DVD 『バタフライ・エフェクト 』 (2004年/アメリカ)

2005年10月30日 | DVD
イントロダクション:

少年時代、エヴァンは記憶を喪失する“ブラックアウト”を起こすことがしばしばあった。精神科の医師の勧めで日記をつけるようになるエヴァン。彼が13歳の時、ひとつの出来事が原因で幼なじみケイリーとの仲が引き裂かれてしまう。しかしその時にも彼にはブラックアウトが起きていた。やがて大学生となり、ブラックアウトもなくなり平穏な日々を送っていたエヴァンは、ふと幼い頃の日記を手にとる。すると突然13歳のあの時の記憶が鮮明に蘇った。やがてケイリーのその後の運命を知ったエヴァンは、彼女への想いのあまり、ある行動に出るのだが…。


はっきり言って、この映画かなり面白いです。
自分の過去の行動を少し変えただけで、今の自分と周りの人達の運命がかなり変わってしまう構成なんですが、映画の序盤はホラー並に怖いですネ。
あとは、映画の中にのめり込んでいく感じです。

最後のシーンはかなりGOODでした。

因みに『バタフライ・エフェクト』とは・・・
ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる、初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差をもたらすというカオス理論。

この映画、詳しい内容を言ってしまうと面白さが半減してしまうので、このへんで・・・。

DVD 『炎のメモリアル』 (2004年/アメリカ)

2005年10月21日 | DVD
イントロダクション:

ボルティモアの消防署に勤務するベテラン消防士ジャック・モリソン。ラダー隊(ハシゴ車隊)に所属する彼の任務は、真っ先に炎の中に飛び込み生存者を救出すること。ある日、穀物倉庫で発生した火災現場に駆けつけた彼は、取り残された男性を窓から脱出させた直後、爆発に巻き込まれ、自力での脱出が不可能になってしまう。ジャック救出に総力を挙げる消防士仲間たち。一方、彼らの到着を待つジャックの脳裏にはいつしか懐かしい日々が蘇る。それは入隊以来、署長のマイク・ケネディや先輩たちと数々の苦楽を共にしたかけがえのない思い出だった…。

タイトル通り回想シーンで構成された勇敢な消防士の物語なんですが
映画を観終わって、この映画を回想すると全体像が浮かび上がってくるという仕組みかも・・・。
さすがメモリアル・・・。w
この映画、迫力のある炎や爆発のシーンが少ないのですが、「消防士」という危険な職業を通して家族のあり方などを描写しています。
命がけで火事現場から少女を救出したその夜、家に帰ると・・・奥さんがダンナの危険な仕事「消防士」に愚痴を言い出す。

「そりゃ~ないぜ、セニョ~~ル!」って感じ。w

ダンナの言い分も奥さんの言い分もどちらも正しい・・・。
ゆえに、切ない・・・。

映画の終盤にマイク署長(ジョン・トラボルタ)の、殉職した勇気ある消防士に敬意を送る演説があるのですが、ちょっとウルウルきましたネ。

ふと思ったのですが、このマイク署長(ジョン・トラボルタ)の役は日本なら
絶対に「柳葉敏郎」だナ・・・と思ったのはボクだけ?w

DVD 『キングダム・オブ・ヘブン』 (2005年/アメリカ)

2005年10月15日 | DVD
イントロダクション:

12世紀のフランス。妻子を失い悲しみに暮れる若き鍛冶屋の青年バリアン。そんな彼の前に、ある日騎士ゴッドフリーが現われ、バリアンが自分の実の息子であると衝撃の事実を告白する。勇敢で高潔なゴッドフリーは十字軍の騎士としてエルサレムへと赴く途上にあった。彼は、キリスト教徒とイスラム教徒が奇跡的に共存している“天国の王国”エルサレムを守るため命を捧げる覚悟だった。バリアンは、そんなゴッドフリーの説得を受け入れ、自らも十字軍に参加する。長い旅の道中でたくましい戦士へと成長していくバリアンは、ついにエルサレム王国へと辿り着くが…。



