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遅れの対応も遅れ…

2006-01-31 | Weblog
JR西日本が、来春3月18日ダイヤ改正の発表をしました。(参考:時事通信京都新聞

福知山線事故の原因として、余裕がなくて遅れやすく、かつ、いったん遅れると回復できないタイトなダイヤが挙げられ、その対策として、所要時間の増加が織り込まれています。合わせて、列車運行本数もアーバンネットワーク内で約140本削減するそうです。

さて、参考としてJR奈良線のダイヤに関しての言及がある京都新聞の記事を挙げましたが、JR奈良線のダイヤの乱れは、正直言ってたいがいにしてほしいくらいでした。午後8時以降の電車は、決まって軒並み遅れ、業を煮やした乗客が車内で車掌に毎日遅れている旨クレームを入れる場面もありました。理由のない遅れ(平行私鉄なら遅れないような理由での遅れ)や傷口を広げた(運行管理のまずさからダイヤの乱れが広がった)ケースについては、私も苦情を入れることが何度かありました。

遅れる理由としては、不必要に列車本数が多く(JR藤森-宇治、新田-木津間が単線であるにもかかわらず、夕方ラッシュ時に1時間当たり、全線にわたって快速2本・普通4本を設定)、行き違い待ちのダイヤ上の見込みが足らないことや、奈良側での大和路線接続待ちなどがあったように見受けられます。

新聞記事では、京都-宇治間の快速の所要時間を1分程度延長するとなっていますが、そもそも、午後8時以降は、京都-六地蔵間で、普通電車以上の所要時間がかかることがザラです。列車本数を140本削減する中で、奈良線の削減本数が明らかではありませんが、快速を普通に置き換えて、総本数を削減してもよいのではないか、と思ったり。本数削減による輸送力減少は、増結でカバーできますし。

奈良線については去る9月にダイヤ改正がされていますが、この点の改善が先送りにされていた感があります。この時に対応していないのがちょっと疑問。

もっとも、京阪の急行の混雑緩和&ガラガラの特急の放置なんかもっとひどかったですし、その意味ではJR西日本はまだ対応が早いといえるのですが。

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