ナナシノエイチ(H)の感想と意見

新旧の映画から特撮ヒーローまで、映像中心に、たまに音楽や本のことなど、

仮面ライダーオーズ/ふたりのアンクの巻

2011-04-10 21:25:59 | SHT(ゴセイ&W以降~)


第29話「姉と博士とアンクの真実」

監督:田崎竜太、脚本:小林靖子

※本日の一服曲:「Time judged all」 火野映司×アンク(C.V.渡部秀・三浦涼介) 


◆全編通して空の青が印象的だった今回、一片の雲もない快晴の空に加えて、アバンにおける地平線のあたりが
ほの赤く染まった夜明け前のブルーに、一等星や月の白さが映えるショット
(そこにはビルの屋上にて遠くに視線を投げつつもの思うアンクの姿がある)の抒情性に目を引かれた、 
その後の昇ったばかりの眩しい光を放つ旭日と、アンクがおのれの探してる分身を掴まえんと空中に伸ばした腕を、
アングルを工夫することで交差させたショットもなかなか、

◆いつぞやの高岩オーズ以来のアンク(の代役スタント)による高所からの飛び降りアクション、 
いくら映像の仕上げ段階で消されたに違いないマット等が下に敷かれていたとしても、あの高さからの飛び降りは
さすがプロだと云う他ないな、一般人なら(マットあっても)脚折るよね間違いなく、

◆バトル時のお気に入りショット、その1は新登場したもう一人のアンクとタジャドル変態したオーズが
ともに自慢の羽を競うように大きく広げて威嚇しつつ対峙するのが、まるでクジャクの雄同士の優劣を決める争いのようで面白かった、
その2は日の当たって明るい奥の景色にくっきり影となって浮かび上がった、バースとパンダシャチヤミーの
暗いトンネル内でのバトル、かな、
影絵のように見せる工夫が効いていて、こちらも面白いショットだと思ったな、

◆ところで明け方の開け放った窓にひらひらと舞い降りてきたのを、映司がつまみ上げてた白い羽根は
赤い羽根へと連想を繋げるための単なる前フリなのか少々気になる、
偶然にしては出来過ぎのようにも思えるが、
(なーんてベタな演出ってだけかもしれん、それはそれでトホホではあるが)
赤い羽根の先っちょがくるくるカールしてたのを見逃さなかったぜー、
きっと、やーい赤い羽根募金かよーダサダサーw、などと揶揄されるのを未然に防ぎたかったのだろうと推測、
こっちも小道具さん乙!だな、

◆キヨちゃん(てんだねDr真木の持ってるあの人形)の後頭部の脳手術の痕みたいな切れ目、あれ何だ?
前からあったっけあんなキズ(キズっていうかなんていうか)、妙に不気味で気になるんだけど、

◆パンダシャチヤミー、伊達ちゃん曰くの、ちょっと可愛いから油断した、にジェイデッカーの巨大パンダエピを
思い出した、 あっちもかなり見た目キモかったのに劇中では「カワイイ」と持て囃されてた点も似てるっちゃ似てる、
しかしその前の、抱きつき白ヤミー(の中のヒト)の役得っぷりに関心がいく野次馬根性をどうしたもんか、
スーツのお陰できまりの悪さはずいぶん軽減されているはずで、しかもギュー!でふわふわー(ジャンかよ!)とくれば、
裏山~と続くのがだが偽らざる本音というものだろう、(何を開き直って主張してるやら)
ところでパンシャチ、バースを吹っ飛ばした時のため息ともつかぬ「あーあ」って何だよあーあって、
あとからじわじわきて困ってんだろ今w

◆さて、予告でのアンクによる「オーズの力を使い過ぎて暴走した・・・」の云わんとするところが、オーズの力を
使い続ければそのうちグリードに取り込まれ身体を乗っ取られてしまう、だったら、映司がオーズに変身し続けることの
ヤバさにも一応説得力はあるが、さて、アンクは猛獣使いならぬオーズ使いwで、800年前は失敗したと云ってんのか、
それともアンク自身が、いやまさかねえ、といいつつ意外な事実ってやつを期待してたり、

◆それとDr真木は鴻上会長への、引いては鴻上ファウンデーションへの復讐目的で近づいたんじゃないかと
今回の描写でふと感じたんだが、どうだろ、思い過ごしかなー、