145分というやや長めの映画。
やや暗い映像なれど美しさちらほら・・・。
途中やや中だるみがありましたが、後半は目が放せませんでした。
スペクタクル戦闘シーンは目を見張るものがあります。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」でお馴染みのオーランド・ブルーム なんですが
もう少しオーラが欲しかったかな・・・と。
あまりにも「糞マジメ」なバリアン役で、もう少し融通をきかせよ・・・と。
んでもって、せっかくの国王の座を断り、結果多くの死者を出してしまう。

この映画の中で最も重要な事は「和解」ですね。
戦えば戦うほど多くの死者が出る。
国王が優れているほど騎士や民の命を大事にする。

千年たっても宗教戦争が未だに続いている事を嘆く映画かも・・・。

DVD 『Uボート 最後の決断 』 (2004年/アメリカ)

2005年10月08日 | DVD
イントロダクション:

第二次世界大戦真っ只中の1943年。大西洋の海中では、ドイツ軍Uボートとアメリカ軍潜水艦ソードフィッシュが激しい戦闘を繰り広げていた。やがてソードフィッシュに魚雷が命中、僅かに生き残った乗組員はUボートによって救助されドイツ軍の捕虜となった。敵対するアメリカ兵を助けた艦長に対しドイツ兵の不満は募る。やがて、救出したアメリカ兵が原因でUボート艦内に伝染病が蔓延し、病人が続出する。両軍兵士の対立は激しくなる一方だった。そんな中、アメリカ軍駆逐艦による攻撃を受けたUボートは激しい損傷を受け、窮地に陥るのだった…。

数少ない潜水艦映画の中でも結構面白い部類に入ります。
しかもUボートが出てくる映画は「潜水艦フェチ」にとっては最高でしょう。w
さて、物語ですが、戦争の最中こんな男の友情があり得るのだろうか?
と、思われるほど美しい?男の世界でございました。

Uボートの艦長が言ったセリフの中で素晴らしい言葉がありました。
心打たれました・・・。
観てのお楽しみです。

ハラハラドキドキ感もそれなりにあって、全体的に上手くまとまった映画でした。

DVD 『コンスタンティン』 (2005年/アメリカ)

2005年10月06日 | DVD
イントロダクション:

異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ孤独な男、コンスタンティン。彼はその能力を使い、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。一方、ロサンジェルス市警の女刑事アンジェラは、双子の妹イザベルが謎の飛び降り自殺を遂げた事実を受け入れることが出来ず、真相を究明しようと独自の調査を始める。やがて、アンジェラはコンスタンティンに接触を図る。世界の異変を敏感に感じ取っていたコンスタンティンは、アンジェラの話が関係していると思い、イザベルの自殺の謎を解くため一緒に行動を開始するのだが…。

「マトリックス」でお馴染みのキアヌ・リーヴス(コンスタンティン)
「ハムナプトラ」でお馴染みの レイチェル・ワイズ(アンジェラ)が出演した映画なんですが
『アメコミ』独特の雰囲気の中で、ストーリー的にはキリスト教をある程度把握していないと流れがイマイチ
分かりづらいとこがあります。
キリスト教において「天国」と「地獄」とはなんぞや?的な感覚が多々みられます。
我々、コテコテの日本人は仏教が多いんですが、そもそも仏教は「天国」じゃなくて「極楽」なんですネ。(余談
ですから「ロンギヌスの槍」 「ガブリエル」 「バルサザール」 「ルシファー」 「マモン」と
キリスト教用語がふんだんに出てきても何がなにやら・・・。
そんな中、見た感じそれ程強そうな感じのしない悪魔払い師コンスタンティンが悪魔と戦う訳なんですが、初っ端から映画「エクソシスト」のようなワンシーンがありますが、気にしないで観るべし。(ヲイ
なぜかタバコばっかり吸うシーンが多くて、「大丈夫か!?こいつ・・・」と思っていたら案の定、
途中で医者から「肺がん」の宣告を受けますた。
やはりタバコは『百害あって一利なし』の教訓をモロにアピールした映画かも・・・。w

画中、「地獄」のシーンが何回か映されるのですが、
「地獄」ってこんなトコなのか?「へぇ~」が「15へぇ~」でした。(何
かなり漫画チックですた。w
自殺した者は皆容赦なく地獄行きだそうな・・・。(怖!

