も多いと聞くと、うずうずしますね。
一度、拝見してみたいものです

時間調節の為、広~い境内を歩き回ってりると修学旅行の高校生に
法話が行われていました。
後ろ半分は、興味がないのか、携帯をいじったり、話に夢中。
そんな子たちもそのうち、話に引き込まれたのか、楽しく話を
聴き始めるようになります

この薬師寺はいつもどこかで、若い僧侶がお話をされています
きっと聞き手に飽きさせないよう研鑽を積んでおられるのでしょう