【貧困解消へ体制強化/小池氏 児童福祉法の参考人質疑 2016年5月28日 9時37分 しんぶん赤旗
参院厚生労働委員会は26日、児童福祉法改正案について参考人質疑を行いました。
児童虐待問題に取り組む磯谷文明弁護士は意見陳述で、改正案第1条で子どもを権利主体として定めたことを評価。虐待死が疑われる子どもが全国推計で年間350人もいるという調査 を示し、死亡事例の全調査や児童福祉司などの増員・専門性向上を求めました。
東京都八王子児童相談所の辰田雄一所長は、児童虐待の相談が2014年度は約8千件で過去最高だったと指摘。「相談所の体制強化には財源の裏付けが必要だ」として国の支援を訴えました。
質問に立った日本共産党の小池晃議員は、子どもの権利条約の精神を盛り込んだ改正案第1条は「大きな意義がある」と強調したうえで、児童虐待の要因の一つである貧困問題について問いました。辰田氏は「いろんなケアをするが貧困は解決しない。親への支援を並行しないと厳しい状況だ」と述べました。
小池氏は、一時保護所で、対応が異なる被虐待児や非行児童へのケアが混合したり、過密状態になっている問題を質問。辰田氏は、個別のニーズに応えるように、独自の職員配置を行う体制強化を求めました。それに関し全国里親会の木ノ内博道副会長は、家庭的養護の推進とあわせ、施設の小規模化や里親支援を求めました。】
●安倍は松坂牛・鮑・伊勢海老。シングルマザー・身体障碍者・下層老人の切羽詰まった惨状
(GG:1日一人の子供が虐待死している!安倍が何をどのように言い訳しようとも否定できない現状がある。貧困は酷くなりつつあり、シングルマザー家庭や身体障碍者、老人世帯など社会的弱者に襲い掛かってきている。貧困が精神を犯していることに注目しなければならない。テレビやラジオでは「アハハアハハ」と笑い、NHKでは酌婦のような声で女性が媚びた声色で話しているが、1日一人の子供が虐待死している惨状は、松坂牛のシャブシャブ、アワビのステーキ、伊勢海老の刺身を税金で平らげている安倍には分かりようがない。GGもお日様はカネを取らないから有難いーーとしみじみ感謝する時があるが、生活は何でもカネの世の中、貨幣経済が支配してしまった)
●乗り遅れる民進党の尻叩き市民の声と共に進め
【共産たなべ予定候補が市民連合と覚書/参院香川選挙区 生活推薦、社民支持決める
2016年5月28日 9時35分 しんぶん赤旗
参院香川選挙区(改選数1)で27日、戦争法廃止を求める「市民連合@かがわ」(代表=近藤浩二・元香川大学長)と日本共産党の、たなべ健一予定候補(34)が野党統一候補の擁立に向けて覚書に調印しました。
すでに生活の党は推薦、社民党は支持を決定しており、たなべ予定候補は、共産党公認で事実上全国初の野党統一候補となります。
県庁記者クラブで開かれた調印式には、市民連合のメンバーら十数人が参加。(1)安全保障関連法を廃止する(2)立憲主義を回復する(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む)(3)個人の尊厳を擁護する政治を実現する、の3点について、たなべ予定候補が公約とし、市民連合は宣伝普及活動を展開する、ことを確認しました。
調印後、たなべ予定候補と近藤代表らががっちり握手すると、拍手が湧きました。近藤代表は「私たちの目的に合意していただき、大変ありがたい。しかし、まだ一つのステップです。(覚書の)3点を勝ち取る政治状況をつくり上げたい」と決意を述べました。
たなべ予定候補は「本当にうれしい。大きな一歩を踏み出させていただいた」と感謝。その上で、「野党と市民が力を合わせ、『自分の一票で政治が変わるかもしれない』というたたかいにしていく必要がある。みなさんの思いをしっかりと受け止め、引き続き全力で頑張る」と応えました。】
●民進党の遅れは自公の策動か?共産党は比例区での統一候補擁立へ踏み切れ
(GG:民進党が加わっていないところがミソ。民進党の内紛を情勢は待っていない。この方向が民進党の尻を叩き、民進党を野党共闘戦線から分裂させようとする意図を挫く。共産党は統一候補擁立の要石になりその責任を重く受け止め、戦術の錬磨に磨きをかけなければならない。比例区での統一候補擁立に踏み切るべきだ)