全体的にはやや漫画チックな雰囲気ですた。
キアヌ・リーヴスとレイチェル・ワイズが出演してなかったら、興行収入激少だったかもw

でも、楽しめる映画でした。

DVD 『マシニスト』 (2004年/スペイン/アメリカ)

2005年09月30日 | Weblog
9/22レンタル開始の新着DVDです。

イントロダクション:

工場で平凡な機械工として働くトレバーは、極度の不眠症に陥り、すでに1年間もほとんど眠っていない状態だった。身体は痩せ衰え、誰もが心配する中、それでも毎日仕事に向かうトレバー。そんなある日、彼は自宅の冷蔵庫のドアに不気味な張り紙を見つけ奇妙な不安に襲われる。それと前後して、彼の周囲では不可解な出来事が次々と起こり始める。同僚が機械で片腕を失う事故に遭い、トレバー自身も危うく命を落としかける。そして、その影には新入りの同僚アイバンの姿が。ところが、トレバー以外の誰もそのアイバンという男の存在を知らなかった…。


全体的に暗く、モノクロっぽく僅かに色が付いてる映像の中、ストーリーは進行して行くのですが、かなり近距離での映像が多い為、ミステリアスな雰囲気ありありです。
さて主人公のクリスチャン・ベールですが、役の為とはいえビックリするほどの痩せ方で「命がけの演技」とはこのことでしょう。ホント、『脱いだら凄いんです』・・・。
「1年間もほとんど眠っていない状態」ですから、まともな神経じゃありませんネ。
途中、何度も『洗浄脅迫』のシーンがありましたから、きっとトラウマが・・・・。
・・・案の定。

結末は、絶対に言えません・・・。(;´Д`)

DVD『インファナル・アフェアIII』 終極無間 (2003年/香港)

2005年09月29日 | DVD
イントロダクション:

潜入捜査官ヤンの殉職から10ヵ月後、ヤン殺害の疑いは晴れ、一時的に庶務課へ異動したのち内務調査課へと戻ってきたラウ。警察官として生きる道を選んだ彼は、事件以来、自らの手で警察内部にいる残りの潜入マフィアを次々と始末してきた。一方で彼は、生まれたばかりの赤ん坊を連れて自分のもとを去ったマリーと離婚危機に陥っていた。そんなさなか、彼の前には新たに保安部のエリート警官ヨンが立ちはだかる。ラウは、ヨンに対し潜入マフィアではないかとの疑いを強め、彼の身辺を調べ始めるのだが…。

9/21レンタル開始の新着DVDです。
この映画、Ⅰ、Ⅱを観ていないと何が何だか解りません。
Ⅰ、Ⅱを観ていても解りにくいのですが・・・。_| ̄|○
あまりにも過去の時間差がありすぎて、観てる方は頭の中を整理&記憶をたどるという作業をしなくてはいけません。
ただトニー・レオンのファンには、結構「美味しい」内容かも知れませんが。w
終盤のラウの精神状態が不安定になり、ラウ自身がヤンになっていく様が何とも切ない感あり。。。
謎が少しずつ解き明かされて行くのはいいんだけど、あまりにも過去と現在の「時間差攻撃」がありすぎて疲れますネ。
全体的には、いい雰囲気の最終章でした。

エンディングロールの前に出た言葉・・・

『これらのごとき輩は
まさに無間地獄に堕ちる
とこしえに 絶え間なく
終わりなく      』


なるほど・・・。

DVD 『スパイ・バウンド』 (2004年/フランス/イタリア/スペイン)

2005年09月21日 | DVD

普通にアメリカ版スパイ映画と言えば、かっこいいアクション、お色気シーン、軽いギャグ等々・・・
この映画、そんな作られた空想の世界じゃないんですネ。
どちらかと言えば、セリフが少なくリアル感のある映像で進行して行くフランス・イタリア映画独特の雰囲気のある地味な映画に仕上がってます。
賛否両論がありますが、ボクの中ではイイ感じです。
ただ、ワンシーンがやや短かすぎて雰囲気の余韻が足りなかった感もあります。
ほんと地味です。w
モニカ・ベルッチの魅力が満遍なく発揮されているのが嬉しい限りです。
しかも、え?こんなところで脱いで見せなくても・・・w
というサービス場面も嬉しい限りです。(ヲイ
恋人も友達も出来ないスパイの世界・・・。
冷酷な世界に生きる彼女の決断は自由。
終盤、スパイから足を洗いたい彼女に上層部がすんなり言うことを聞くはずがありません。
ヤクザや忍者の世界のように・・・。

