ナナシノエイチ(H)の感想と意見

新旧の映画から特撮ヒーローまで、映像中心に、たまに音楽や本のことなど、

観たよ「大魔神カノン」

2010-04-03 20:33:28 | 大魔神カノン


第一話録画分をチェックしての雑感、
内容を万遍なくとはいかず趣味に偏ってるのはご愛敬。


ブジンサマってのがかつての大魔神に相当するとのことだが、
その昔、夏休みの子供向けTV放映映画枠かなんかで観たおぼろげな記憶では、
全身甲冑でがちっと固めてたイメージだったのが、
こちらは、兜と袖部分の武具以外は、縄をぐるぐる腰蓑風に巻いただけで
あとはほぼ素っ裸なんですな、
美術装飾にかける予算ケチった?まさか、ねえ、なんてことを思い巡らせながらも、
それ以上のこだわりを特に感じず行き過ぎようとして、ハタと気づいた、
おっと、ブジンサマの中の人って伊藤慎さんではなかったか、
肉体勝負の役者魂、ここにあり
(演技のためならがんがん脱ぐぜ!ケツだって見せるぜ!)
だなと感心したのは、しかしまだ序の口だった、

逃げるイパダダを追ってきたサワモリが
格闘の途中で瞬時に本来のオンバケ姿に変身するんだが、
頭部のみが従来の特撮ヒーローっぽいメット仕様で、首から下はスーツなし、
両肩と二の腕が補強されてる他はほぼ普通に人間体してるのが
今までにない見た目で珍しい上に、
ブジンサマ同様に素肌モロ出しなのである、もしかして
こちらも伊藤さん、だったりするのか、(※どうやらそうらしい)

逞しい首が、鍛えてます!な背中と肩甲骨が、引き締まった胸から腹のラインが、
そしてあって当たり前なのに、不意をつかれた形で思わず注視してしまった「へそ」(!)まで、
ばっちり見えちゃってるのが、今までになく新鮮であった、
一応、肌は朱色に塗って妖怪(お化け)らしさを醸してるみたいなんだが、
朱色って、これはまさに鬼、響鬼紅の形態を連想させる色ではないか、とまたニヤリ。

殴る蹴るの取っ組み合い喧嘩アクションが妙にリアルに感じられるのも、
スーツ仕様じゃない見た目に因るところ大だろう、加えて
アクションの途中から劇判がぱたっと途切れるのも効果的だと思った。

サワモリ@オンバケ姿、がイパダダをフェンスに追い詰めての
蹴り蹴り蹴り!の容赦ない連続キックを見てると、どっちが悪役かと
一瞬混乱してしまうほど生々しく感じる暴力描写、だがそれがいい、
いい目の付けどころだと思う。
イパダダが咄嗟に手近にあった消化器を武器に使ったりなど、この辺のアクション
(立体駐車場の上階から一気に地上に飛び降りたシーンは迫力あった)
は今回の一番の見どころだった。

そうは云ってもなにせ高寺Pのこと、
アクション地味目&スローモーな滑り出し、はもはやお約束だと覚悟するべし、
従来の特撮「らしい」派手でスピーディーな展開を期待すると肩透かしを食らうので注意だ、
ハートフルなファンタジーに特撮要素が加味された作品、くらいに構えていれば
無駄にイラつくこともなかろうよ。

冒頭のショットを一目見て、いよいよ高寺Pが特撮界の宮崎駿に見えてきたのが困りもの。
あえて云えば
トットロートットロー♪やポーニョポニョポニョ♪(苦笑)の基本ファンシーな世界に、
急にバイオレンスが切り込んでくる、みたいな作風は似てるかと思う。
あとはやたらな自然志向や抹香臭さとか。あらら結構被ってんな。汗

初回ということもあってか、ナレーションやら主人公カノンの独白台詞やらの
言葉の説明に頼る割合が多い気はしたものの、
カノンの元カレの子の自己中な性格付けなど、映像で示そう(語ろう)とする工夫は
以前同様に貫かれていて、そこは良かった、

そうそう、目の醒めるケバいオレンジ色が周囲から浮きまくってるコスプレねーちゃん
イケチヨ役の長澤奈央さんて、どっかで見たなと思ってたら
そうか、Wに未熟なマジシャン役でゲスト出演してたあの子だったか、
印象ぜんぜん違うんでパッと見分からんかった、
トラックの窓にもたれて身をよじった彼女を、背後から捉えた時のチラ見えサービスショットに、
すかさず一時停止ボタンを押すのは当然の成り行きってもんだな、うむ。

そんな明らかにお色気担当なイケチヨと向かい合った席でラーメンをすするシーンで、
彼女のこれみよがしな胸の谷間に目もくれず、和やかに話に興じるタイヘイ君、
大丈夫か君は、
それともヒトでないオンバケだから、エロに興味なしとでも。
おいおい、冗談はよし子さんだよ(って幾つなんだアンタ)
とにかくイケチヨ姐さんに関しては、今後も「一層の」サービス向上を期待してるぞ。

清純素朴なカワイイ系のカノンちゃんは、
全くロリ趣味の欠片も持ち合わせない私なんぞには語る資格なしだろう、
しかしタイヘイといい、徹底して清潔感あふれるキャラとして固定されるのは
ちょっと心配ではある、
まあなんのかんの云っても初回だし、早急に結論出すこともあるまい、
こちらも今後の(キャラの)作り込みに期待しよう。














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