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七里GGニュースウオッチ6/29⑵:「軍事費は人殺しの予算」発言のポピュリズム糺す共産党政策委員長の辞任

2016-06-29 15:21:34 | 日記

【藤野政策委員長がおわびし、辞任/NHK番組発言で   2016年6月29日 9時38分 しんぶん赤旗
  日本共産党の藤野保史政策委員会責任者は28日、党本部で小池晃書記局長とともに記者会見し、26日のNHKテレビ討論会での発言について、おわびのコメントを発表するとともに、同責任者を辞任することを明らかにしました。
 その内容は次のとおりです。
                  ◇
 NHK討論で、軍事費について、「人を殺すための予算」と述べたことについて、多くの方々から厳しい批判をいただきました。この発言は、わが党の方針と異なる誤った発言であり、結果として自衛隊のみなさんを傷つけるものとなってしまいました。深く反省し、国民のみなさんに心からおわび申し上げます。あわせて選挙をともにたたかっている野党共闘の関係者のみなさん、支持者と党員のみなさんに、多大なご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。
 発言は撤回しましたが、党の方針と異なる発言をしたことは、政策委員会責任者として極めて重大であり、責任をとってこの職を辞したいと考えます。
小池書記局長が政策委員会責任者を代行
 日本共産党中央委員会常任幹部会は28日、藤野保史政策委員会責任者からの申し出を受けて、藤野氏の政策委責任者の任を解き、当面小池晃書記局長が政策委員会責任者を代行することを決めました。】

●「私の不徳の致すところ、舌足らずでした」などの弁解がない辞任の”作風”
(GG:「軍事費について、『人を殺すための予算』」とした藤野政策委員長発言を撤回し、藤野氏は辞任した。あまりに乱暴な発言で、専守防衛の立場から見ても肯定できない発言だ。そしてこの発言の根元にあるのは悪しきポピュリズムがある。
 イージーなポピュリズムは本来民主主義についてまわる傾向だが、同時に意見が大衆化する過程で単純化され本来の意味から離れてしまうことが往々にしてある。本人が舌足らずだったと弁解したとしても、言葉は独り歩きする。また、共産党の国防・自衛観を正しく伝えるのには誤った発言だ。
 共産党中央が政策委員長の発言を重く受け止め、「舌足らずで、本人の意思は別のところにある」などと例えそうであっても弁解を許さなかったことは注目してよい。
 GGが注目するのは「作風」だ。セコイ体質、タカリ体質、シロアリ体質…は自ずと発露する。庶民は小難しい議論は判断がなかなかつかない。印象で判断する。しかし神は細部に宿し給うではないが細部に現れるものだ。それが作風だ。時代の作風は「今だけ、オレだけ、ダマすだけ」かもしれないが、それは弱肉強食を旨とする権力者が庶民を食い物にする考え方だ。庶民にとって百害あって一利なしだ。「清く正しく美しく」とは言わないが、政党は「公平・清廉」が大事だ。もちろん公約も。共産党がイデオロギー政党の域を脱出できないまでも多くの大衆・庶民を引き付けているのは、こういった「清廉」さにあるのだろう。市民の意見・感情を汲んでくれる思いがあるのだろう。
 今回の措置は小池晃書記局長が主導したもののようだが、このような感性は普段、党の内部で机を囲んで議論ばかりしていては生まれてこない。一般大衆と接する中でこそ生まれ育まれるものだ。この感性は今日の政治状況、甘利のタカリを検察が取り上げず、舛添はSEKOIタカリで税金をワタクシした時代状況で、貴重だ。大げさではなくキラリと輝く光を持っている。
 この警察国家・監視国家、生活疲弊国家、戦時体制国家、人権ソッチノケ国家への入り口に時代はある。わかりやすいところで襟を正す姿勢が問われている。安倍はそのように見せる点を、十二分に心得ていて、マスコミ対策におさおさぬかりが無い。これがマスコミの迎合と相俟って支持率を支えている。しかし、大衆にとって生活の困窮や社会保障の劣化は覆いがたいので、安倍の二枚舌三枚舌がやがて抜かれることだろう。自民党に期待することは何も無いが、保守本流はこの矜持を持っているはずだ。他の政党も他山の石とすべきだ。大衆に磨かれ共産党は”純化”している)  


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