最後のシーンで、この映画の続編があるのでは?
と言う終わり方になっているのが気がかりなり。

しかし、エンディングロールの音楽がラップっていうのもなんだかねぇ・・・。w
もっと、物悲しい音楽にしろよ・・・と、ツッコミ。


ネタバレはこちらのサイト

DVD 『キャトウーマン 特別編』 2004年(アメリカ)

2005年09月19日 | DVD
イントロダクション:

巨大な化粧品会社ヘデア社でグラフィック・デザイナーとして働くペイシェンス・フィリップスは内気で極端に控えめな女性。才能がありながら自分を主張できないばかりに冴えない毎日を送っていた。そんなある日彼女は、ヘデア社が恐ろしい副作用がある老化防止クリームをその事実を隠したまま発売しようとしていることを偶然知ってしまう。その結果、秘密を守ろうとするヘデア社によって殺されてしまうペイシェンス。しかしその瞬間、不思議なことが起こり、彼女は超人的な猫の能力を有した<キャットウーマン>として生まれ変わったのだった。


さすがラジー賞だけある作品でございます。
おみごと!と言うしかありません。
この映画、観終わったら1000円くれてもいいんじゃないですか?(何
ま、冗談ではない・・・はさておき、(ヲイ
シャロン・ストーンはオバチャンになってしまいましたネ。
さみしいですネ。でも美人は変わりませんヨ。
なんだか怪しい化粧品(不老肌?)を塗りまくっている役なんですが、なんと顔が鉄のように硬く(笑)、叩いた本人の手が痛いという(大笑い)肌なんです。
まったくフォローのしようがありません・・・。
今回は悪役がお似合いのシャローン様でございました。
さて、主人公(キャットウーマン)のハリー・ベリーですが、キャットウーマンに変身した時、しぐさ、歩き方・・・これがまた色っぽいんだ。
アメコミ特有の展開で、終わり方もコテコテのアメコミです。

やはり、「はらたいらに10000点!」
と言っていいほど、余裕のラジー賞でございました。

でも、ちょっと面白かった・・・。w

DVD 『ナショナル・トレジャー 』 (2004年/アメリカ)

2005年09月14日 | DVD
イントロダクション:

歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツ。彼は何世代にも渡るゲイツ家の夢を継ぎ、ある伝説の秘宝を追い求めていた。その秘宝ははるか太古の昔より、つねに歴史上の名だたる権力と共に存在してきた。だが1779年、独立戦争の真っ只中のアメリカで忽然と消えてしまう。ベンは、合衆国独立宣言書に署名した最後の生存者がベンの先祖に残した“秘密はシャーロットが握っている”という謎の言葉を唯一の手掛かりに、相棒の天才ハッカー、ライリーとその謎を探る。やがて、それは独立戦争時に消息を絶ったある船の名前と判明するのだが…。


なんかもうアレですよ、物凄く地味な冒険アクション映画でしたヨ。w
ニコラス・ケイジの淡々とした演技が、観ている方にも「ほのぼの感」を与えてくれました。
なんとも言えない味がありますネ、彼の顔は。
さて、ストーリーですが・・・これがまた複雑怪奇なパズル問題を解き明かして行く、「名探偵コナン」もビックリ!の展開。
しまいにゃアータ、レモン汁の「あぶり出し」まで出てくる始末でございます。w
ま、そんなこんなで終盤には「お約束」のハラハラドキドキてんこ盛り~♪
アメリカ映画ファンなら何度も観たようなシーンで構成されていますので、新鮮さはありませんが
結構楽しめる映画でした。

この映画、観ながら「ツッコミ」を入れるトコがたくさんあります。w
でもそれを押さえつつ、気持ちを楽にして観る必要があります。(ヲイ